すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【U-24東京五輪】三笘と相馬の左SH争いはどうなる?

2021-06-09 05:15:50 | サッカー日本代表
相馬は守備も得意だ

 U-24日本代表で三笘薫と相馬勇紀の「左SH争い」が話題になっているが、実際、どうなんだろうか?

「スターシステム」が大好きな(というかそれで儲けようとする)マスコミはしきりに「三笘」、「三笘」の大合唱だが、私の見立ては真逆である。

 まず相馬はSBができる。(経験がある)

 ゆえに例えば原口がやっているような、敵の攻撃を受けたらプレスバックしサイドを激しく上下動してSBのカバーをするようなプレーが、相馬はできる。

「第二のSB」として機能する。

 格上と戦う東京五輪で、こうした守備的な貢献ができる点は大きな魅力だ。

 そして彼はインテンシティが高く、競り合いの強さがあるのも特徴である。

 一方、ドリブルはどうか?

 相馬のドリブルは三笘と違い、緩急をつけて「緩」のときにグッと前へ出て敵の態勢を崩させ、「急」に転じて一気に抜き去る。

 うねるような大きなリズムをもつダイナミックなドリブルだ。

三笘のドリブルは海外の一流に通用するか?

 一方、まず三笘は守備の意識が低い。

 またインテンシティも低く、カラダを入れる激しい競り合いになると弱い。

 早い話、三笘のウリは「ドリブルが速い」というだけだ。

 だが三笘のような足元で細かくコネるドリブルは、低レベルな日本でこそ無双できても海外では高度な組織守備の餌食になりやすい。

 現に彼のドリブルはあのU-24アルゼンチン戦でまったく通用しなかった。

 かつ、3流クラスのガーナ相手でも抜けなかった。

 ならば果たしてオリンピックで戦うような、海外の一流に通用するのか? という疑問が残る。

 もし通用しなかったら?

 三笘からドリブルを取ったらタダの人である。

 結論としてドリブルの汎用性とインテンシティの高さ、守備での貢献を考えれば「相馬一択」のような気がするのだが。

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