工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

2018年の赤沢

2018-04-30 07:35:44 | 日記


28日から運行が始まった赤沢森林鉄道
早速行ってきました。

・・・毎年3回くらい行ってるんですがねw



林鉄のりばの前には待合室として当時のB客が置かれていて車内も観察可です。
(待合室なんだから当たり前だ)





バックヤードに置かれているカブースと木製運材台車
・・・タンクは鋼製の台車でしたので、これはタダ載せてあるものと思われます。
年々ボロくなっていきますがハテ?
そうは言っても丸山渡にある車両群よりは程度は良いです。



乗り場に併設の記念館
貴重な車両や資料が展示されています。
毎年ちょっとづつ展示内容が変わっていたりして毎回発見があります。



庫内にはモーターカーや大型のDLなどが美しい状態で展示されています。



屋外展示場のヌシのポールドウィン
朝10時ごろの空いた時間に訪問した所、横で現役のDL「AFT01」がアイドリングしていました。
普段は2両のうち1両が使用され、もう1両はお休みなのですが・・・

何かあるかもと思っていたところ、客車列車に続行して単機で試運転?に出発!
追いかけて、帰りの単機を撮影しました。








丸山渡に置いてある客車
丸山渡停車場の看板は、去年はもうちょっと味のある当時風の物だったような気がするのですが、更新されてしまいました。



16番のペーパー工作

2018-04-28 20:25:20 | 今日の製作所


いよいよ連休?
4月はあっという間でした…





TMS633号の記事に載っている記事を元に紙工作を進めています。
上田丸子の最初の電車、モハ3130(3330)です。
16番のペーパー自作電車の3作目になります。
・・・工作開始は昨年10月(汗
小林信夫氏の記事の通り、図面のコピーと厚紙がベース。
厚紙にはお菓子の空き箱を利用しました。



いつもいさみやの工作用紙を使うので、紙質がどうかな?と不安だったのですが切り心地は悪くナシ。
ラッカースプレー(余っているクリア)を紙全体に吹いて(のちの糊とする目的です)乾いたら図面をテープで固定。
デザインナイフでサクサク切っていきます。



図面のコピーは端をテープで固定するだけなので切り出せば自然に外れます。
全部切り出すとこんな感じ。
木造車の腰板の短冊はボールペンでなぞって表現しましたが、ちょっと溝が太過ぎたみたいです・・・

妻板の窓枠になる内板は折り曲げて表現しますが、そのまま折り曲げると窓の細い部分が上手く曲がらないので、この部分だけカッターで切っておくとキレイになります。





そして立体に
全体にラッカースプレーを吹いているので、紙の接着はプラモデル用の流し込み接着剤を使用します。
骨組みには2ミリの角棒を使用し、これは木工ボンドで固定。
最後にアロンアルファを染み込ませるようにして補強しています。



屋根には市販の屋根板を
のぞみ工房の「ほぼピッタリ屋根板B」です。
・・・当然ピッタリにはならず、幅を3ミリほど詰めましたw



長さを揃え、幅を詰めて整形後に車体と合体
少し削りすぎたようで、端部の幅がちょっと合わず…汗
車体を傷つけるリスクはありますが、削る作業は車体に固定した後でやるのが良いかもしれません。
(前作はそうした)


つづきます

草むらのヒーロー

2018-04-24 06:41:15 | 草ヒロ


めちゃめちゃ久しぶりの草ヒロカテゴリです。
・・・しかも今まで見た中で最古のクルマと思います。
昭和10年代、もしかしたら代燃車(薪バス)だった可能性もあります。



県内某所にて特徴的なオデコの茶色い物体を発見(笑
・・・3枚窓のオデコはマニアなら直感的に「いやヤベーなおい」ってなりますよw
後日あわてて見に行きました。





そこにあったのは全体が錆色になったバス
しかも今まで見たことのない「バス窓」以前の世代
特徴となるはずのボンネット部分が失われているので、メーカー等は不明ですが、木材併用で組立てられる構造から、昭和20年代以前の製造であることは間違いなさそうです。

塗装はほぼ剥がれていて良く分かりませんが辛うじて地元バス会社の文字が読み取れ、全体を見れば青とピンクの「あぁ、あの色か」というその会社の旧塗装だったのが何となく分かりますw

後ろに大きな開口部があり「特装車か?」と思ったのですが、加工がだいぶ雑(汗)なので納屋化後にアレンジされたもののような気がします。





車内もほぼ朽ちていますが、鋼体に木材を使って組立てられているのが分かります。



屋根中央部はキャンバストップだったようで既に一部の木材を残して朽果て、車内から生えた木の棚になっています・・・
夏は葉に覆われて見事に隠れそうですw



幕板部には水切り目的なのか、プレス加工がなされてスリット状になっています。
・・・これはかなりの特徴と思われ、他所から教えて頂いたところによると、戦前のニッサン90型が近いとのこと。

http://www.keio-bus.com/library/42-49.html

確かにこのプレス模様が写真の個体にもあり、またセミキャブオーバのため前輪のタイヤハウスがだいぶ客室に食い込んでいるのも共通しています。





恐らく現役引退から半世紀以上、もしかしたら60年位この地で過ごしているのかも。
静かに土に還りつつありました。



アルナインの古典電車

2018-04-20 06:44:39 | 今日の製作所


久しぶり?の模型記事




・・・さて、在庫消化の名の下に引っ張り出されてきたアルナインの路面電車
新発売で買って作り始めたので5年位経つのでしょうか…汗
トレーラーにして秋葉線みたいな事をしたかった記憶がありますが、私のイメージよりモデルが古すぎて途中で飽きちゃったんだったと思います。
ということで、普通に完成させます(笑



電車にするための部品を捜索
ポールと救助網は近鉄デボ1から流用する事としました。
・・・近鉄も改造しだして完成していない・・・w


今回救助網についてちょっと調べたのですが、各社色々な形状の物を採用していて面白いです。
ちなみにホントに古い物は運転手がペダルを踏むと網が落ちて障害物を拾うようになっていたり、尾灯のように終点で前後付け替えたりしていたとの事。



明治村にて。
・・・これを付ければ自殺防止になるのでは?というのは現代の電車のスピードではとても無理なハナシですね(笑




模型の方はパパッと塗装。
広島電鉄の旧塗装が好きなので、グレーと紺のツートン。窓枠はニス仕上げ風に茶色を筆塗りしました。





せっかくオープンデッキで目立つので、付属パーツのマスコンとブレーキにプラ板を貼付けて整形、厚みを表現。
ジオコレの「昭和の人々A」より運転士と車掌を乗せました。
・・・電車に対してちょっと小ぶりです。





という訳で、いつも通り仕上げが駆け足(汗)の明治な路面電車が完成!
昭和10年頃、そろそろ老朽化してきたけどツートンカラーに塗り替えられまだまだ現役の創業時の電車、という感じでしょうかね?

善光寺道を行く4

2018-04-14 19:50:07 | 旅行


天気が良かったので善光寺街道の旅を再開しました。

スタートは前回終点となった聖高原駅
今回は歩きたかったので自転車はナシ!
・・・主に下りなので自転車ならあっという間と思いますが…汗





駅から街道への道にある青看
古い様式(3世代くらい前?)を見つけると盛り上がります。



麻績の宿場を出ると突然道がメチャ狭w
ザ・赤線という感じのあぜ道ですが、案内木があるので迷いません。
・・・たぶん分かっている一番古い道を案内していると思われ、馬が辛うじて通れるような規格です。





麻績村は標高が高く、桜が丁度満開。
左上には現国道があり、旧街道は土手の下を進みます。



沿道には下伊那ではあまり見ない土壁の民家がとても多く、やはり信州の多様性・地域性を感じます。



・・・引っ越してこんな住所だったらちょっとワクワクしませんか??







中信と北信の境、麻績村と千曲市の境に位置する聖湖
・・・まぁ、ため池ですw
同時に猿ヶ馬場峠・・・もうあとはひたすら下りです





途中にあった一里塚
こうして塚として残っているのはちょっと珍しいです。



篠ノ井線を渡ると稲荷山の街並み





古い商家が多く残っており、天気が良い時に改めてグルグル回ってみたいなと思います。

・・・風が出てきて曇って来たので本日はこれで終わり。



16キロほどのお散歩でした。