工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

100円ショップの水性塗料を使ってみた話

2022-08-21 18:53:29 | 今日の製作所


最近プラモの世界では水性塗料が流行り
・・・もうだいぶ前からですが・・・
有害性が低くニオイも少ないので室内で気軽に出来るのが魅力ですよね。
試してみたいと思っているのですが、、、
ファレ〇など1色ごとはそれほどの値段ではないのですが、複数色揃えるとなるとそれなりの投資になります。既に大量のラッカー塗料を持っている自分としては「そこまでする程ではないかなぁ」と躊躇してしまいまったのでした。

でも私が作ってる模型はプラスチックだけじゃない訳で、紙なら「プラ用」塗料である必要は全然ない訳です。
という事で、紙製のストラクチャーに100均の水性塗料を使うことにより、水性塗料を体験してみました。



試してみるのはボール紙で作った猫屋線を入れるために作った車庫。
ボール紙と木の角棒で作ったモックアップみたいなものです。
結構丈夫で雰囲気も良く出来たので、壊すのが惜しくて何年も置いてあるものです。
・・・試すには丁度いい素材です。



でもその前に、ちょっと高さが低かったので同じボール紙で嵩上げ。
基礎?謎の構造ですがまぁ目を瞑りますw
それから屋根の棟部分、1mmボール紙を突き合せたまま隙間が目立つので、茶封筒をカットして貼りました。
・・・透過するとかっこ悪いので念のため色は揃えておきました。



使ったのはセリアのニスとダイソーの赤色
・・・ホントはセリアの赤を使いたかったのですが在庫なし。
どこの店舗も白と緑しかなかったので、絶版?
あとは同じくセリアの筆と、水溶き用のワンカップ、コンビニアイスコーヒーの容器ですw
・・・水を入れておくのは重いビンの方が倒しにくくおススメです。



まずはニスから
つや消しと書いてあったのですがやはりニスなのでテカリます。
メープルはかなり明るい色で、ウォールナットはほぼ黒です。
黒にしたかったトタン部はウォールナットで、木の部分はメープルの上からウォールナットを一回塗っています。筆塗りなのでムラムラですが、まぁ味という事で(汗
ニスだけあって乾燥すると結構硬くなり強度が出ます。

続いて屋根
「ブリックレッド」蓋の色ですでに嫌な予感がしていたのですが、結構ピンクです。口紅みたいなw
・・・ちなみに蓋を開封するときに跳ねて服に付着し、最悪ですw
セリアもダイソーも、内フタを剥がして開ける形式ですが
「プシュ」
っとなるので要注意です。缶ビールだけで十分です。

ピンク過ぎるので、ニスのメープルを混ぜて塗りました。
特に問題なく混ざりました。いい雰囲気の赤茶色になりました。
ちなみにこちらはちゃんとつや消しになるようです。
・・・ニスを混ぜたので光沢になりましたが。

乾燥後、流石にテカテカ過ぎるのでウェザリングを施工
基礎部分はクレオスのMrウェザリングカラーのマルチグレーを筆塗り
その他にグレイッシュブラウンとステインブラウンをエアブラシで吹いて汚しました。
トタンは土地色をドライブラシして錆させています。
最後にトップコートつや消しを全体にかけて完成です。



・・・後半は思いっきり従来の塗料を使っていますw
だって色数が少ないんだもん。不満の点はこれに尽きます。
パステル系の淡い色を中心にラインナップがありますが、混ぜて使えるような色じゃないんですよね・・・
まぁ仕方ないですかね。
室内で筆でぺたぺた塗るには十分だと思います。
プラにも塗れるようですが試してません。
ダイソーにはプライマーなるものも売られていたので、試してみたいものです。



元々バッと作った物なので緻密さはありませんが、まぁまぁな雰囲気になりました。
ジオラマ全体にこのレベルで作ればいい感じになりそうなです。

PULMのキハ20をつくる

2022-08-07 19:13:09 | 今日の製作所


かな~り間が開いてしまいましたが、生きています。
色々仕掛が増えすぎて、迷走中ですw

さて、久しぶりの新製品レビュー?になります。
長野県が誇るプラモメーカーPULMからキハ20が発売になりました。
小湊はまぁ様子見と、他の人も作るだろうしと見送ったのですが、キハ20は汎用性が高いし入手してみました。



デカい箱w
2両購入したのでこの倍あります。

ボディーは成型色が首都圏色になっており、屋根はグレー、床下はグレーと黒なので一応無塗装で組み立てることもできます。
まぁそうは言ってもせっかくなので塗装しました。





1両はファルベの缶スプレーで首都圏色に、1両はGM4番とクレオスのシャインレッドで一般色にしています。
・・・一般色はマスキング結構大変ですが、何とか成功。
ヘッドライト周りはグレーの上にオレンジを塗るとどうしても色調が変わるため、クリームを吹いてからオレンジを吹いています。
屋根もグレー濃淡でそれっぽく。


改めて箱の中身を見てみると、やはりプラモデルの構文で全体が作られているのを感じました。
鉄道模型ではほぼ見えない&機構上省略される床下機器ですが、このキットはカーモデルのエンジンルーム並みのディテール・分割です。



・・・普通の鉄道模型作ってる人間からすると正直ゲンナリするパーツ数w

それからジャンパ栓~ホースも一体のプラですが、鉄道模型ならホースは別素材になると思います。



一般色は組み立て中にホースが折れてしまったので、潔くカットしましたw
説明書だと最後に取り付けることになってるんですけどね。
正直完成後も触ってるうちに折れる気がします。

そういう感じで伝統的な16番モデラーからするとちょっと違和感を感じる所もあります。
網棚とか細かい床下機器とかよりも座席を付属してくれよとかも・・・
実際、純粋にプラモデルとして作るユーザーはどのくらいいるのでしょう?

まぁともかく工作派にとってはかなり楽しめるキットなので、続きが楽しみです。
(つづく)