工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

小田急デユニ1000をつくる その2 (完成)

2016-09-25 20:31:04 | 今日の製作所



前回のつづき
下回りを作ります。



車体から採寸して市販の床板をカット。
前面のカーブはヤスリでそれなりに・・・笑
車体を頑丈に作っておくと寸法を当たりやすいので便利です。
台車は日光のボールドウィンタイプ、カプラーはケーディーの5番を使用しました。





床板の固定にはジャンク品から取り出したこの部材を。
これで車体裾の角材と床板を挟んで固定します。



ベンチレータはエコーのガーランド型
T型を持っていなかったので、縦割りにして使いますw
レザーソーで筋を入れ、カッターを金槌で打ち込むようにして分割しました。
切断面がかなりキレイなので、そのままプラ板を当てて整形してやれば使えます。



床下は日光のパーツを適当に見繕ってきました。
・・・工作はこれでOK
元々「目指せロコモデル」なので手すり類は一切省略。
箱型テールライトもパーツがないのでプラ角材を整形してオシマイという仕上げですw
手すりが曲がったり塗装が剥げたりすると悲しいので今回はこんな感じですが、ここからディテールに拘っていくのも大いにアリでしょう!
・・・実車の写真がほとんど無かったという事情もありますw

いよいよ塗装



〒マークは写真を見ると国鉄のものとはかなり違う縦長?に近いもので、インレタなど無いと判断し塗装にて表現。
赤→白→車体色
と塗っていきました。
Nでは不可能でしょうけど、このサイズならわりと上手くできました。



車内の細工は特にありませんが、流石にと運転台仕切りだけは取り付けています。
これはなかなか効果大なのでおススメです。





「郵便」「荷物」はHO用の物は持っていないので…GMの古い大きな字のインレタを使用しました。
Nに大きくHOに小さし・・・という具合ですが、まぁまぁかなと(汗
格子窓は塩ビに裏からPカッターで筋を入れる方法で表現しています。




という具合で16.5ミリの2作目が完成。
「極力手持ち品で作る」
結局購入したのは台車とヘッドライト、それにジャンク品のパンタ。まぁ許容範囲でしょうか・・・
「目指せロコモデル」
デザインナイフで窓を抜いているので、カドはそれを超えた気がします。

皆さんもペーパー自作いかがでしょうか?
・・・とは云うものの、3DCADやら紙でもレーザーカットの時代に、イチから切り抜いていくという作業はなかなか取っ掛かりにくいと思います。それこそ何年もかけて水平垂直にカッターを使いこなせるようになっても、レーザーカットなら当たり前のように厚紙も美しくカットしてくれますから。
その作業や時間を楽しむとか、何かしらの目標(意地でも手持ちの物を使う)なんかが無ければ挑戦しようという事にもならないのかもしれません。

小田急デユニ1000をつくる その1

2016-09-15 20:49:36 | 今日の製作所
16.5ミリの車両は増やすまいと思っていたのですが、ここへきてボツボツと・・・



8月初旬、ほろ酔いで過去の雑誌をパラパラめくっていて目についた記事・・・
TMSの680号、小林信夫氏の「小田急デユニ1000を近代化する」に載っていた図面を使用して製作を始めてしまいました(汗
この記事はタイトルの通りアレンジ作例なのですが、寸法はオリジナルのままなので原型も製作可能。
1両でOKだしこれならと思い、いさみやの工作用紙にケガきました。
今回の目標は「昔ながらの工法?で、極力手持ち品を使う」という、まぁ要は安く仕上げようというモノですw



デザインナイフでカットし、1000番のサフを吹いた後に流し込みセメントで接着します。
方眼があるといろいろ楽なので表面にはサフを吹かないように。



外板+内板(上窓枠)+内板(下窓枠)+荷物扉という4枚構成で相当頑丈になりました。
この車両の特徴?であるリベットは裁縫用のルレットで凹表現ですが再現。
・・・安いルレットなので歯車が振れて曲がってしまいましたorz
きちんとした道具を使えばキレイに出来ると思います。





続いて箱にします。
16番のペーパー車両を作るのは2回目で、先輩諸氏がどのような組み方をしているのか実はよく知らないwのでこれは我流になります。
2ミリの角棒を写真のように組んで枠にしました。
※枕木方向の上下の棒を支える「つっかえ棒」を付けていますが、これが原因で将来的に側面が反ってしまうかもしれませんので参考にされる場合はその辺も考慮してみてください。
接着は木工ボンド+アロンアルファです。



木枠で幅員が決まりますから、前面はそれに合わせて丸めます。
ここまで組めば相当頑丈。ちょっとやそっとで壊れそうにないです。



ウインドヘッダーとドアの取手にはランナー伸ばし棒を採用してみました。
・・・ウインドヘッダーは中々いいと思います。



屋根は木製。
蒲鉾型に整形してあるものの幅と長さを詰め、おでこを整形して使用します。
整形したら溶きパテを全体に塗り、さらに500番のサフを塗って表面を整形してから車体と合体。



屋根をやはりボンドと瞬着で接着したら、また1000番のサフを吹いて整形。
・・・500番のサフは車体に塗ってしまうと、扉など細かい部分をヤスるのが大変なので、なるべく避けたいです。
屋根のバンド?はプラ帯、パンタグラフは中古で安かった物が良い大きさなので使おうと思います。


(つづく)

廃バス利用の建物

2016-09-10 19:50:53 | 今日の製作所


まだまだ暑いのですが、伊那谷はひっそりと秋の気配がしています。

さて、最近特に書くことがないwので、昔の写真をご紹介。



多摩地区某所の河原沿いにあった地区の集会所です。
・・・ゴミ箱が猛烈に懐かしいですw
重い蓋を開けてゴミを捨てたり、中にドブネズミが入っていたり・・・
収集車がクレーンで吊上げて底を開けてドサッと回収していたのが印象的でした。

まぁ、そんなことはどうでもよくて





この集会所は廃バスを利用したものでした。
フロント部分が小さい建物(出入口と水回り?)に取り込まれていて形式などは不明です。
たしか、いすゞだったと思います。

建物と同色に塗られ、一体化したバス。

バスコレなどからの改造題材のご紹介でした。