アールクラフトさんの運材台車を作っていたところ
「木曽のB型客車てどのくらいの大きさなのかな?」
とふと思いまして・・・
今まで何度も見てるんですけどね。
折角なので見に行こうかなと・・・
下伊那には遠山林鉄の客車(同じくB型客車)が2両あるのですが、
・梨元のは朽ち果てた物を復元したもの←どの程度忠実なのか不明
・しらびそ高原のは本物のようだがしらびそへの道は冬季閉鎖
という訳で本家木曽谷を訪ねることに。
といっても、冬季に誰でも見ることができるB型客車って長野県内にあまりないんですよね(笑
ネットで奈良井駅近くにあるという事で権兵衛を越えて一直線!
奈良井宿は穏やかな天気でしたが、時折強めに吹く風で前日の雪が飛ばされて視界がかすみます・・・
林鉄の車両は駅の裏手、観光案内所駐車場の脇に展示されていました。
5トン?DLを先頭に客車と運材台車が置かれています。
・・・まぁ当たり前ですが足元は雪で見えません(笑
このようにボロボロの状態ですが、ここに展示されたのは2013年だそうで、それまではブルーシートを被って線路脇に置いてあったそうです。
(まったく見えませんが)線路はキレイに整備したようなので、これから整備するのでしょうかね?
このままでは危ない気がします。
目的のB型客車はこんな感じ。
どのような経過を辿ったのかわかりませんが、ひょっとすると現役時代のそのままの塗装なのかもしれません。
とすればかなり貴重?
腰板が横木の「助六」タイプです。
助六谷で使われてたから助六なんでしょうか?詳しく知りません。
「安全」の下あたり、どてっぱらに明瞭な補修跡があります。
車内には立ち入れませんがかなり良好な状態で残されています。
奈良井宿はシーズンオフ、加えて天気も良くない予報だったので観光客はほとんど無く、じっくり観察できました。
知りたかった「大きさ」ですが、
全長:4560ミリ
全幅:1850ミリ
全高:2250ミリ (車体部分)
でした。いくつか数値がオカシイですが参考にどうぞ(笑
まぁ、ネットを見ると精巧な図面が載ってたりするんですけどね。
精巧なキットもいくつかのメーカーから発売されていますし特に必要ないと言えば無いし・・・
ためしにキットの運材台車に付いている連結棒を使うと、両台車間隔が殆ど同じになりますので、単純にこれをベースに設計されたと考えていいと思います。
実物もそんな感じになっています。
暖かくなったら他のもいろいろ見てみたいものです。
とりあえずあの大きな湘南顔のDLをじっくり観察できるところを探さねば。