工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

小ネタ

2015-10-31 20:42:59 | 今日の製作所


秋も深まります。

・・・工作の紹介は久しぶりですが。



現在キッチンさんの江ノ電801と銚子201を製作中です。
久しぶりのハンダ付けですが、あまり特筆すべきことなしw


そんな工作から一部抜粋



銚子201の動力には鉄コレ14m級を採用。
これは幅が狭いので路面電車的な幅の車両にも使えて便利です。
今回は大きく空いたスペースはプラ板を3枚重ね、真ん中をトラス棒を挟むスペースにしました。




江ノ電801はモデモの玉電(世田谷線)80の部品を多用して製作しています。
パンタも玉電流用・・・なのでGM用の穴は使えず、新たに穴を開けなおしています。
その際に余計な真ん中の穴を隠すのと、雰囲気作りに枕木方向にプラ材を渡して台座を作りました。



1.2ミリ程度の棒にφ1ミリの穴を開けます・・・


・・・ムリですw
ピンバイスを回すと簡単に千切れてしまってなかなか上手くいかない。


こんな時は先に穴を開けましょう!





こうすれば簡単。
・・・ご存知の方は「当たり前だろ!」という感じでしょうけど。
こういう機会があったら試してみてください。




そんなわけで塗装まちの3両です。

クラフトロボを使ってみた

2015-10-25 16:09:09 | 今日の製作所


いよいよ秋本番
・・・なのですがどうにも調子が・・・みなさん季節の変わり目は気を付けましょう(汗


さて、そんな具合なので家でゆっくりと



先日、以前から気になっていたCraftROBO(グラフテック製)を入手し、とりあえず動作させてみました。
これは自分で描いたとおりに紙などをカットしてくれる優れモノです。
・・・3Dプリンタが流行っている中で何を今更・・・と云う感じもしますけどね(笑



これを使って既に鉄道模型を作られている方もたくさんいて「台紙使うと色々アレ」という情報を頂いたのですが、今回は初めてだったので説明書に従って台紙に紙を貼りつけて切り出します。
使用する紙は「いさみや」さんの0.3ミリの工作用紙です。


データはCADデータの.dxfを使用できるとの事だったので、以前作製したデータをとりあえず読み込み・・・



うまく表示できない!と思ったのですが、



縮小していくと印刷範囲外にデータを確認できましたw
・・・スクロール機能が無いと使いにくいですね。

※.dxfファイルでもちょっと古い形式でないと表示できません。
※現在発売中の後継機種では変わっているかもしれません。

範囲内に収めて早速出力!


思ったより高速で刃が動いてカットが進みます。
文明の利器!!w



完了後、台紙を剥がした状態。やはり台紙の粘着力が強すぎて紙が丸まってしまいました。
だいたい切れていますが貫通せずに残っています。
・・・データミスで2回刃が通った窓は貫通して抜けたようです。



後からデザインナイフでなぞって窓を抜いた状態。
初めから手で切り抜いた場合に比べると若干角が甘いです。
・・・まぁ気になるレベルではありませんが



ちなみにデータは以前作製したこいつのアレンジです。

終点のバス車庫(平栗バス車庫)

2015-10-12 19:28:23 | 日記


稲架に干された稲も脱穀が着々と進んでいます・・・


先日東京への道すがら、甲州街道沿いの旧郵便局と思しき建物が取り壊されて更地になっているのに気付きました・・・
・・・東京まで下道かよ!というツッコミはナシでw
古い建物は見かけたら記録。とても重要です。




そんな訳で今日は飯田市上久堅にある平栗車庫を紹介。
一日一往復しかないバス!という事でテレビに取り上げられたこともある(らしい)、市民バス久堅線の終点にあります。

かつてのバスと云えば、朝に辺縁の集落から街に出るお客さんを満載し、夕方になれば彼らをまた乗せて帰っていく、そういう形態が定番だったようです。
そこで終点には必ずと言っていいほど簡素な車庫が設けられていたようです。
・・・そんなバス全盛期を彷彿とさせる車庫です。



平栗の集落の外れ、県道に直角に位置しています。
向かいにバス停、ちょっと先に転回所がありました。



車庫全景。
「車庫」というより掘立小屋wです。
木造の小屋をトタンで囲っていますが所々剥がれています。
側面にはつっかえ棒が。でも2本目は折れています(笑
所々破れた窓がありますが、上に明り取り?が十分あるので無くてもいい気もします・・・



普段はバスが収まっていますが、連休なためか本日はバスがありませんでした。
・・・昨冬撮影、2本目のつっかえ棒に注目w



ちょっと傾いた部分もあり正直怖い・・・
車庫内は何もなく、奥にトイレがあります。



反対側から見ると奥は青い波板になっており、延長されているのが分かります。
かつてはどんなバスが収まっていたのでしょうか・・・?

第11回軽便祭

2015-10-05 20:15:54 | 今日の製作所


ちょっと、というか、かなり濃い鉄道模型イベントの軽便祭
今年も覗いてきました。


今年から会場を移して広くなった印象です。
・・・それでも思ったより混んでました(笑



そして今までは見て回るだけでしたが、クリクラさんにお邪魔して丸山単端を置かせていただきました。
・・・他の作品が素晴らしすぎてとてもちっぽけ(汗
まだまだ修行不足です。

「フィニッシュ祭」と題していた為だけでもないんでしょうけど、皆さん仕上げが素晴らしい。
鉄道模型というよりは大スケールのプラモデルのそれに近いものを感じました。


さてメインのレイアウト展示ですが、とても全てを紹介しきれません。
・・・写真もショボいし・・・



定番の尾小屋



下津井やら



駿遠線など・・・



舌を巻くしかない。



これなんかは雨上がりの蒸し暑ささえ伝わってくるようでした・・・

車両も地面も、どの作品もそれぞれ作風があり「これは自分じゃあやらないな」という物もありますが、それでも(それだから?)大いに参考になりますし、刺激になります。


途中でtwitterで知り合いのKさんと合流。
このイベントでは珍しく(笑)歳が近いのでかなり話し込んでしまいました。



こんなのとか



こんなのは付いていけません。
驚嘆の域でした。




その一方で私は鉄模アンテナで気になっていた小茂内鉄道山奥線(漢字修正しました。すみません…)に拙作を入線させてもらいました。
「地面」が欲しくなる瞬間。ありがとうございました。
※庶茂内鉄道さんのブログ http://syomonai.tea-nifty.com/cocolog/





そして一足先にお暇しまして、夜の新宿へ。
帰りのバスまでの間にいつもの大先輩と一杯・・・



そう、こういうのですよ。ナローもいいけど。



オマケ

皆さん戦利品を報告していますが、私などは交通費だけで・・・なので会場ではインレタと木片(!)しか買っていません。(ケチ)



帰りがけに頂いたお土産とKさんにおススメされたウェザリング塗料を仕入れて帰路に就いたのでした。

これどうしましょうね・・・?
連接化?・・・ウッ頭が



一日お相手してくださった皆さんありがとうございました。
そして素晴らしいイベントを運営されている方々もありがとうございます。お疲れ様でした。
また来年!