一時は長野県内のすべての私鉄で使用されていた東急5000
県内ファンとしては是非ともコレクションに加えたいものでした。
そんな中で赤い電車から発売のアンレールネクストシリーズは気になる存在。
・・・しかし!完成度が…正直GMキットを仕上げた方が良い気が(汗
でもまぁ塗装するの凄く大変だし…と松本電鉄は入手したのでした。
(上田も大変だけど黄緑色ベースの晩年塗装が欲しい)
製品状態はこんな感じ。
まずパッと見でオデコ部分の雨樋の取り回しが異なるのが気になります。
あと実車のクハはデハ改造なのでパンタ撤去跡があります。
(この製品の屋根は岳南のみ正解?)
車体は帯の印刷がテカっていて非常に残念。
サッシもピカピカ過ぎてオモチャっぽい感じです。
下回りはこんな感じ。
台車は動きが渋く、金属車輪に交換できるのか不明です…
床下機器や台車のモールドはかなりいい感じなので惜しいところ
車体は凹凸がハッキリしているのに対して屋根がノッペリしており、
下回りの明るい成型色もあって全体の印象がイマイチなようです。
・・・と、10年以上前の製品を酷評してしまいましたが、素材は良さそうなので手入れしたいと思います。
まずは屋根
雨樋の位置はどうしようもないので目をつぶりwクハの屋根を加工
GMの余りパーツやプラ材でそれらしくしてみました。
デハはランナー伸ばし棒で配管をそれらしく追加
サフの上から濃いグレーを吹いて汚れ風にし、ベンチレータを後からサフを筆塗り。
実物はこんなにコントラストは付いていませんが、Nゲージだとこのくらい陰影があった方が離れてみたときにgoodです。この模型は車体のモールドがしっかりしているので特に。
最後にプレミアムトップコートつや消しで仕上げました。
床下はGMコアレス動力!
当製作所初導入です(今更w
動力のプラ部分をカットし幅詰め、窓の凸部分をカットするとちょうどの高さに嵌りました。
・・・窓ガラスを削ったりと想像していたので、あっさり決まってラッキーでした。
T車の床板は製品の物を利用し、台車取り付け部のみGMキットから移植しました。
台車はもちろんGMのTS301。ダミーカプラーはGM東急7000から(たまたま机にあったので)。
全体をジャーマングレーで塗装しました。
車体は色々弄ると収拾がつかなくなりそうなので、基本的にそのまま
ドア下の踏板上面をグレーに塗り、ヘッドライトをGMパーツから整形して取り付けました。
仕上げでプレミアムトップコートの半光沢を吹いたところ、帯の不自然さは全く消え去りました!
プレミアムトップコートは手軽かつ万能ですね。
ということで個人的には及第点になったのでこれで完成です。
鉄コレもそうですが、屋根と床下に手を入れるとグッと引き締まります。