工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

大晦日(鉄道模型芸術祭)

2015-12-31 10:39:24 | 今日の製作所
さて、今年もおしまい
また一年が過ぎて行きます

個人的な事を言ってしまえば今年は頑張らなかったなぁと(爆
来年はちゃんと目標を立てて過ごそう!と思います・・・汗


さて先週は模型イベントが複数あり、ワタシはソニックシティと東京芸術劇場へ
大宮のイベントでは京成青電のキット、ペーパーキットやジャンク品などを入手。
知り合いと合流してそのまま池袋へ。



池袋で蒸気機関車が走りました!
なんだか変なカタチですがSLです。正直よく持ってきたものです(笑

会場に入る前に模型仲間と昼食。



フォロワーさんの木造客車。
作りが丁寧な上に質感も良く出ています。ブドウ1号には標記が映えますね。
・・・ワタシも作っているんですが少しでも真似できるかな(汗


いよいよそそくさと入場。
思ったより広いし盛況で驚きました。
展示内容が事前によく分からなかったので尚更ですw



大きなエンドレスから繊細なセクションまで、鉄道模型の世界が俯瞰できるような展示になっていました。





この車庫が実見出来たのはよかった。



川越鉄道の大桟橋上では荷役作業員がなにやら紙面を広げています。



地球儀のようなジオラマ。マグネットで車両は落ちずに走行しています。
このように発想は自由でありたいよね。



Oナローのティンバートレッスル
最近加入させていただいたクラブの先輩の作品。
「とりあえずセクションでも作ってみては?」
と言われても・・・来年は何か作りたいとは思います(笑)



今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
それではみなさん良いお年を!

津川洋行の沼尻ガソを動かす

2015-12-20 19:40:54 | 今日の製作所
恐らく今年最後の完成品は簡単工作でクールダウン。

津川洋行さんの沼尻ガソ101を中古で入手したので、以前買っておいたアルモデルさんの動力化パーツを使って動力化しました。



KATOチビ客車動力を組み込むためのキットですが、オマケとして旧タイプのラジエターや後部の荷台、吊り輪などのパーツも付いています。



コレが良いんだな!
全て瞬着で組立できます。





カプラーとライトは津川の部品を加工。
・・・正直面倒なので他社製品を利用したほうが良いと思いますw
カプラーは本当はアルモデルのを使いたかったのですが、見つからず・・・まぁ荷台が開いた状態なので連結不能ですからね。ダミーでもいいのです。
ライトは独特なステーを表現したかったため津川の部品のライト部を短縮のうえ整形、真ん中に穴を開けて光学樹脂を炙ってレンズ状にしたものを取り付けて作成しました。



車体を被せても窓が大きく、動力が丸見えなのが気になったので、茶色く塗った厚紙で隠してみました。
コンデンサが出っ張っているので中央が膨らんでいます。
吊り輪はなんだか悪目立ちしてしまうようで取付をやめました。
・・・内装を表現しているなら付いてても良いと思うのですが・・・汗


床下・ライト・ラジエターをクレオスのジャーマングレーで塗装して組み上げ。





車体の塗装は製品のままで、はみだし等もありますがウェザリングで誤魔化しています(笑)
いい荷物があれば後ろの荷台に積みたいですね。



来年はより実感的なウェザリングを目指したいです。

木曽林鉄の保存車(寝覚の床、開田郷土館)

2015-12-12 19:58:48 | 旅行


お使いも兼ねて木曽をブラブラしてきました。
今の木曽はスキーシーズンになりつつありますが、まだちょっと早いようでどこも空いています。



久々に様子を見てみたいと思ってここに寄り道。
上松町の寝覚の床美術公園内に保存してある99号と120号
駐車場から少し入った遊歩道脇に屋根付きで置かれています。



No.99のサイドビュー
昭和27年に蒸気機関車を置き換える目的で2両導入された酒井製作所B型というタイプの機関車。
本格増備には至らず2両のみで入替等に使用されたようです。
同型のNo.98も三岳に保存されています。

林鉄には珍しいセンターキャブ式で、個人的にはお気に入りのスタイルです。





こちらはNo.120
除雪用の機関車でバランスを取るように先輪が付いているのが特徴です。
一枚目の写真の面にロータリーヘッドが付くんですよ、本当は・・・



赤沢からこの場所に移設される際、ロータリー部分を忘れて置いてきてしまったようです(笑
ロータリー部分は赤沢のバックヤードに放置されています。
・・・とてももったいない。


そして帰ろうと駐車場から国道へ上がるスロープの途中



とても気になる石積みが・・・見れば見る程ポータルっぽい。



物置の裏に回ってみるとやはり隧道が
しかも怪しげに口を開けています・・・なんだか中途半端な埋戻し。
林鉄のものか?と思ったのですが、大きいしかなり古そう。後から調べるとどうも中央線の旧線のもののようです。
まだまだ発見が沢山の木曽谷です。


場所を変えて今度は木曽町の開田郷土館へ。
・・・郷土館は12月はお休みのようでした(笑)



駐車場に135号+C型客車+運材台車が置かれています。





よく手入れされているようで、良好な状態で保たれています。
・・・写真を見て気づいたけど、枕木が90度回転している気がしますw
開田の保存車は初見で、これで木曽谷にある保存車を全部訪ねたものと思われます。

アルモデル軽便ボギー客車改造電車を作る その1

2015-12-07 07:20:12 | 今日の製作所
さて、再びナローに手を付けました。

アルモデルさんの軽便ボギー客車(北勢タイプ)です。
http://homepage3.nifty.com/arumo/r0076.htm

ご覧のとおり三重交通→尾小屋に行った木造客車がモデルになっています。



とりあえず素組みした状態。
・・・今回はこれを自由形軽便電車の2作目にしたいと思います。



前作のデハ101と並べるとこんな感じ。
・・・もうちょっと小さいかと思ったのですが、同じくらいのサイズです。

ちょっと困ったのが連結器
アーノルドカプラーをそのまま使おうとすると台枠部分に当たってしまいます・・・
客車ならこんなもんなんでしょうけど、電車にするといさかか低床すぎかなとも。

そして側板は内板と外板の2枚構成なんですが、木造車にしてはモールドがのっぺり気味。


これはなんとかしたいなと・・・



半日頑張って改装してみました。
・リューターとヤスリで台枠部分を切削
・KSモデルの帯板(0.8×0.3、0.8×0.2、1.2×0.3)を貼りつけてモールドを強調
正直かなり大変なので、フツーに組んで他の物をやった方が良いのかもしれませんw
台枠をカットする場合は私のように組んでから切るよりも、組む前にカットした方がいいです。



これでだいぶ電車っぽくなったかと。
もっとも「木造の軽便電車」というと花巻しか例が無いので、標準軌のそれをイメージしています。


http://drfc-ob.com/c-board/file/%8CI%8C%B4%93d%8E%D4.jpg

栗原鉄道(→栗原電鉄→くりでん)の軽便電化時代の写真を見つけたのですが、まさにこんなのを作ってみたいものです。
上の写真などは電車と客車の台枠高さの違いが分かります。
・・・でも車高はそれほど変わりませんね。

大井川鉄道再訪の話

2015-12-05 19:51:42 | 旅行
ちょうど一週間前の話になりますが、大井川鉄道を見に行ってきました。
目的は井川線乗車。今まで2回行っているのですが一度も乗車できずにいました。



3度目の早朝の千頭駅・・・といっても写真は明るくなってから撮ったものですw
道の駅が併設されており、毎回ここから「パーク&ライド」です。

今回は元近鉄の廃車体と西武の機関車が置かれていました。

それ以外の客車が井川線の列車ですが、まさにナローサイズ。
同じ線路の上に載っているのが不思議なくらいです。

暫くの後、フォロワーのKさんと合流。
いよいよ井川線に乗車。
・・・ただし、災害により接岨峡温泉~井川は運休中なので途中までとなってしまいました。





バスより一回り小さい程度の断面の列車で、ほんとに林鉄規格といった具合です。
でも思ったよりゆったりとした座席。

走行中の車窓も「林鉄もかくあるかな」といった感じで、ダム建設の為の野趣あふれるトンネルをいくつもくぐって谷の奥へ進んでいきます。
・・・でも乗り心地は至って普通。ヘタな地方私鉄より良好ですw

途中、長島ダム建設による付け替え区間では、急こう配のため全国唯一のアプト式が採用されています。
専用の機関車を後ろに連結して登り降りします・・・



アプト機関車のED901。でけぇ!
多分アプト機関車が普通の高さなのでしょうが、ものすごいアンバランスです。
この機関車はトンネル限界に接触するため、アプト区間(アプトいちしろ~長島ダム)以外にはそのままでは出せないようです。


長島ダムでアプト機関車を切離し、再び進むと現在の終点の接岨峡温泉。



温泉場の少し上にあり、ひっそりした山間の駅でした。



接岨峡温泉だけでなく、井川線沿線は一昔前の地方私鉄の雰囲気がかなり残っていて良い感じです。





井川線には貨車も多く在籍しており、どれも本線用をデフォルメしたような好ましいスタイルをしていました。




帰りはまさかの機関車不調による救援のため造結!3重連を見る事が出来ました。


その日は寸又峡に泊まり、翌日は本線を撮影。。。









撮影場所はKさんにお任せして久しぶりに撮り鉄してみました(笑)
やっぱり真っ黒な汽車は撮るのが難しいですね。
あと動くモノを撮影するのが久しぶりでどうもダメですw
普段写真を撮る時は「目の前にあるモノ」を狙うんですが、鉄道写真などは「もうすぐ来るであろうモノ」を狙うので、考え方が異なります。



最後は新金谷で別れ、



こんな場所で呑みたいなぁと思いつつ、帰路に就きました。