工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

野池神社の御柱祭

2016-04-10 21:37:37 | 日記


七年に一度(正確には「数えで」7年)の御柱祭
諏訪大社のみならず各地の諏訪系の神社で執り行われます。
折角なので飯田市千代にある野池神社の御柱祭をちょっと覗いてきました。



いつも静かな千代地区中心の米川も今日はたくさんの人
多くの家が玄関を開けたまま表で準備をしています






野池の御柱はかつては米川の川の中を牽いていたそうですが、平成になり護岸整備で川に入れなくなったそうです。



御柱って道路でも台車などの車輪は使わないんですね…
男木・女木の2本の柱を太い縄で牽いていきます。





こちらが野池神社
米川から一段高い小丘に位置しています
不思議な事に境内には池が
多分それが由来なのでしょうが・・・笑

この丘を引き上げるところが一番の見どころ
なんですが午後は用事があり見れずw惜しい事をしました。





野池神社は信濃国二宮とされるなど、とても歴史のある神社
天慶年間(938~966)に南山総鎮守と称したという記録があり、参道途中の両脇の丘は古墳という説もあるそう


神坂峠では日本武尊が白鹿(山の神=古い支配者?)を倒したという伝説があったり、
古代下伊那は大和王権の東方支配の拠点だったという研究者もいたり、
この辺は調べ始めるととても面白そうではあります。

ムラの守り神(消防ポンプ)

2016-04-09 19:39:13 | 日記


晴れた休日の午後
たまにはと長距離歩いてみました。
・・・ふだんは車でサッと過ぎてしまう所でも、歩けば色々と目に付きます。



下伊那某所の古い道
ゆるいカーブの外側になにやら良い感じの小屋が。





内部まで竹に浸食されている廃屋
立地的に農機具小屋か集乳所か?と思いましたが、看板は消防分団ポンプ倉庫でした。



正面から見れば祠っぽい?構えです。
でも祠にしては奥行きがありすぎます。


ともあれ私の大好きな消防団の建物と分かり、中の藪は如何にと覗き込んだところ・・・







!!!
なんと大八車に載せられた箱が鎮座しているではありませんか!
藪すぎて全容は収められませんでしたが、
http://www.shoai.ne.jp/hirakata-s/sisetu/070322/07032216.html
こんな感じの原始的なポンプです。
郷土資料として博物館に割とあるグッズですが、もちろん使用されているのは見た事が無いですし、町の中で見るのも初めてです。

この手の小屋は殆どの場合何も入っていないのですが、ここには本当に手動ポンプが収まっていました。


いつ頃まで使用されていたか分かりませんが、昭和5年(1930)から実に86年もの間この地にあるようです。

まさに祠に鎮座する守り神なのかもしれません。

3Dプリントの木曽モーターカーをつくる その2 (完成)

2016-04-07 06:51:59 | 今日の製作所


その1は確か11月。
3Dプリント特有のギザギザを消すべく頑張って頑張って・・・放置してましたw



細かい部分がどうしても消せずに嫌気がさしていたのですが、これ以上引っ張っても仕方ないので塗装します。





GMの西武アイボリー、京急の赤、クレオスの濃松葉色で塗装してみました。
冒頭の実車に比べると緑が濃い目です。でもこちらの方が好み。




動力は指定のころころ動力
http://homepage1.nifty.com/tfw/tips/5421/5421.html
有名だと思っていたのですが、ナロー以外では案外知名度が低いのかも?
ナロー界隈は狭いw

性能はなかなか良く、電池を動力とするのでレールが無くても走ります。
・・・遊ばない時はイチイチ床板を取り外して電池を出さなければならないのが難といえば難です。




窓は頑張ってGMの塩ビ板を切り出してピタ窓方式にしています。
まぁ全部で9枚ですので・・・w
こんな感じで近くで見ると、ライト下など細かい箇所に積層痕が残っているのが分かります。



走らせてナンボというものでしょうか。
精密模型は金属キットに任せ、ディテールはあまり気にせず楽しむのが良さそうです。

アルモデル軽便ボギー客車改造電車を作る その2 (完成)

2016-04-03 10:03:43 | 今日の製作所


4月に入り、いよいよ春。

年末から仕掛りの自由形ナロー電車を仕上げました。



今回は珍しくドア横の手摺を取り付け。
・・・木造車は凹凸感が重要かなと思います。
まぁ、作り始めたときは気合いがあって穴を開けたというだけですw




パンタグラフは前作同様トラムウェイの玉電に付属のパンタ。
安っぽさが気に入っています。
・・・が、先日の運転会で走行中に動揺でだんだん下がってしまう事が発覚しましたww



ヘッドライトは銀河のN用250Wタイプ、テールライトはエコーのガイコツ型、ベンチレータはGMの旧客に付属のガラベンを半分にしたものです。
極力安く、手持ち品を活用w



我が社の路線は地面から乗降する箇所があり車両にはステップが付いてる、という設定?なのでこいつにもステップを取り付けました。
今回は福井鉄道のような可動式のものをイメージ。
0.3ミリのプラ板で作製し、0.1ミリのプラ板を切り出した帯の裏から針を突いて鋲のようにしたものを貼っています。
かなり適当で、動くの?っていうのは触れないでくださいw




塗装!
車体はいつも通りマホガニーサフにクリーム色
屋根と床下はジャーマングレーに黒を足したものです。






こんな感じで完成。
車体に帯材を貼り付けた甲斐があって中々立体感があるものになりました。
床下は抵抗器以外はN用ですが、北勢線など見る限りまぁこんな感じなのでは?と思います。
ステップは台車に引っかかりますが、Nより幅があるのでまぁ普通のカーブは問題なさそうです。
まぁでも撤去できるように両面テープ固定としましたw

標記はデハ103
客車改造の101、新造の102(未製作)に続く他社からの中古品という設定です。





電化に際して電車で用意したものの予備車が不足するため、どこかから仕入れてきた木造車。
老朽な車体とかなり狭い運転台から、営業運転にはあまり使われず車庫で寝ている事が多い・・・

・・・この路線の電車は全3両にしようかと思っていたのですが、片ボギーの気動車改造電車なんていいナァ…なんて思い始めてしまいました。
妄想は続くよ どこまでも(笑)