私がブラックリストに?
♠ 黒ネコがわれを見ている闇のなか「心配しないで私は白よ」 松井多絵子
数日前の朝刊に「自分の勤め先がブラック企業だと思っている人が4人に1人、20代~30代の男性では3人に1人であるという調査結果が10月28日に発表された。労働組合の中央組織・連合のシンクタンク <連合シンクタンク> の調査結果である」。このなかには自分もブラック人間ではないかと気になった人もいたらしい。
7年前、私は北海道に3泊4日の一人旅をした。やはり1人で参加した中年の女性とすぐに親しくなった。彼女はたびたび私の1人部屋にきて話がはずむ。しかし私の家庭、親戚、友人、近隣の人などの情報を知りたがる。阿寒湖を眺めているときまで夫のことをあれこれ訊かれる。私は添乗員さんに彼女のことを話した。すると「やはりですね。彼女はわが社のブラックリストに載っているんです」 後日 私はトラベル老女A子にこのこと話す。すると彼女は「私もブラックリストに載ってるかもしれない」と呟く。この旅行社にはホテルの部屋のことなど何度か苦情の電話をしたそうである。
「自分がブラックリストに載っているかを知るためにはどうしたらよいのか。まず過去に消費者金融からキャッシングをしたり、信販会社や銀行ローンを組んだり、クレジットカード会社でカードを作ったりしたことがある人はすべて会員、個人信用機関という所にその事実が登録されている。信用情報機関ではあなたの情報が常に更新され、もし延滞の場合は金融事故として登録されるが、ブラックリストがあるわけでない」そうですよ、とA子からメール。「わたしは貯金も借金もありません」という追伸。 お騒がせしました。
11月1日 松井多絵子
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