えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

雅子皇后の涙

2019-11-11 14:15:05 | 歌う
この秋は意地悪な台風に私たちは泣かされていた。でも昨日は超快晴、午後3時からのパレ一ド「祝賀」の儀はオ一プンカ一で赤坂御所まで約4・6キロを、
このパレ一ドで天皇と共に笑顔で人々に手を振る雅子皇后は時折涙を拭われていられた、前夜祭でも涙ぐまれたのに私は驚いた。皇太子妃になられてからのご苦労を思い出されたのであろうか、国民からの祝福への嬉し涙か、テレビを見ながら私も涙を流していた。

🌻 仲間の死に涙を流す象のこと知りて罪深き私となる

若い頃は涙脆かった私は老人になると涙が涸れてしまった。次々に肉親の死、大切な人を失って涙を使い果たしたのだろうか。でも昨日の雅子皇后はあふれる涙を頻りに抑えていられて、強い方と思っていた私は皇后を庇う涙を、、、。皇后が私たちに急接近されたのだ。

昨日の「祝賀の儀」 のテレビ中継を見終わったのち、私はコ一ヒ一をゆっくり飲んだ。

🌻 逃したくないこの温もりを、飲み終えてコ一ヒ一カップはまだ温かい

孤独を100倍楽しむ

2019-11-08 13:48:34 | 歌う
PRESIDENT 11月29日号の広告を見ながら思う。晩秋になったなァと。
🔘寂しい人はなぜ寂しいのか?
これが日本の新しい生き方だ
「孤独を100倍楽しむ」 トップ直伝!

川村隆 、五木寛之、有働由美子の「極上のひとり時間」 を大公開

私は毎晩、テレビで有働由美子を見ているが、彼女の極上のひとり時間だ、いや、有働は女にも男にもなる。とても楽しそうだ。孤独であろうはずがない。

男女1300人「孤独度」 調査、友達が増えるほど寂しくなるのはなぜか?
この気持ちはよく分かる。私と気が合わない人と話していると孤独になる。

🔘ふたりとは独りと独りのことなのか
灯りのともらぬ夕べの部屋の

孤独を楽しむために、この特集は次のような提案をしている。



🌻ネットで集客、好きなことで「先生」
になる。
🌻何度辞めても、すぐに仕事が見つかるスキル習得
🌻「ビジネス人生の悔しい思い」がエネルギ一

この広告を見ながら孤独を楽しむ気になった人はきっと健康でしょう。気力もあり寂しくない方でしょう。
私?寒くなると無気力になるので、、。

🔘駅ビルの最上階に来て我は彼方の夕日に見られていたり

仙石原のススキの見ごろ

2019-11-06 13:59:58 | 歌う
神奈川県箱根町の仙石原ではススキがいま見ごろらしい。先月の台風19号の影響で、約700メ一トルの遊歩道は一時立ち入り禁止に。ただススキにはほとんど被害がないらしい。

見ごろは11月中旬までと言われるが、枯れ始めたススキがなんとも美しい。ことに夕日の頃は金色に輝く、まるで金髪のようだ、夕風になびくススキを見るためにはできるだけ秋の終わりがいい。そして日の沈む間際に。

女性だって男性だって若い頃より中年の終わりのほうが熟れた魅力がありますよ、仙石原のススキも晩秋に、芒になるまで私は待ちます。

近づいてゆけばひろがる芒の野そんな感じの青年だった

註 芒はススキ

ITALYという近刊歌集

2019-11-01 15:44:19 | 歌う
昨日、未来短歌会の中川広子さんから送っていただいた歌集は🌹ITALY という横書きの岡井隆先生の新刊、堀田季何氏が英語に、中川宏子氏がドイツ語に訳した横長で横書きの歌集である。

次のような一首から始まっている。

東洋の果たてより来て
遊びをり
声たてず寄る一角獣と

From the edge of the Orient 、、
堀田季何英訳

Vom Ende des Orient,、
中川宏子独訳

すみません。私はドイツ語を全く知らないので。でも中川さんのドイツ語はライン河の流れのような、、
堀田さんの英語と響きあって岡井先生の詩にム一ドを添えて、、、

縦書きの岡井先生の短歌に慣れている私には新鮮です!東洋のはたてに暮らしている私は外つ国の旅をしたくなりました、

今日は この辺りで ブログを閉じます、
「さよなら」ってドイツ語を教えてください、中川宏子さん、

愉しい風が怖ろしい風に

2019-10-30 14:52:11 | 歌う
短歌を始めたばかりの頃、歌会で或る歌人が「中々詠めないときは風を吹かせればいい」と言ったことがあった。

💮 詩人なら言葉を捨てよと君云いし後は窓打つ風の音のみ

私はすぐに一首を作った。たしかに風は詠みやすい、風そのものが詩なのだ、私は気軽に風を詠んだ。

🌻いくたびも風の曲線くぐり抜け古代に来ておりジ一ンズのまま

💮このような風もなくよく晴れた日は
笑ってごらん耳成山よ

💮耳飾りのひとつを失い右の耳ばかりが風のうたごえを聞く

💮ギタリスト去りて舞台に椅子ひとつ明日のことは風に任せる

でも近頃は風を詠み辛い。風の怖ろしさに迫られている。風を愉しむことなど私はできなくなってしまった。心地よい微風も急に暴風になりかねない。

「歌が出来ないときは風を」と教えてくれたあの歌人はすでにあの世に行ってしまった。

💮目標に遠く離れた位置にいて何を捨てればいいのか風よ