軽井沢からの通信ときどき3D

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今月の雲場池(5月)

2023-05-26 00:00:00 | 軽井沢
 コブシとサクラの花が終わった雲場池では日増しに緑が濃くなり、池に面してズミの花が咲きはじめた。

 我が家の購読紙の2面には、毎日掲載されている「四季」というコーナーがあり、俳人の長谷川 櫂さんが俳句や短歌から、さらには古今東西の文学などからの引用文を紹介し、解説をされているのであるが、5月13日の内容は次のようであった。

 「木の花の降りつぐ中の五月かな  柴田美佐

 五月は新緑の季節。森の中では若葉にまじって、さまざまな木の花が咲く。ズミ、イボタ、サワフタギ。春の桜ほどはなやかではないが、どれも心惹かれる小さな白い花である。人知れず咲いては散る木の花を愛しむ。句集『深紅』から。」

 雲場池のズミは5月中旬に咲き始めた。次のようである。


白いズミの花(2023.5.13撮影)


池にせり出した枝先に咲くズミの花 (2023.5.7 撮影)

 では、例月の通り定点からの今月の雲場池の様子をご紹介する。

4月28日撮影

5月3日撮影

5月11日撮影

5月18日撮影

5月25日撮影

 上で紹介したズミのほかにも、別荘地や雲場池の遊歩道沿いに植えられているドウダンツツジの白い小さな花が咲き、場所によってはトンネルのように頭上に伸びた枝にも花が咲く。

池の周囲をめぐる遊歩道に沿って植えられているドウダンツツジの花(2023.5.7 撮影)

隣接する別荘地の庭からは頭上に覆いかぶさるようにドウダンツツジの枝が伸びている(2023.5.7 撮影)

白いドウダンツツジの花のトンネル 1/2(2023.5.13 撮影)


白いドウダンツツジの花のトンネル 2/2(2023.5.18 撮影)

 やがて、ドウダンツツジの小さく白い花が遊歩道上に散り敷かれるが、これに混じってやや黄色味を帯びた別の花が見られるようになる。

 上を見上げるとオニヒョウタンボクの花が咲いていることに気がつく。

オニヒョウタンボクの花(2023.5.18 撮影)

オニヒョウタンボクの花(2023.5.11 撮影)

オニヒョウタンボクの花(2023.5.11 撮影)

オニヒョウタンボクの花で吸蜜するマルハナバチ(2023.5.11 撮影)

 このほか、別荘地の庭には、シャクナゲやミツバツツジが美しく咲き、遊歩道近くに植えられているヤマツツジは、ドウダンツツジと同じように、遊歩道のところどころにトンネルを作っている。

雲場池の周辺の別荘地に咲くシャクナゲ(2023.4.28 撮影)

シャクナゲの陰で休むヒヨドリ(2023.4.28 撮影)

雲場池の周辺の別荘地に咲くミツバツツジ(2023.4.28 撮影)

美しいミツバツツジの花(2023.4.28 撮影)

 別荘地に植えられたヤマツツジは一部がドウダンツツジと同じように、遊歩道に覆いかぶさるようにたくさんの花をつけている。

散り始めたヤマツツジ(2023.5.22 撮影)


遊歩道にせりだして咲くヤマツツジ(2023.5.22 撮影)

 池に何やら白っぽいものが多数浮かんでいたので、見上げると大木の枝先に絡みついて咲くフジの花があった。

多数の白いものが浮かぶ(2023.5.22 撮影)


高い木の枝先で咲くフジ(2023.5.22 撮影)

 遊歩道脇には山野草もいろいろと咲き始めた。

ムラサキケマン(2023.4.28 撮影)

白花のエンレイソウ(2023.4.28 撮影)

ルリソウ(2023.5.22 撮影)

ルリソウ(2023.5.18 撮影)


数は少ないがピンク色の花をつける株もあるルリソウ(2023.5.22 撮影)

咲き始めがピンク色をしているルリソウ(2023.5.22 撮影)

ピンクの花をつけるルリソウ(2023.5.22 撮影)

花が開き始めたクワガタソウ(2023.5.22 撮影)

ユキザサ(2023.5.18 撮影)

マイズルソウ(2023.5.13 撮影)

ニョイスミレ(2023.5.18 撮影)

マムシグサ(2023.5.18 撮影)

 水鳥はほとんどが姿を消し、通年生息しているカルガモとカイツブリの他にはコガモが数羽だけになった。そう思っていたら、下旬になり突然マガモの♀が一羽姿を見せた。

通年棲んでいるカルガモ(2023.5.11 撮影)

カイツブリ(2023.4.28 撮影)

コガモ♀(2023.5.13 撮影)

コガモ♂(2023.5.11 撮影)

コガモ♂(2023.5.9 撮撮影

突然現れたマガモ♀(2023.5.25 撮影)

 野鳥の仲間も減っている。相変わらず元気な鳴き声を響かせているのはミソサザイであるが、これにキビタキの美しい鳴き声が加わった。ただ、キビタキは梢の高いところにいてなかなか下に下りてきてくれないので、姿を見るのはまれである。

元気に囀るミソサザイ(2023.5.9 撮影)

高い木の上で美しい鳴き声を聴かせてくれるキビタキ(2023.5.3 撮影)

コサメビタキ(2023.5.9 撮影)

地上に降りて餌を探すヒガラ(2023.4.28 撮影)

オニヒョウタンボクに止まるシジュウカラ(2023.5.9 撮影)

 池には30㎝ほどに成長したニジマスらしい姿をよく見かけるが、時々水面近くまで浮き上がり波紋をつくっている。

30cmほどに成長したニジマスと思われる魚影 1/2(2023.4.28 撮影)


30cmほどに成長したニジマスと思われる魚影 2/2(2023.5.11 撮影)
  
 広い別荘地の庭ではニホンリスが元気に走り回り、愛らしい姿を見せてくれる。


別荘地の庭で遊ぶニホンリス(2023.4.28 撮影)

クルミを食べるニホンリス(2023.4.28 撮影)

                                 完

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