ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

阿多岐ダム

2016-11-08 13:15:55 | 岐阜県
2016年11月3日 阿多岐ダム
 
阿多岐ダムは岐阜県郡上市白鳥町阿多岐の一級河川木曽川水系長良川2次支流阿多岐川にある岐阜県県土整備部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
阿多岐川及び牛道川の洪水調節と既得取水権への補給と河川流量の維持を目的として1987年(昭和62年)に建設されました。
さらに2015年(平成27年)に河川維持放流を利用して中部電力阿多岐発電所が新設され最大190キロワットの小水力発電を行っています。
 
東海北陸道白鳥インターから県道82号を東進、道の駅『白鳥ふれあいパーク』の先で阿多岐ダムの標識に従って県道316号を左折すると阿多岐ダムに到着します。
まずは堤体直下へ。手前は中部電力阿多岐発電所です。
 
クレストは自由越流式
オリフィスから放流されています。
 
県道から。
 
 
左は利水放流設備
右は中部電力阿多岐発電所。
 
減勢工に並ぶブロック。
 
上流から
右から取水設備、2門のオリフィスゲート
 
ダムサイトのモニュメント。
 
落石の恐れありということでダムへの道は通行禁止になっています。
岐阜県の県営ダムは総じて広く開放されているので、本当に落石が危険なんでしょう。

(追記)
阿多岐ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
 
1128 阿多岐ダム(0684)
岐阜県郡上市白鳥町阿多岐
木曽川水系阿多岐川
FN
71.4メートル
200メートル
2550千㎥/2050千㎥
岐阜県県土整備部
1987年
◎治水協定が締結されたダム


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