ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

飯豊川第1ダム(再)

2016-06-15 10:10:00 | 新潟県
2016年6月11日 飯豊川第1ダム(再)
 
飯豊川第1ダムは左岸が新潟県新発田市赤谷、右岸が同市滝谷の二級河川加治川本流にある東北電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
日本で7番目にできたコンクリートダムで、粗石コンクリート造表面石張り曲線重力式ダムとして1915年(大正4年)に竣工し、近代土木遺産にも選定されていました。
しかし、老朽化が著しく2001年(平成13年)に全面越流式ダムに改修され、ビンテージダムとしての面影は見る影もなくなってしまいました。
ここで取水された水は約3.2キロの導水路で飯豊川第一発電所に送られ最大5600キロワットのダム水路式発電が行われています。
 
加治川治水ダムへ向かって走り、東赤谷集落が切れた先にダムの管理事務所が見えてきます。
ダムはこの下にあります。
 
ダム本体のみならず、ダムへの道路も含めて敷地全体が立ち入り禁止となっていますので、フェンスの脇からの撮影を余儀なくされます。
左岸下流から

上流側もフェンスに妨げられます。
緩やかに屈曲した堤体がかつて曲線重力式だった面影を残します。
手前は取水ゲートです。

おなじ場所からズームアップします。
越流部に引っかかった流木がイタチか何かの小動物のように見えます。

フェンスの外側を下ってみました。
足元は崖、草が茂りこれが限界です。
 
 
0717 飯豊川第1ダム(元)
左岸 新潟県新発田市東赤谷
右岸      同市滝谷
加治川水系加治川
36.9メートル
50.1メートル
280千㎥/280千㎥
東北電力(株)
1915年竣工 
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3675 飯豊川第1ダム(再)(0451)
左岸 新潟県新発田市東赤谷
右岸      同市滝谷
加治川水系加治川
39.8メートル
49.6メートル
280千㎥/280千㎥
東北電力(株)
2001年再開発竣工