ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

川内ダム

2016-05-06 08:45:00 | 青森県
2016年4月29日 川内ダム
 
川内ダムは下北半島南西部のむつ市川内町の川内川にある青森県県土整備部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の補助を受けて建設された補助治水ダムで、川内川の洪水調節及・安定した河川流量の維持と既得取水権への用水補給を目的として1994年(平成6年)に竣工しました。
ダムおよびダム湖はともに本州最北端となっておりダム湖のかわうち湖はダム湖百選に選ばれています。
 
むつから国道を西に向かい、旧川内町からかもしかライン~県道を使うと川内ダムに到着します。
山中にあるため本州最北端という最果て感は感じませんが、冬型の気圧配置による寒の戻りで4月末にも関わらず0度近い寒さの中、北に来たんだと実感させられます。
ダムの下流に展望台がありダムを正面から見ることができます。
渓谷をV字に塞ぎ、いかにもダムらしいダムです。
 
左岸から
オリフィスから放流しています。
 
天端から
導流壁にまだ雪が残っています。
 
天端には地元の子供たちが作った銅板が。
 
右岸から
 
天端は車両通行禁止。
管理事務所では土日祝日もカードの配布を受けることができます。
 
上流から
季節がら水位は高いようです。
 
青森県最初のダムはいきなり本州最北端のダムです。
 
追記
川内ダムには洪水調節容量が設定されていますが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流によりさらなる洪水調節容量が確保されることになりました。
 
0210 川内ダム(0330)
左岸 青森県むつ市川内町福浦山
右岸          板家戸
川内川水系川内川
FN
55メートル
137メートル
16500千㎥/14500千㎥
青森県県土整備部
1994年
◎治水協定が締結されたダム