実は母が「ネフローゼ症候群」という病気であることがわかり、先週から入院しています。
尿にタンパクがたくさん出てしまうために血液中のタンパクが減り、その結果むくみが起こる腎臓の病気です。
今回の入院は「腎生検」といって腎臓に直接針を刺して組織をとる検査をするのが目的だったのですが、諸事情により検査をしないことになり、
今は弾性ストッキングを履いて塩分・水分・タンパク質制限の病院食を食べながら安静にするのが治療、みたいな感じになっています。
担当の先生が患者の立場になって考えてくださる先生で、母や私の気持ちを優先してくださるのがありがたいです。
来週退院予定なのですが良くなったから退院するというものではなく、一生付き合っていかないといけない病気なので、
そのあとの母の健康は私が作る食事にかかっています。
なかなか厳しいんですよ、1日に塩分3gまで、水1リットルまで、タンパク質35gまでなのです。
あと、カリウムも控えめにしなくちゃいけないらしくて、野菜は全部ゆでてカリウムを排出してから食べる。蒸したり生とかはダメなのだそうです。
病院の栄養士さんから講義も受けたので、頑張ってみようと思います。
母も80歳という高齢なので、できるだけがおだやかで楽しい療養生活ができるようにしてあげたいです。
入院してすぐに「腎生検」をしないことになったので、先生が外出許可も出してくださり、2回ほど外出して自宅でお風呂に入ったりしました。
外出時、「病院→家」はおぼつかない足取りなのに、4時間という短い時間でもやっぱり家に帰ると少し元気になって、帰りの「家→病院」の足取りは行きよりしっかり歩いているのを見ると、高齢者が寝たきりになるのを遅らせる匙加減みたいなもの、難しいけど絶対に必要だなと実感しました。
家の近くの桜の木の根っこのところに桜が咲いているのを見つけて、元気をもらいました^^