KYBとは何ぞや?・・・カヤバ工業が企業名を変更しKYBにしたとのこと。その前身は萱場製作所である。企業の社会的責任を忘れ、表向きの企業イメージ向上にのみ留意しているのか?
萱場と云えば、車のショックアブゾーバーで名を売った企業である。企業倫理を忘れた果てが、品質を二の次にした、その末路が露呈したのである。
自動車各社の燃費偽装問題、建設各社の繰り返す談合問題。道徳観を失い、企業倫理は空論のごとく鳴り響く。韓国・中国の企業と変わらなくなった。高コストで彼らと同じような企業倫理では、国際社会で生き残ることはできなくなる。
なぜ、このような話題が次々とでてくるのか?最近の経営者層の代替わりが、其の一因と思われ気になる。所謂、戦後の苦難を経験していない層が、経営者になってきていることと無縁ではなかろう。
電子部品製造M社一筋だった。創業者の創業の理念は高く、確固たる企業倫理が確立され、何より品質第一であった。今でもその姿勢を引き継いでいる。品質に関する原点管理を徹底している、今となっては数少ない企業である。企業名はM製作所であるが、カヤバのようにKYB(←これは何を云っている?)などに変えようともしない。企業イメージと企業倫理は別物である。目をさませ日本企業。
<了>
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