悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2020年度2本目総括・幼虫画像比較

2021年01月30日 08時19分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

このところブログ記事用のサムネイルを簡単ですが作成し記事をアップしています。そのおかげか訪問者数、過去記事含めた検索回数が増えています。昆虫カテゴリーはツイッターが全盛、その中心だと思いますがYouTubeをされている方も増えているようで。流石にYouTubeチャンネルを開設して続けていく時間は取れませんが、ジャンルを問わず興味のある趣味や面白い題材などは見ています。
昨年単身赴任先では料理に関する情報はかなりお世話になりました。アプリのクックパッドはかなりの頻度で利用しましたがYouTubeでも即席ラーメン、鍋は参考にしていましたね。また近畿探索に毎週出掛けていたので、歴史系YouTubeは完全に嵌りました。陸上系、格闘技系も興味があるので時間があると視聴しています。
気になる昆虫カテゴリーでは虫蔵さん、めんTさんが登場したことのあるTOP GUNチャンネル。KLBに参加されている夢旅路クワカブ部(KLB交換編もそろそろか?)他にもお会いしたことのある方は、たまにタイミングが合うとですね。

ここ数年、この趣味の急速な認知度アップとブリーダー人口の増加に関しては全国各地の昆虫イベント、TV番組"昆虫すごいぜ" 、そしてYouTubeチャンネルが大きく貢献していると思います。

趣味に限らず裾野が広まると競走が生まれ市場が大きく育つ。"競争なくして成長なし"論理学的にはそうだと思います。それでは"経済成長の主たる要因って何?"
何だと思いますか?

普通考えるのはより良い暮らしがしたい。そんな成長思考、本能的に留まることを知らない物欲の増殖ではないでしょうか。
もしくは人ではなく資本、資本の自己増殖が経済の原動力か。しかしそれでは資本が少なくなると止まってしまいます。
この日本では資本利潤率の低迷が長期化し先の見えぬコロナ禍ですからね。


では何なのか?それは"技術革新"なのかもしれません。日本国内でもエネルギー、医療、通信とあらゆる分野で技術革新が進み、革新へ向けた巨大な投資が資本を常に活性化させてきたことも、資本主義の日本をこれまで支えてきた重要な要因だと専門家の知見にあります。革新は組織の革新、法律制度の革新と多方面に及び、革新こそか成長の主因になり、その継続により資本は活発に働き続け、資本蓄積に繋がる。今回の悠久は深いぞ。この深さはYouTubeにも劣っていませんし、方向性も間違っていない。そう自負しています。(これぞ自己満足)






さて今回は2020年度2本目までの総括。
40gアップは例年よりは少なく、もうひとつ物足りない推移ではありますが、①自ブリラインの出来不出来についていえば、種親サイズからすればまずまずか。ポテンシャルレベルに成長していますし幼虫の色艶も悪くありません。

・ラインごとの幼虫体重推移アベレージ


2018年ブリードでは先代の松野御大の仰っておられた一度小さく羽化させて整える。偶然の必然か、引越しもあって9ヶ月程放置することになった2018年度ブリードで無事羽化出来た個体の18-KU-605を使用した1〜3番ラインは薄くて華奢な個体を選別した系統でもあり完品羽化率には期待して良いと思います。ただ平均体重は他ラインに見劣りしますね。ポテンシャル通りといったところか。

次に大顎の迫力があり形状を優先している4〜6番は、♀の食性遺伝に差が見られなかったこと。添加剤の影響を多少受け幼虫があまり採れなかった点は前回記述したとおり。おそらく横幅に出やすいと思われ♂幼虫数も少ないために羽化ステージの管理にはひと工夫が必要となります。完品羽化へ向けた対策ですね。


6番以降にはサイズの期待が膨らみます。自己最大サイズを目指しポテンシャルを最大限に発揮させる管理ですね。勿論限られた条件下で、まだまだ失敗もすると思いますが、悠久ブログらしく"革新"で行きたいと思っています。



ひとつの目安にしていた②幼虫体重35g以上5割を超えるか?2020年ブリードではクリアすることができました。やはり自己ブリード中心の年は"餌慣れ"もあって体重は乗ってくる傾向にあります。ここから1ヶ月弱で温度を下げ、蛹化羽化ステージに入っていきます。





総括は以上となりますが、体重が重くても、やはり羽化出来なければ意味がありません。無事に羽化させることが重要となります。
そこで今回は、過去の幼虫画像を抜粋。
羽化した幼虫と羽化出来なかった幼虫の画像を比べてみることにします。





16年ブリードの幼虫色艶の悪い所謂老けた幼虫で、見ただけでも厳しい印象がありました。ちなみにこの年は飼育前半の温度帯が高めで40gアップも15頭程度出ていましたが、軒並み★となっています。



同じく16年度、見るからに元気がありません。






16年と19年の幼虫画像。全体的に透明感がなく真っ白な幼虫はウチでは羽化までたどり着かぬ場合が多い気がします。黄色味がかり老けた幼虫はかなり羽化率悪いのは良く分かるんですがね。皆さんはどうでしょう?







続いて無事羽化した幼虫の画像





幼虫の色艶の他に糞の状態も注目しています。








最後2020年の幼虫画像






無事羽化させることができるか。







自己ブリード累代で選別し整えた個体




迫力ある大顎の形状を受け継ぐ個体




89.2ミリ同腹のポテンシャル




羽化シーズンが待ち遠しいですね。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (くわがたの里)
2021-01-31 21:01:00
無事成虫まで到達した個体の幼虫写真とは面白い切り口です。細やかに幼虫写真を撮影していたからこそ成せる技、興味深く拝見しました。我が家の幼虫からも後から振り返られるような個体が出てくることを期待したいと思います。
返信する
こんにちは (>くわがたの里さん)
2021-02-09 04:25:56
観察はスキルアップの上で非常に大切
であることをあらためて知る今日この頃
です。自分自身で羽化予想するのも
良いかもしれません。^^
返信する

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