秩父鉄道が主催するハイキング「深緑の山歩き 霧藻ケ峰へ」に友人と参加しました。
三峯神社の奥宮である妙法ケ岳、白岩山、雲取山の三つの峰は古くからの信仰の山であり修験者が修行した山々でしたが、近代になり三峯神社、霧藻ケ峰、白岩山を経て雲取山に至る登山ルートが整備されました。
三峰神社から霧藻ケ峰への往復・・・往路2時間、復路1時間半のハイキングです。海抜1,100メートルにある奥宮から1,523メートルの霧藻ケ峰まで、桧、杉、ブナ、ミズナラなどの木々に覆われた道を歩くハイキングは、まさに「深緑の山歩き」でした。
秩父鉄道三峰口駅から三峰山駐車場まで専用バスで・・・駅は海抜300メートル、荒川は深い渓谷となっており、国道140号は荒川を渡り、かつてのロープウエイ駅へ入り口であった大輪の鳥居を過ぎ、渓谷沿いを登っていく。山頂まで杉や桧に覆われた周辺の山々が美しく、山肌にしがみつくように集落がある。海抜530mにある秩父湖で国道と別れ、三峰駐車場へと標高差500mを一気に登る。
三峰山駐車場に50分で到着。海抜1100m地点の駐車場は霧で覆われていた。ここから三峰神社は北へ10分、ハイキング路は南へ進む。
三峰千年の森と名づけられた木々の間に石楠花が集められた庭園のような雰囲気の森を過ぎ、樹齢を感じさせる桧や杉の間を進む。登山道というより参道といった趣
炭焼き平へ・・・炭焼き窯がほぼ原型を留めている。
やがて登り坂に・・・薄日が差し込んでくる
あと標高150メートルを登り切れば霧藻ケ峰・・・しかしここからが急坂
太陽寺を経て麓へ降りる道と霧藻ケ峰への登山道分岐点・地蔵峠へ。雲取山を経て奥多摩に抜けるカナダ人ハイカーと話を交わす。
海抜1500メートル地点で霧を抜き出て、和名倉山、両神山の山並みを望む
霧藻ケ峰の命名者、秩父宮殿下・妃殿下のレリーフを見るハイカー。
霧藻ケ峰は青空の下にあった。(休憩所はトイレを除いて閉鎖中)
アクセス:
○ 三峯神社ホームページを参照
○バスは平日3便、土・日・祝日で5便、ハイキングで利用するなら西武秩父駅9:10発(平日)、9:10発、10:10発(土・日・祝日)を・・・。
○秩父鉄道主催沿線ハイキングはホームページで確認
参考までに:
三峰山「空中ケーブル」
大正末期から昭和の始めにかけてケーブルカーブームが起こり、筑波山(大正14年)、高尾山(昭和2年)、御岳山(昭和9年)と相次いで建設され、昭和14年には三峰山と麓の大輪との標高差680メートルを8分で結ぶロープウエイが完成、「空中ケーブル」として営業を開始した。しかし近年になり三峰山まで観光道路が通じたこともあり、利用者減と老朽化で2007年に廃止された。
雲取山登山ルートの変遷
三峰口駅からバス、ロープウエイを乗り継いで三峯神社に参詣、さらに5時間半で雲取山へというのがかつてのメインルートだったが、ロープウエーが廃止され、さらに東京都側の奥多摩からは日原林道や後山林道を車で雲取山登山口まで入ることができるようになり、三峰口からの雲取山登山者は減少した。ちなみに雲取山は東京都の最高峰(2017m)。
この山行会で、10月に霧藻ヶ峰に登る計画があり、関係者が書かれた所をいろいろ見ていたのですが何というのかなぁ?私のように初心者にとっては、写真が要所々に入っていて、そこでコメントされていると、非常にわかりやすい。なんだか一緒に登っているような感じさえなりました。これを参考に登ることを楽しみにしています。
今後も登山・ハイキング記事を時々見させていただきます、また、新規の同記事も楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。