新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

解散の大義名分

2017-09-22 14:07:03 | コラム
フジテレビのバイキングで「解散の大義名分」を採り上げた:

22日はジムから帰って何気なく8チャンネルにすると解散が話題で、自民党からは片山さつき、民進党からは大塚耕平が出て、政治評論家は鈴木哲夫が座っていた状況。この番組で採り上げるとは少し意外な取り組みだと思って次第。私はこの大塚という人の博士号まで持っている学歴と日本銀行中退という素晴らしい経歴にずっと注目してきた。それは、それほどの学識経験を活かす場として民主党は余りにも不向きだし、彼自身の論理的ではあってもあれほど学者的な弱さを見せては、出ていく場を誤っているとしか思えなかかった。

彼は(未だに総理が解散と宣言していない時点で)安倍総理が解散に持っていく理由として

*支持率の改善、*モリとカケの追求を避ける、*民進党内の混乱、*新党結成のもたつき

を理路整然と挙げていた。確かに解り良かったが、同じ民進党でも前原や何でも貶す一方の山野井等の連中とは一味違う穏やかさで、如何にも迫力不足だった。あれでは解説者然としていた。

私は彼らの論調を聞いているのも興味はあったが、レギュラー出演者である東国原英夫が「北朝鮮問題は来年に現実問題として危機が訪れる」と予告してたのも印象的だった。彼は「解散で政府も国会も空洞化するというのは正しくない。総理他の閣僚はそのまま残っているのだし、参議院で対応できる」と言い、片山さつきもこの点を補強して賛成した。

議論の大勢は私にはDPRK問題は本当に深刻化しており、東国原が推理して見せたように「トランプ大統領と安倍総理の間では既にアメリカが最悪の場合には極端な手を打っていくことを了解済み」なのであれば、自衛隊の存在を憲法に加えることは必要だということは十分に「解散の大義」になると言っていると聞こえた。ここで興味があったのが大塚の発言で「憲法解釈上疑義があるなど言う必要もなく、自衛隊は合憲」となっていたことだった。

大塚は民進党としては「モリとカケ問題は未だに国民が納得していない」と言い出さざるをえなかったようだが、片山は「その点はこれから先に総理があらためて説明されるはず」と、私には大塚の主張を頭から否定しなかったのは不思議に思えた。というのも、「休会中審査で十分に説明済み」程度は言うかと思っていたから。私は納得していないのは国民ではなく、朝日・毎日・東京新聞とTBS他のマスメディア連合で、彼らが自分たちに都合が悪いニュースを流さなかったことこそ真っ向から批判されてしかべきだと思う。

何れにせよ、私は解散に反対する理由に「モリとカケの追求を避けるとは」とするような姿勢こそ国民の目を欺く所業であり、野党とマスメディア連合軍はいざ解散ともなれば、この一点だけにでも執着して安倍政権批判の論陣を展開するものと予測するのだ。私が危惧することは、この戦法は効果が出てくるのではないかという点だ。一部か会う程度以上の数の国民の方々が fake news と見破ってくれるかが心配だ。

私にとって気懸かりなことは「UNにおけるトランプ大統領と安倍総理の演説はDPRKに対して徹底的に対抗する姿勢を示され、最早取り付く島もない状態で、巷間言われているような『対話』や『意思の疎通』(これは最早死語で「コミュニケーションを取る」というカタカナ語が普及しすぎている)などの余地がほとんど残されていない点だ。それはその通りだとは思うが、ここから先は金正恩委員長がどのように反応してくるかだと思う。

私は如何なることがあっても、金正恩委員長がこれまでの方針を変更する可能性はないと見ている。そこには「モリやカケ」などとは比較することすらあり得ない重大な、敢えて危機という表現を使うこと避ければ、アメリカ・日本・韓国にとっての対DPRKの最悪の事態も予測できるのだ。


9月21日 その2 「国民は納得していない」だと

2017-09-21 13:36:31 | コラム
解散は疑惑隠しか?:

21日の朝にテレ朝で社員の玉川徹が「国民の8割が政府と安倍総理のモリとカケについての説明に納得していないとの世論調査の結果がでいる」と、語気鋭く非難。テレ朝の社員ならではの発言。あの世論調査などは偏向キングの朝日、毎日、東京等の新聞に加えてテレビ局がまるで意図的なような設問で問いかけているのだから、納得していない者たちが8割にも達する仕組みになっているのではないか。

そこにダメ押しの如く、玉川があのような発言を淺から聞かせれば「安倍総理の解散、怪しからん」となっていく訳だと思って聞き流していた。この番組の常連である時事通信の田崎は「総理は休会中審査で懇切丁寧に説明しておられたので、あれで十分だと思っておられるだろう」とは言っていたが、玉川がそれを打ち消すような発言をしたのだった。私は玉川の発言には無用の悪影響がありはしないかと危惧するのだが。

私はこの問題については総理その他の説明を聞くまでもなく、十分に理解している。解散は疑惑隠しなどではないと思う。また、これらの問題は極端に言えば「でっち上げ」に近い案件で、野党とマスメディア連合軍が「憲法改正阻止」の手段に使っているだけのことだと理解している。私にはアンケートだか何だか知らないが、我が国には理解力と認識不足な連中が8割もいたのかと思うと、大変情けないと言いたくもなるのだ。

安室奈美恵の引退宣言

2017-09-21 08:08:28 | コラム
他に喫緊の話題はなかったのかな:

今朝は4時前に目が覚めてTBSにチャンネルを合わせると、(何という番組かも知らないが)いきなり「昨日は重大なニュースがあった」と言って持ち出したのが安室奈美恵の引退宣言の新聞記事だった。別段呆れることもなく、テレビとはこんなものだと思って聞いていた。偏向テレビ局の最右翼にあると思うTBSではトランプ様や安倍総理のUNでの演説よりも、この件の方が優先順位が高いとは素晴らしい」と感じたのだった。

私はこういう歌って踊る歌手が沖縄から出ているくらいは勿論承知していたし、如何なる曲を作っても基本的なメロディーが皆同じで「何処が前作と違うのか」と常に思わせる大作曲家小室某と組んでいたことも聞かされている。その引退宣言がこれほどの重大事とは知らなかった不明を恥じるべきかとも思った。宮里藍に続き沖縄出身のスターの引退表明だった。

ここで英語の講釈というか、安室奈美恵が歌ったヒット曲だという歌の題名を批判してみよう。”Can you celebrate?“といったと思うが、一寸音読してみれば解るが流れに乗らないのだ。小室某は英語擬きの曲名や歌詞にも英語擬きを入れるのが得意技のようだが、辞めた方が良いだろう。この曲名は流れに乗らないのも当然で、理屈を言うと celebrate という動詞は「他動詞」であるから祝福する目的語が出てこなければならないからだ。この英語擬きの意味は全く不明で、私如きの理解を超越している。“Never end”というのもあるそうだが、これも違和感だけしかない。

小室如きを相手にして野暮を言うのはこれはこれくらいにしよう。先ほどから音だけ聞こえているテレ朝でもこの件で持ちきりで、安室の歌声も聞こえてくる。長閑なものではないか。当方はトランプ様と安倍総理のUNの総会におけるDPRK非難の大演説に、金正恩委員長が如何に反応してくるのかの方が比較しようもないほど気懸かりである。

トランプ様を始めとしてアメリカの政府首脳は常にDPRKが挑発的行動(provocation という言葉が使われている)を取ると批判してきた。だが、今回の演説では日米が provoke の側に立っている気がするのだが。安倍総理はトランプ大統領と示し合わせた上でのあの表現にされたのだろうか?その狙いは何処にあるのだろう。fake news発信のアメリカのメディアは如何に反応したのだろうか。


9月20日 その2 長い一日だった

2017-09-20 19:25:43 | コラム
懐かしき藤沢でほぼ一日を過ごした:

本日は新宿を9:18の快速急行で藤沢に向かい10:30より藤沢市で昭和20年に湘南中学入学以来の級友の有志5人と、言わば臨時のクラス会。2時間ほどみっちり語り合って昔話のみならず現代の政治までを語り合って解散。持つべきものは古き級友で滅多に藤沢まで来ることがない小生の為に集まって貰えたのだった。

私は彼らに感謝して駅の直ぐそばの中華料理店で13時からは開催される、昭和23年の国体で高校の部のサッカーで優勝し損なった生き残りが集まる年に一度の昼食会に参加。ところが、最年長の幹事さん(昭和24年度の卒業)が「もう我々も長生きできないから4年下までの連中も呼んで世代交代をして、この会を長続きさせよう」との趣旨で大勢呼んであったの驚くほどの高齢者の集いとなっていた。

集まった面々で最年少が昭和30年卒で80歳、最高齢が昭和24年卒の87歳という凄い会合。中には先ず多くの関東大学一部リーグの花形選手が綺羅星の如く。当方のように関東大学4部リーグの名選手など出る幕なしの状態。面白くなかったのは会場だった銀座アスターに一歩踏み込むと、黒服が何も言う前に「湘南のサッカーOBの会ですね。ご案内します」と個室に連れ込まれたこと。「俺ってそんなにジジイ顔か」と自問自答。

その会が15時に終わり、次なる会合は藤沢に住んでいる昨年妻を亡くした実弟と今年2度目の顔合わせ。ここでも散々語り合って16時過ぎに「安全を期して暗くならないうちに帰ろう」と別れて、小田急線の快速急行に乗って、ついぞ中国人など見かけずに日本人ばかりでごった返す藤沢の街の風景など見る暇もなく新宿の我が家に帰れば18時前。文字通りの It was a long day. だった。宜しければ、6時間以上もしゃべり続けた84歳の体力(口力?)を褒めてやって下さい。

小さな問題

2017-09-20 07:31:57 | コラム
森友と加計という疑惑:

自民党の二階会幹事長は「森友と加計は小さな問題と言ったので野党が反発するだろう」と、先ほど聞いていたテレ朝の朝のニュース(なのだろう)ショーで嬉しそうに報じていた。だが、「またか」と思った。前原代表は待ってましたとばかりに、批判的な言葉で反応したし、共産党の小池は「解散するならば国民の疑惑を晴らしてから」と曰った。念の為申し上げておくと、私は二階幹事長が言う通りで「小さな問題」だと思っている。

私も国民の一人だが、小池が言うような疑問など全く持っていないし、小さな問題であることに疑いの余地はないと思っている。考えなくても解ることで、迫り来るDPRKのmissileや核兵器の危険度とモリとカケ問題などは、あらためて比較する必要もない小事だ。野党とマスメディア連合軍はそれくらいは承知でも、他に言いがかりの材料がないので「疑惑だ」と言い続けるしかないのだろうよ。

私独特の深読み、いや今回は言うなれば「淺読み」に過ぎないだろうが、野党とマスメディア連合軍は明らかにこの時期での解散は好ましくないということを、このような批判的な言辞を弄することで表しているのだとなる。私は最も困っているのは、野党なのか「ユ党」なのか、私の目には判然としない恰も鵺の如き若狭勝率いるはずの「日本ファーストの会」ではないかと思う。