新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月1日 その2 パリオリンピック雑感

2024-08-01 08:18:34 | コラム
色々な事が起きるものだ:

判定とは微妙で難しいもので:
柔道の永山竜樹の件は既に論じたが、今度は男子バスケットボールが強豪である地元フランスとの試合に、後14秒残して勝利かと思えば、微妙とも見える河村の反則で同点にされてしまった。テレビの報道では、その反則に取られた場面を8箇所のカメラから撮って見せてくれた。河村も不満そうな顔付きだったことが示すように「触っていない」かのように見えた。

その前には期待のエース八村が2度目の「アンスポーツマンライクコンダクト」って言うとフットボール用語で、バスケットボールでは「アンスポーツマンファウル」となるようで、退場になった。これも贔屓目で見れば「八村は押しておらず、ホームタウンデシジョンか?」と見えるのかも知れない。

これらの判定について、関東大学1部リーグでのフットボール経験者の見解を尋ねてみた。先ず言われたことは「負けた方の支持者はそういう事を言うものだ」だった。そして、八村の2度目のアンスポーツマンライクファウルの判定は間違っていないとは言ったが、河村の件については「負けた方の主張」との意見は変えなかった。私は明らかに誤審に見えたのならば話は違うと思うが、あの試合では残念ながら判定に従うしかなかったようだし、ホーバス監督が抗議したとも報じられていない。我が代表の健闘を讃えたい。

ロシアは参加できていないのに:
イスラエルも、ウクライナも、パレスチナも参加している。私は男子のサッカーで我が代表がイスラエルと激しい試合をして最後の最後に細谷が見事に決めて勝ってグループリーグを1位通過してくれたのを見ていて「そう言えば、ウクライナはいるが、ドーピング問題があったにせよロシアはいなかったと気が付いた。戦争状態にあるという点ではウクライナもイスラエルもパレスチナも同じなのではないか。ドーピングが宜しくないというのならば、中国の水泳選手が疑問視されているのではないか。IOCのバッハ会長は如何お考えなのだろうか。

流石LVMHの国:
言うまでもないかも知れないが「モエヘネシールイビトン」のことである。上位入賞者の表彰式でメダルを乗せたお盆を捧げ持ってくる女性たちの帽子もブラウスもパンツも垢抜けているなと思ってみていた。「流石LVMHの国だ」と感心していた。だが、昨日宮根のニュースショーで教えられるまであの市松模様のお盆(台)がルイビトンだったとは想像もしていなかった。そこまでやるかと感心。

宮根の解説では、あの垢抜けたデザインの出で立ちは、LVMHの所属かどうかは寡聞にして知らないが、有名なデザイナーによるものであるそうだった。「なるほど」とここでも感心。だが、全てが「なるほど」とは行っていないようで、テロ対策は万全に見えたが、我が国他もう一ヶ国の選手が選手村で盗難に遭っていたそうだ。かのブラジルサッカー界のレジェンド・ジーコ氏も盗難に遭ったと報じられたが、「選手村で」だったかどうかは知らない。

何れにせよ、これほどの大規模というか世界的な催し物を開催すれば、テロ対策も厳重にせねばならないだろう。その上に選手村にも120%完全に注意というか警備・警戒態勢を整えねばならないのである。それでも、窃盗のような不測の事態も発生するものだと思ってみている。それでも、万難を排して挙行されたフランスには敬意を表すべきだろう。


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