新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

ジャイアンツだって勝つことはあるさ

2023-04-24 08:09:07 | コラム
止まない雨はないし、明けない夜はないじゃないか:

近頃は別に時代に少しでも追いつこうという訳でもないが、YouTubeなるものを見ているときもある。らくらくスマートフォンでもGoogleで大学関連の記事(と言うのかな)を何度か見ていたら、やたらにその関連のものが入ってくるようになった。YouTubeも同様で、スマホでは細かくて読みにくいのでPCで確認して以来、その関連が数多く現れる。気が利いているような時代になったものだと感じている。

つい先頃「ジャイアンツ嫌いとしてはジャイアンツが負け続けるのは結構なことだ」と打ち込んだら、ワードなのか何なのか知らないが、「結構なことではない」と書き直せと指示をしてきた。その頃は未だ10敗程度のことだったが、YouTubeでも専門家というのか評論家というのか不明だが、うるさ型が原辰徳監督の采配をこれでもかとばかりにこき下ろしていた。その内容は当方が常々指摘してきたことと大差がなく、新鮮味に乏しかった。

そこで感じたことは「確かに現在のジャイアンツはあのような体たらくだが、監督とコーチたちの手腕というか力量は兎も角、何時までも負け続けている訳がなく、そのうちに立ち直ってきて、最悪でも3位か4いくらいまでには上がっていくだろう」だった。ここには戦力の分析とか言う理論的な根拠はないが、「明けない夜はない」のであるから、そう何時までもビリに落ち着いている訳はないだろうという程度のこと。同情もしないし褒める気なんて頭からない。

そして、昨夜のようにスワローズに連勝してしまった。雨だって止むのだし、スワローズでは日が暮れかかってきただけのことだろう。世の中とはそういう風にできているものなのだと、90年も生きてきて漸く少し見えてくるようになった。だが、セントラルリーグの野球ってどうして明るさがないのだろう。ジャイアンツの岡本和真も良い素材のようだが、何とも顔付きが暗いし、何をしても楽しそうに見えない。ホームランを打ったらもう少し無邪気に喜べよと言いたくもなる。

一方のパシフィック・リーグの方には活気があるというか、生きの良い若手が出てくるのが宜しい。昨日も山下舜平大という昔のお侍さんのような氏名の投手が速い球を沢山投げて勝利投手になっていた。全般的にこのリーグにはアメリカのMLB並に150km台の速球を投げる投手が数多く出てくる。簡単に割り切って言えば、こちらの方が若い選手たちを合理的且つ近代的なトレーニングで鍛えているのだろうと思う。これもYouTubeだったと思ったが、張本勲が何かと言えば「走り込みが不足」と不出来な選手を貶しているのは時代遅れであると手厳しく批判していた。要するに、セントラルの野球は時代遅れなのだろう。

「走れ、走れ」というのは故金田正一氏がクドいといいたいほど唱えた練習法である。即ち「足腰を鍛えて下半身を強化すれば」という「ウエイトトレーニング」などという手法が導入される以前の話である。勿論一理ある訓練法だが、否定的にいえば「野球とはそもそもサッカーやラグビーやフットボールとは異なって、走り津づけている競技ではないのだから、練習法に『走り込み』を加えるのは当たり前のことで、特筆大書すべき事でも何でもない」のである。

ここで締めくくりに話の筋をはずすが、ロシアのワグネルだったかの頭目が休戦だったかに言及したそうだ。だが、このロシアのウクライナ侵攻は一向に止む気配がない。当方の信じる「止まない雨はない」と「明けない夜はない」と「今好調な会社は何れ不調になる」が一向に当てはまらないのだ。プーチンはもうそろそろ手を打ったらどうだろう。彼のお陰で全世界にあれほどの悪影響を与えて暗くしたのだから、満足しても良くはないのか。

彼の無茶苦茶な侵攻の為で世界中何処を見ても、物事が良い方向に転じた例がないではないか。少なくとも良い方向に向かっている傾向が見えるのは中国だけではないのか。アメリカを見れば、少なくとも知識階層が相手にしないか当てにすることがない人物が、また大統領になるのだと息巻いているではないか。あそこでも未だ夜が明けそうにはないと見えない。



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