新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月29日 その2 日大フェニックス問題の影響がここまで及んだか

2018-05-29 16:16:31 | コラム
孫が来年は大学進学なので:

29日にジムの浴室で顔馴染みの都内の野球の強豪校のOBと語り合った。偶々話題が目下全マスコミを挙げて報道合戦を展開している日本大学フェニックスに及んだ。運動部の経験者である彼は「歴史と伝統がある運動部の経験がない者たちにあそこまで根掘り葉掘り採り上げられてはどうにもならない。大体我々がいた世界では部員が監督と語り合えるようなことはなかったが、彼らはそうとは思っていないのも困ったことだ」と、言うなればフェニックスに対して一定の理解を見せていた。

だが、彼はここまでで話題を変えて「実は、今孫に困った問題が起きている」と切り出した。それは「孫が折角日本大学の付属校に入学して来年は大学進学なのだが、あの悪質タックルの一件以来日本大学には大いなる逆風が吹き、大学生には就職活動にも支障を来している面があると聞いている。それでは、果たしてこのまま日本大学に進学させるのが適切であるか否かで迷っているのだ」ということだった。

私も一部の就職活動にはそういう難しい事態が起きているとの報道は承知しているが、この件のように未だ3乃至は4年先の就職のことまで祖父としては悩んでおられると聞いて、あのフェニックスの件の影響がここまでに及んでいるのかと、心中密かに驚きはした。だが、連日連夜各テレビ局が結果的には同じ事の繰り返しにはなっている面もあるが、あれほど日本大学を色々な角度から分析し且つ批判してみせれば、高校生の父兄や祖父母までが心配される事態となるとはと、マスコミ報道の影響に今更ながら脅威を感じたのだった。

だが、あの宮川泰介君の記者会見以降、日本大学本体とフェニックスの対応は決して世間というか世論というかマスコミ論調を満足させうるようなものではなかったと、マスメディアや専門家や所謂有識者たちが批判しているのだ。それを聞けば(見れば?)不安感を覚えらられるのも無理はないかと思う次第だ。そこに加えて、今夜には関東学連の内田前監督と井上前コーチとフェニックスそのものに対する処分が発表されるという。私は日本大学の理事会には事がここに至れば、決然として立ち上がって事態を解明して見せて頂きたいとは思ってその動きを注視している。



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