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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月20日 その3 赤沢大臣のアポイント無し訪問の報道に思う

2025-07-20 13:36:46 | コラム
「こういう事もあるのではないのか」と推理した:

そんな事があるのかと、とても考えがたい驚愕的な報道だった。我が親愛なるマスコミは「ベセント財務長官が如何にも良心的な人物であるかのように報じるし、ベセント氏そのものも穏健で親しみやすいかのような風貌のようにも見える。だが、本当にそうだったのならば、現地にまで来ておられる赤沢大臣と喩え約束がなくても、会談を避けるような態度を取る事があるのだろうか等々、色々と推察してみた。

最も甘く考えるシナリオは「ベセント長官は赤沢大臣の熱意に突き動かされ、要求通りに譲歩することで同盟国間の好関係を維持すべきかと考えるに至った。だが、彼には譲歩する権限(authorityで良いだろう)など与えられておらず、忠誠を誓ったボスのトランプ大統領に譲歩論を持ち上げられる立場にはないと、哀しいほど解っている」のだろう。故に、これ以上の赤沢氏との接触を回避しようとしたのでは。

悪いシナリオは「トランプ大統領に赤沢大臣と時間の無駄だとしか見えない会談を重ねて、日本側に希望を持たせるな。これ以上に会談を続ければ、君のjob securityの問題にするぞ」と告知されたのではないかという辺りだ。即ち、トランプ大統領は日本の硬い態度とベセント財務長官の弱さに、不満足感を抱いているのかもと見えるのだ。脆いと見込んだ日本を崩せず、面子を失うことを怖れているだけ。

私は根本的にトランプ大統領のtariffs作戦は国際貿易慣行についての無知と、法の曲解に基づいて、諸外国を不当に圧迫する誤った政策であると認識している。故に、赤沢大臣の努力を評価して差し上げて成功を祈るべきだと考えているのだ。


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