新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月23日 その4 花咲徳栄が勝った

2017-08-23 18:05:54 | コラム
埼玉県の学校の初優勝とは知らなかった:

実は正直に言って広陵が勝ってしまうかも知れない試合を見るのが嫌で、と言う訳でもないが、プラセンタエキスの注射の予約があり、試合開始後間もなく外出してしまった。そして、15時半過ぎに帰宅してみれば、花咲徳栄が10点以上の差を付けて6回が終わっていた。やれやれと一安心だった。私は広陵を嫌う理由をハッキリと言うのは後難を恐れて回避するが、簡単に言えば「生理的に受け付けない」のであるが。

兎に角、花咲徳栄が勝って良かったが、決勝戦でもあれほど打つとは思っていなかった。BS朝日で横浜の渡辺氏が解説だったので、それならばもっと聞いておきたかった。私は広陵が来るのではないかとは言ったが、広陵の投手の左投げの平元というのは一寸弱いのではないかとも見ていた。果たせるかな花咲徳栄を抑えきれなかったようだ。

それにしても、朝日は何時まで現在の形での高校野球を引っ張り続ける気なのだろうか。私はずっと以前にベンチ入りの人数は最低でも25名にして、投手・打撃・守備の3人のコーチを入れること、投手の連投は原則禁止で最小でも5人の投手を連れて行かせるべしと指摘しておいた。だが、現在の18名と記録係に監督で20名分の経費しか負担しないと言っている制度と比べれば、私の提案では発行部数が激減した朝日新聞には経済的に耐えきれないだろう。それならば、潔く制度を変えるか、別途スポンサー様を募るか、止めるべきだ。

花咲徳栄、お目出度う。君たちは偉かった。

8月23日 その3 何故米国に

2017-08-23 08:29:32 | コラム
アメリカの表記:

お気づきの方もおられるかと思うが、私は「米国」という言葉遣いを採らない。思うに、新聞社が紙面上の字数を減らすために4文字の「亜米利加」とカタカナの「アメリカ」を回避して「米国」を使っていると解釈している。何故か「亜」にならず「米」となったようだ。おかしな略し方ではないのか。

安倍総理以下政治家は皆「米国」と言っているが、あれにはそういう言葉遣いの規制でもあるのだろうかと疑っている。その昔、アメリカに行って ”Our country is rice country. Your country is the same.” と言った代議士がいたと聞いた記憶がある。矢張り「米国」の悪影響があったようだ。


8月23日 その2 英語の駄洒落

2017-08-23 08:14:18 | コラム
駄洒落にこういうのもありました:

賢弟?の若かりし頃の傑作だと思っていますが、ビールを一杯飲んで、

“I cannot answer.”

と一言。「答えられない」即ち「堪えられねー」でした。

その他には 私は ”Look at zama!”も屡々文章の中に取り入れていました。ご想像の通りで「ざまを見ろ」なのですが、英語では何というのか、参考までにプログレッシブ和英辞典を見ると ”It serves you right.” とありました。「へー」でした。私が瞬間に考えたのは、”You must realize It was your own fault. でしたが、長すぎてもう一つ物足りない思い。”It came right back on you.” とも考えてみました。

お後が宜しいようで。


私を不安にさせるアメリカ

2017-08-23 07:58:12 | コラム
トランプ大統領は何処まで覚醒するか:

トランプ大統領は共和党の候補者に選ばれる前から暴走気味で、私に「彼は単なる無知で、無知だからあのようなスローガンや政策を掲げるのか、あるいは何もかもご承知でありながら無知を装っているだけか。だが、無知のように思えてならない」と言わせていた。

就任後半年を過ぎて、事態がここまでに到って遂にと言うべきか何と言うべきか「懐刀」か「黒幕」かの如きだったステイ―ブ・バノンを解任した。聞くところでは、かのメキシコとの国境に壁を設けるとか、イスラム教徒入国させないとか、不法移民を強制送還するとかの政策を吹き込んだのはバノンだったそうだ。ということは、今後はトランプ大統領が自分で政策を打ち出すというのか。

それら以外にも我が国や中国と韓国との貿易赤字を削減するとの交渉に打って出たのは、増加する一方の国防費や対DPRKとの軍事作戦の準備に膨大な国費を投じるので、貿易赤字を看過できない事態に立ち至ったという理屈があるようだ。私でさえ、この理屈には納得できない面が多々ある。

アメリカが今日の貿易赤字を生むようになった原因は数々あるが、その点を顧みずしてアメリカに売りつけている諸国が悪いのだという論理は最初から破綻している。韓国の得意とする言い分ではないが、トランプ大統領とバノンの言い分には根本的に「歴史認識」が欠如している。日米繊維交渉の1970年代に立ち戻って考えて見れば明らかだが、輸入に依存せねばならない体質にしてしまったのはアメリカ自身である。

その歴史を顧みずして、2017年の時点で貿易赤字を断面を見て「輸出してくる国が悪いのだから、関税を課して懲罰し、NAFTAの如き条約を結んであるカナダとメキシコとは再交渉し、対米輸出を減らさせる方向に持っていく」というのは、余りにも手前勝手で自らのこれまでの所業を知らなすぎる。尤も、ブライトバートの親方だったバノンが貿易とは何かを熟知していなかったとしても、私は驚くには当たらないと思う。ましてや、不動産王が対日、対中国、対韓国の貿易実務の実態とその歴史を何処までご存じだったかとの疑問もある。

国際情勢に目を転じてみれば、私は今日の対中国、ロシア、DPRKとの関係は混迷の度を加えたと言えるかも知れないが、そこを今日のように難しくした原因と責任の大半は、トランプ大統領自身にあると思えてならないのだ。その陰にバノンがいたかどうかなどは知る由もないが、私はトランプ大統領がやって来たことは「マッチポンプ」だったと思えてならないのだ。

それは、確かに金正恩は核実験の強行だのmissile発射等で暴走しているかの如きだが、トランプ大統領も国際平和の為もあっただろうが、航空母艦を派遣するなどして強力な「軍備」を誇示して所謂「チキンレース」に持っていったではないか。習近平に対する姿勢と言動にしてもブレ過ぎていないか。

そして、現在彼の周囲に残ったのは、彼との対比では寧ろ穏健にしか見えない恰も軍事政権の如きになった感がある、ペンス副大統領を除いた、軍人ばかりと、クシュナー以下の親族である。トランプ大統領は「ここから先にアメリカを何処に向かって動かしていくのだろうか」と、私は不安になり、どうなることかと考え込まされている。

多くのメデイアは、既に電話会談で文在寅大統領に語りかけたようなFTAの締結を、我が国にも迫ってくると予測している。そうすることが、今やトランプ大統領にとって数少ない盟友となった安倍総理が率いる同盟国日本に対して採るべき姿勢だろうか。彼には最早その辺りの簡単な理屈も解らないのか不安になる。

また、私には自分が何をしているのか、何をしたいのかもお解りでないような大統領率いるアメリカが、尖閣等々以下の我が国を言葉通りに守ってくれそうな同盟国として、何処まで頼りにして良いのか、不安に思えてならない。それは、日米安保条約の誠実な実践がトランプ大統領の執務室の机の上にあるだろう膨大な”To do list”の中で、何番目に載っているだろうかを懸念するという意味だ。

因みに、私は「米国」という言葉遣いを採らない。思うに新聞が紙面上の字数を減らすためにカタカナ4文字の「アメリカ」を回避していると思っている。あれは、その昔「亜米利加」とした名残だろうが、何故か「亜」にならなかったようだ。