そろそろトイレに行った時に、使用済みのトイレットペーパーを捨てるためのバケツを探さなくなってきた。
だって、中国も、韓国も、紙をそのままトイレに流すことが出来なくて、個室にそれを捨てる用のバケツが置いてあるんだもん・・・。
日本の水洗能力の素晴らしさ。
用を足した後に、何の気兼ねも無くジャーッと紙を流せる便利さ。
それ以外にも、日本を離れてしみじみ実感する日本の快適さって、ほんといっぱーいあるよねぇ。
ブラボー!ジャパニーズテクノロジー!超ブラボー!
ありがたや、ありがたや・・・。
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今回も、歴史的な建造物を使っている宿泊施設を調べて予約して行った。
以前は"満州(正確に言えば関東州)"と呼ばれて、日本が統治していたこともあるエリアにある大連では、その当時日本人によって作られた立派な建物がまだ当時のまま綺麗に残されている中山広場という場所に面しているホテル。
大きなロータリーになっていて、その周りをグルリと、非常~にアトラクティブな建物が取り囲んでいて壮観。
しかも夜になるとそれが一斉にライトアップされて、それはそれは綺麗。
ホテルにはその中山広場に面した部屋が3つだけある、と聞いたので、何ヶ月も前からその部屋を予約しておいた。
そしたら本当に、いっちばん理想の角度の、この一番印象的な建物が真正面に見える部屋を取っておいてくれた。
嬉しかった~。
窓際に行くと、まん丸いロータリーをぐるっと取り囲むライトアップされた建物が、めっちゃ綺麗でマジ感動・・・。
「そーよ、そーよ。これが見たくて来たのよ・・・・。」と窓枠のところに座って、飽きるまでこの景色を見ていた。
ホテルの中には、関東州時代にラストエンペラー、愛新覚羅 溥儀が使った部屋が、その時の調度品までそのままに残されていたり、男装の麗人、川島芳子などが出入りしていたカフェなども残っていて、まーーーすごい。
正真正銘のレトロ。
ちゃんと手入れして登録すれば、たぶん間違えなく世界遺産。
すごく綺麗な会議室やらなんやら、当時のものがたくさんあるのに、一般に殆ど公開していないのは残念だった。
なんとか交渉して、できる限りは見せてもらったけど、もっともっと細部まで見たかったー。
大連には、その頃の日本人居住区"日本人街"や、ロシア人が住んでいた"ロシア人街"など、歴史を感じさせる史跡も多いけど、大、大、大開発真っ最中の中国にあって、ここも例外ではなく、どんどん古いものが取り壊され、近代的で巨大な高層ビルに建て替えられて来てしまっていて、どんどん観光客にとっての面白みのない街に変わってきてしまっている。
街じゅうに高層ビルをぶっ建てるための巨大な穴ぼこが開いていて、その底で重機が絶賛稼動中・・・。
破壊された昔のアパートや、商店街などの残骸が物寂しい感じだった。
「もうちょっと早く来てれば・・・、このへんの古い街並をもっと堪能できたのに・・・。」とちょっと寂しかった。
ま、これはどの中国の街に行っても感じることではあるけど。