こうなることは判っていたんで、ずっと心の準備はしてきていたけど・・・・・・・・。
いよいよ発表されると、やっぱり寂しいね・・・。
もう、あの圧倒的なライブパフォーマンスを見ることも、あの見事なコーラスワークを聴くことも、出来なくなってしまったんだね・・・・・・・・・。
毎年参加してきた、真夏のお祭りa-nation。
初めのうちはほんのちょっぴりしか居なかった東方神起ファンが、毎年、毎年、目に見えて増えて行った。
毎年行くたびに、客席の東方神起グッズの色で埋められている割合がどんどん増していく様が嬉しかった。
去年は、そうとうな売れっ子扱いで出演順もすごく後ろのほうに回されていて、東方神起が出演する頃にはもう空は真っ暗の夜の時間帯になっていた。
去年のa-nationペンライトの色は青。
スタジアム中で幻想的に青い光が揺れていて綺麗だった。
一人のアーティストの出番が終わり、会場中が一瞬暗くなり、そのペンライトの青い灯りだけになった。
そして次の出演アーティストの曲が流れ、それが東方神起だと判った瞬間、大歓声と共にスタジアム中に一斉に真っ赤なペンライトの灯りが点いた。
東方神起のペンライト。
あの初のドーム公演で使われたペンライト。
ものすっごい数の、スタンド中を埋め尽くすような数の赤い光が一斉にブワッ!と点いた様子は圧巻だった。
「こーーーーーーんなに居るんだ!!」って、本当にビックリした。
ライブはもちろん、ものすごい盛り上がりだった。
周りの人も、男の子も、女の子も、みーんな立って盛り上がっていた。
「あんなに明るい時間帯に、ほんのちょっとだけ出演していた初期の頃、まだTVとかの露出も少なく知名度も皆無で、歌い始めと同時にお客さんがトイレに向かうために一斉に立ち上がって通路をゾロゾロと歩いてスタンドを出て行く様子を見ながら歌っていたあの頃・・・・、立ってるのはほんの少しの東方神起ファンだけで、あとはみーんなつまらなそうに座っていたあの頃、誰がこの光景を予期していただろう・・・」と思ったら、すげー泣けた。
「会場の東方神起ファンが毎年増えてくるのが判って嬉しい」、って手ごたえ感じて嬉しそうにしてたじゃん。
自分の国で人気絶頂の頃に、いきなり言葉も文化も全く判らない日本に無理矢理連れてこられて、あんなに小さなライブ会場から初めて、ものすごい地道な努力を重ねて、ようやく日本の頂点に、押しも押されもせぬビッグアーティストの地位に辿りついたんじゃん・・・・・・・・・・・・・・・・。
これから、これから今までの全ての苦労が報われるって時なのに・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんで今、解散なんよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あーーーーんなに仲良しだったのに、こんなにあっさりとバラバラになってしまうもんなんだね・・・。
人間関係って、ホント難しい・・・。
唯一の救いは、あの素晴らしいライブパフォーマンスを、何度も何度もこの目で見ることが出来たことだな。
心と身体と目にガツーンと、ものすごいインパクトが襲ってくるような、目眩のするようなあの全身全霊を懸けた究極のライブ。
あの足の震えるほどの感動は、人生でそうそう味わえない。
音楽業界、TV業界と渡り歩いて、仕事でも、仕事以外でも、とにかく数え切れないほどのイロイロなライブパフォーマンスを見てきたけど、東方神起はその中でも3本の指に入る素晴らしいアーティストだった。
もうライブは見ることはできなくなってしまったけど、あの感動はきっといつまでも忘れることはない。
身体の奥底に刻み込まれてしまったから、消えることはないだろう。
東方神起に会えて、本当にシアワセだった。
できれば、このあともずっとずっと、「ワキャワキャしながらもやる時はスゴイんです!」の彼らを見守って行きたかった・・・。
さよなら。
さよなら、東方神起。
あなた達は、確かに東の神になったよ。