■訳してみよう万葉集■<その30>
●題材歌
うつせみの 命を惜しみ 波にぬれ 伊良虞の島の 玉藻刈り食む
―麻続王―(巻一・二四)
●現代訳
①自分は命を愛惜してこのように海浪に濡れつつ伊良虞の島の玉藻を刈って食べている
② ―
③そんなに嘆かないでくれ 私は命惜しさに 波に濡れて この伊良虞の島の藻を刈って食べているのだ
④現実に生きているこの命をいとおしんで 浪に濡れては伊良虞の島の玉藻を刈っては食べておられるのだ
⑤この現し世の命の惜しさに 波に濡れながら 私は伊良虞の島の 玉藻を刈って食べています
⑥この世のはかない命惜しさに 波に濡れながら伊良虞の島の 海藻を刈りとって食べているのです
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《仕様なしに 伊良湖の島で 波に濡れ 藻ぉ採り食うは 死にとないから》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その29><その30>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【伊良虞の島の】へ
●題材歌
うつせみの 命を惜しみ 波にぬれ 伊良虞の島の 玉藻刈り食む
―麻続王―(巻一・二四)
●現代訳
①自分は命を愛惜してこのように海浪に濡れつつ伊良虞の島の玉藻を刈って食べている
② ―
③そんなに嘆かないでくれ 私は命惜しさに 波に濡れて この伊良虞の島の藻を刈って食べているのだ
④現実に生きているこの命をいとおしんで 浪に濡れては伊良虞の島の玉藻を刈っては食べておられるのだ
⑤この現し世の命の惜しさに 波に濡れながら 私は伊良虞の島の 玉藻を刈って食べています
⑥この世のはかない命惜しさに 波に濡れながら伊良虞の島の 海藻を刈りとって食べているのです
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《仕様なしに 伊良湖の島で 波に濡れ 藻ぉ採り食うは 死にとないから》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その29><その30>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
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