![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/6c/e0a8ddd82454a113c208311da45ac027.jpg?random=5538d97e95f51a2d0343527bd4e55a6d)
■天孫降臨 迩々芸命
降り地均しが 終えた時
忍穂耳命は 申し上ぐ
「我が子迩々芸 命こそ
相応し降す 命かと」
天照大御神の 許し得て
八尺勾玉 八咫鏡
草薙剣 賜りて
まさに天孫 降臨の
隊動かんの その時に
道に出で立つ 神一人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/96/e1ecc898f36bd69dcf4be48de713d0e0.jpg?random=1b3e4d8a28cbffc747ebe6eff7123aab)
咎め質すに 答えるは
「我が名は猿田 毘古神
道の案内と お迎えに」
八雲峰々 押し分けて
先導するは 二つ神
天忍日命 その一人
天津久米命 いま一人
やがて筑紫の 日向なる
高千穂岳の霊峰に
お着きなされて 坐すなり
ある日笠紗の 岬にて
迩々芸命 見初めしは
大山津見神の 娘にて
名を木花之 咲夜比売
「汝姉妹は 如何あらん」
「姉に石長 比売おれり」
咲夜比売妻との 申し出に
大山津見神姉も 下げ渡す
迩々芸命姉比売 醜きを
厭い親元 戻し遣る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/37/c37cb727fc02387c30d2040ca3480e6b.jpg?random=4e98bbe995face0a937bb3afa273fc7b)
大山津見神送る 使者言うに
「石長比売遣りし その心
子孫悉と 岩の如
堅固長寿を 確約すにて
咲夜比売を遣りし その心
子孫悉と 花の如
映えの栄えを 誓約すにて
咲夜比売残して 石長比売返す
子孫寿命は 花の如
咲ける間こそと お知りあれ」