■訳してみよう万葉集■<その82>
●題材歌
億良らは 今は罷らむ 子泣くらむ そのかの母も 我を待つらむぞ
―山上憶良―(巻三・三三七)
●現代訳
①この憶良はもう退出しよう。うちには子供も泣いていようし、その彼等の母も待っていようぞ。
②憶良は、もうお先へ失礼しましょう。子供が私を慕って泣いているでしょうし、その子供の母、すなわち私の妻も待っていましょうから。
③わたくし憶良は、もう帰らせて頂きましょう。子も泣いていることでしょう。そうだ、その子の母も、わたくしを待っていましょうぞ。
④憶良はもう退出しましょう。子供が泣いているでしょう。その子のあの母親も私を待っているでしょうよ。
⑤憶良どもはもうこれで失礼いたいましょう。家では子供が泣いていましょう。多分その子の母も私の帰りを待っていましょうよ。
⑥ ―
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《憶良めは もう帰ります 子ぉ泣くし 女房もこのわし 待ってますんで》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その82>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【今は罷らむ】へ
●題材歌
億良らは 今は罷らむ 子泣くらむ そのかの母も 我を待つらむぞ
―山上憶良―(巻三・三三七)
●現代訳
①この憶良はもう退出しよう。うちには子供も泣いていようし、その彼等の母も待っていようぞ。
②憶良は、もうお先へ失礼しましょう。子供が私を慕って泣いているでしょうし、その子供の母、すなわち私の妻も待っていましょうから。
③わたくし憶良は、もう帰らせて頂きましょう。子も泣いていることでしょう。そうだ、その子の母も、わたくしを待っていましょうぞ。
④憶良はもう退出しましょう。子供が泣いているでしょう。その子のあの母親も私を待っているでしょうよ。
⑤憶良どもはもうこれで失礼いたいましょう。家では子供が泣いていましょう。多分その子の母も私の帰りを待っていましょうよ。
⑥ ―
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《憶良めは もう帰ります 子ぉ泣くし 女房もこのわし 待ってますんで》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その82>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【今は罷らむ】へ