ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

訳してみよう万葉集(79)来むと言ふも

2012年08月13日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その79>

●題材歌

むと言ふも ぬ時あるを じと言ふを むとは待たじ じと言ふものを
                                      ―大伴坂上郎女おおとものさかうえのいらつめ


●現代訳

① ―

② ― 

③ ―

④来ようといったって来ない時のあるものを、来られないだろうといっているのに来るだろうなどと待ってはいますまい。来られないだろうとおっしゃっているものを。

⑤あなたは、来ようと言っても来ない時があるのに、まして、来まいと言うのにもしや来られるかと待ったりはすまい。来まいとおっしゃるのだもの。

⑥あなたは来ようと言っても 来ない時があるのですもの 来ないと言うのを それでもひょっとしたら 来られるかも などと頼みに思って待つのは やめておきましょう 来ないと言っているのですもの

⑦来ると言っても来ない人 来ないと言ったら来るのかしら だけど あてにはしないの あなたは来ないと言ったもの

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

うて ん時あるで んや るか待たんで ん言うとんに》


さあ あなたの訳は 如何ですか?

さて <その79>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・

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