NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【九月一日】放映分
秋風は 涼しくなりぬ 馬並めて いざ野に行かな 萩の花見に
《秋の風 涼しに吹くで 馬連ね さあ野に行こや 萩花見ぃに》
―作者未詳―(巻十・二一〇三)
【万葉歌みじかものがたり】《しゑや惜し》
【花(萩)】
空吹く風が 秋呼び来ると
心躍って 落ち着き出来ん
伸びた花枝 穂先が赤紫い
すぐそこ来てる 秋萩季節
我がやどの 萩の末長し 秋風の 吹きなむ時に 咲かむと思ひて
《庭先の 萩が枝先 伸ばしてる 秋風吹く時に 早よ咲こ思て》
―作者未詳―(巻十・二一〇九)
我が待ちし 秋は来たりぬ 然れども 萩の花ぞも いまだ咲かずける
《待ち兼ねた 秋来たのんに なんでやろ 萩花一向に 咲きよらんがな》
―作者未詳―(巻十・二一二三)
娘子らに 行き逢ひの早稲を 刈る時に なりにけらしも 萩の花咲く
《夏秋の 行き会う時分 刈る早稲の 時期が来たがな 秋萩咲くで》
―作者未詳―(巻十・二一一七)
(娘子らに=逢いに行く→行き逢う)
この夕 秋風吹きぬ 白露に 争ふ萩の 明日咲かむ見む
《秋風吹いた 白露が咲かせる 萩の花 明日咲くやろ 見に行こかいな》
―作者未詳―(巻十・二一〇二)
秋風は 涼しくなりぬ 馬並めて いざ野に行かな 萩の花見に
《秋の風 涼しに吹くで 馬連ね さあ野に行こや 萩花見ぃに》
―作者未詳―(巻十・二一〇三)
手もすまに 植ゑしも著く 出で見れば やどの初萩 咲きにけるかも
《丹精して 植えた成果やで 庭出たら 家の初萩 咲いとおるがな》
―作者未詳―(巻十・二一一三)
恋しくは 形見にせよと 我が背子が 植ゑし秋萩 花咲きにけり
《恋し時 偲ぶ縁と あの人が 植えた秋萩 綺麗咲いてる》
―作者未詳―(巻十・二一一九)
見まく欲り 我が待ち恋ひし 秋萩は 枝もしみみに 花咲きにけり
《見てみとて 待ち焦がれてた 秋萩は 枝云う枝に 咲き満ちとるで》
―作者未詳―(巻十・二一二四)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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秋風は 涼しくなりぬ 馬並めて いざ野に行かな 萩の花見に
《秋の風 涼しに吹くで 馬連ね さあ野に行こや 萩花見ぃに》
―作者未詳―(巻十・二一〇三)
【万葉歌みじかものがたり】《しゑや惜し》
【花(萩)】
空吹く風が 秋呼び来ると
心躍って 落ち着き出来ん
伸びた花枝 穂先が赤紫い
すぐそこ来てる 秋萩季節
我がやどの 萩の末長し 秋風の 吹きなむ時に 咲かむと思ひて
《庭先の 萩が枝先 伸ばしてる 秋風吹く時に 早よ咲こ思て》
―作者未詳―(巻十・二一〇九)
我が待ちし 秋は来たりぬ 然れども 萩の花ぞも いまだ咲かずける
《待ち兼ねた 秋来たのんに なんでやろ 萩花一向に 咲きよらんがな》
―作者未詳―(巻十・二一二三)
娘子らに 行き逢ひの早稲を 刈る時に なりにけらしも 萩の花咲く
《夏秋の 行き会う時分 刈る早稲の 時期が来たがな 秋萩咲くで》
―作者未詳―(巻十・二一一七)
(娘子らに=逢いに行く→行き逢う)
この夕 秋風吹きぬ 白露に 争ふ萩の 明日咲かむ見む
《秋風吹いた 白露が咲かせる 萩の花 明日咲くやろ 見に行こかいな》
―作者未詳―(巻十・二一〇二)
秋風は 涼しくなりぬ 馬並めて いざ野に行かな 萩の花見に
《秋の風 涼しに吹くで 馬連ね さあ野に行こや 萩花見ぃに》
―作者未詳―(巻十・二一〇三)
手もすまに 植ゑしも著く 出で見れば やどの初萩 咲きにけるかも
《丹精して 植えた成果やで 庭出たら 家の初萩 咲いとおるがな》
―作者未詳―(巻十・二一一三)
恋しくは 形見にせよと 我が背子が 植ゑし秋萩 花咲きにけり
《恋し時 偲ぶ縁と あの人が 植えた秋萩 綺麗咲いてる》
―作者未詳―(巻十・二一一九)
見まく欲り 我が待ち恋ひし 秋萩は 枝もしみみに 花咲きにけり
《見てみとて 待ち焦がれてた 秋萩は 枝云う枝に 咲き満ちとるで》
―作者未詳―(巻十・二一二四)
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