年賀状の写真

2018-12-19 19:54:58 | 日記
とっくに出来ていた年賀状を

やっと引き取りに行った

写真を見たらぞっとするのが分かっていたから

なるべく遅く引き取ろうと思っていた

予想通り、もういやっ

もらう人には私がどのくらい老けたか知らせるのはサービスだと思っているが

今年は何のテーマもなく年末を迎えたので

写真に案もなく、誰かに頼むこともできず

いかにも自撮りのポーズでしかたなく一枚選んで

割引期限の日に印刷を申し込んだ
         

やだー

よく見たら、選んだパターンには

たくさんのしあわせが花開く一年になりますように

などと気の利かないメッセージが入っている

ハズカシー

こんなことなら11/29にのせた

文具やさんの瓜坊の写真でも載せればよかった

今日見てみると
 

減っている

二万円の売り上げはありましたね 文具やさん

年賀状出すのやめたい

実がない

2018-12-18 20:55:44 | 生物
クリスマスの薪型ケーキの飾りは

いつも飯田橋三浦屋のあるビルの前から

少し頂いている

真っ赤なシナヒイラギの実が

文字通りたわわに付いているから

料理塾の朝、生徒(さん)の分をとりにでかけた

すると
        

ない

手の届かない遠くにはいくらか残っているが

通りから届くところには一切ない

暫らく前には緑の実、少し前には赤くなった実を

間違いなく確認している

誰だー

三浦屋のビルが飾りに使っているのかと探したけれどない

がっかりして家に帰る途中

和コスメのウィンドーに立派な枝が
        

ここの生け花はブログにも何回か載せた

ここの花はこの店が調達しているのではない

多分あそこ

個性的な花揃えをしている神楽坂の裏にある生花店だ

ようし来年はあそこより早く収穫する

だがああまで見事に刈り取る勇気はない

何ちゆう商売や



和コスメから少しあるいたところのカラタチバナ
        

以前も載せましたが

立派な赤い実となりました

我が家のカラタチバナは今年も実をつけませんでした
        

カラタチバナはマンリョウの仲間ですが

葉の形が違うのでわかります

来年こそは…

あの柑

2018-12-17 21:17:35 | 生物
今日は

分類カテゴリーを美食にするかと迷いましたが

生物に収めました

予言どおりに

ひとり湯豆腐の日に

公園で採取したあのカチカチで黄色の柑橘を

薬味にせんと開きました
        

汁けはないことはないので

力いっぱい絞ってポン酢としました

しかしあまり酸味はない

香りも酸っぱさを連想させるものはない

なぜかなー

と考えて

自分のしっている香りに当てはめると

そうだ

一番近いのは

グ グ グレープフルーツ!

そうか だから黄色のままで橙色にはならない

といって夏みかんみたいな黄色とも違う

わあ これで日当たりが良ければいっぱい実がぶら下がるのかも

一度だけ京都の下鴨で見たグレープフルーツは

ホントにグレープ葡萄みたいに実がついていた

しかしそんなになったら

みんなが取ってしまう

このまま日陰で生き延びて下さい

コニャックとアルマニャック

2018-12-15 19:49:42 | 美食
明日の料理塾では

予定通りビュッシュドノエル(薪型ケーキ)を作ります

初めて作ったのは

入江真木 小沢征爾の今の奥さんの母親 の本を見て でした

そこには台生地にもクリームにもブランデーを使うと指示がありました

私はいつも家にある極上ブランデーを使ってきました

二十年前からはコニャックやアルマニャックのナポレオンやXOを使って

今うちにあるのは

二十年前のいただき物です

馬上のナポレオンを象った替え栓のコルクがボロボロになって

ブランデーの中にコルクくずが沈んでいます

ずっと薪型ケーキのためだけに消費してきました(勿体ない)

二十年前

私の京都のカフェににこにこ微笑みかける来客がありました

「私のことわかる?」

というからには知っている人なのだろうと推測して

その笑顔と声に一致する人に思い当りました

「マサコさん」

わー、小学校卒業以来会っていない友人でした

しかも小学時代に親しかったわけでもありません

私は例によってずっこけた愚行をしでかす生徒

マサコさんは大きな病院の娘で、大人びた微笑みで傍観している人でした

「エミコさんから、石井さんが京都にカフェを開いたと聞いて」

「どこに住んでいるの」

「三重県の津市」

私鉄の関西では乗り継げは簡単に来られるように言っていました

マサコさんは私のカフェのメニューを見て

「うちにいっぱいもらいもののブランデーがあるけど送っていい?」

といって四本も送ってくれました

そのうち二本は来客に供してなくなりましたが

まだ二本が残っています

コニャックはコニャック地方のブランデー

アルマニャックはアルマニャック地方のブランデー

いつもは棚の中にしまっているのを

この季節だけはお菓子作りに出してきます

いまだにうちにあってお菓子に使っていると知ったら

マサコさんは怒るかなあきれるかな

と思って瓶を眺めていたら

エミコさんから手紙が届きました

エミコさんのところに、マサコさんのご主人から喪中はがきが来て

マサコさんが今年の一月に亡くなったことを知ったと

小学校以来ずっと会わなくて二十年前に一度会っただけ

でもマサコさんの好意が

薪型ケーキの中にこれからも続いていきます

ナポレオンの薪型ケーキ

XOの薪型ケーキ



お弁とプラス

2018-12-14 15:16:17 | 美食
この間出勤弁当を載せましたが

持って行くのはお弁当だけではありません

デザートのフルーツ(今回はりんご)

お三時の人形焼き二個

仕事中の眠気覚ましのハッカ飴

飲み物は自家製コーヒーと自家製緑茶

それと頻繁に飲食するから歯磨きセットも

近所だからいいけど荷物が重くって

ブレイクタイムがあるからこそ集中して仕事ができるんです

この間も会社の人から嘆かれました

石井さんはほかの人が二件やるところを五件やるから

お願いする仕事がなくなってしまう、と

でもこれでも校正の最中に睡魔に襲われてどうしようもなくなることがある

だからハッカ飴は沢山要ります

八回目

2018-12-13 22:02:25 | 日記
文子を拾って

今日で八年経ちました

しょぼしょぼ小雨の降る寒い夜に

喫茶トンボロの塀から

「かあ」と私に声をかけた文子

顔見知りではあったけど

拾うことができない私は

それまでなるべく文子を見ないようにしてきた

しかしみや子がいなくなってぽっかりあいた心に

すんなり入ってきた文子

「おばちゃんのうちに来る?」と尋ねて

文子が来ると言ったから

すぐに家にバスタオルを取りに行って

それでくるんで連れてきました

このエピソード

何度も何度も文子に話してやっています

そしていつの間にか私は

おばちゃんじゃなくかあちゃんになりました

去年の記念日は育ての親のトンボロのマダムに

ご挨拶に連れていきましたが

今年は私が忙しくて連れて行く時間がありませんでした

せめて文子の好きなしっとりとろりのご飯をやって

お祝いします

といっても当人は毛布にもぐって睡眠中なので

ごはんの写真だけ
        

毎日夜話夜話ご飯やりたいけど

高いから…

文ちゃんこれからもずーっとそばにいてね

冬の隙間に

2018-12-12 21:34:43 | 生物
急に冷え込んで

師走でもあるのだから

冬には間違いないけれど

隅っこではすみれが咲いたりする
        

いつも季節の隙間には次の季節が入り込んでいると思う

公園のミカンはもしかしたら黄緑止まり
        

ならばここらで有効活用いたそうか

もともと不法投棄の苗木なのだから

その一部を私が片付けるだけ

と言ってもカチカチのみかんだから食べてもおいしくなさそう

湯豆腐の薬味くらいなるかもしれない

我が家の植木鉢に投棄してみたニンニクの一片から
        

根が出て芽が出てきた埋めたら株が増えるかもしれない

そして福岡のお屋敷からもちかえった原種のフリージアは
        

寒さに弱いけれど耐えています

お屋敷だって雪は降っていたわけで

原種じゃない園芸種のフリージアも
        

公園に投棄されて元気に生き残っている

春は確実に来るだろうけど

その前に冬じゃな



再会

2018-12-11 05:53:36 | 日記
先週書いた八起庵の神楽坂店のこと

ちゃんとお会いできました

本店の大将と

いまも現役で「なんでもできます」と半分冗談めかして言われて

恥ずかしいけどけ折角だから写真載せます
        



もう一つ

去年の12/9に書いた

昔、父のところに勉強にきていたお兄さん

その人の和菓子屋さんを訪ねてきました

福岡のお屋敷で植物に印をつけた後に

歩いて探して行ってきました

お屋敷の帰りだと言うと

「知ってます。昔うちはあそこにお菓子を届けていました」と言われた

そして御歳を尋ねると77歳だと。
        

現役で仕事をなさる方はお若い



再会は老いてこそ価値がある

中学生が小学時代の友人と再会してもそれはこれからいくらでもある再会

けれども残りの人生が少ない身には

もう一度お会いするということはないだろうという

切迫したものが再会の意味を深くする

再会できたことでこの世で知り合えたことの意味がが深まる

最後のお歳暮

2018-12-08 17:07:59 | 日記
毎年決まって送って下さるスパイス会社からのお歳暮

スパイシーな珍しい食品が色々入っている

今年は添えられているカードが二種類あった
        

一枚はいつもの年末のご挨拶

もう一枚は、会社が創業家の手を離れて大手資本のグループ傘下に入るというご挨拶

それは決して会社の業績が悪いからではなく

創業家に継承者がいなくなったという理由から

私はどんなに大事にしてもらったことか

料理情報図書館の場所を無償で提供して下さり

沢山の行事に家族のように誘って下さり

カフェを開いたときは支援者にもなって下さった

あの頃はそういうおつきあいがあることを

当たり前のように思っていた

人が次々といなくなる

いつかはいなくなるとしても 時はなんて残酷なのだろう

これが創業家からの最後のお歳暮になることがカードには書かれていた

収穫期

2018-12-07 20:14:07 | 生物
庭のような少しの空き地のようなところの

うちのクチナシ
        

あと少し赤くなってから摘もうと思っていたが

最初は50個くらいあった実が

段々減って 最近とくに減りが激しい

誰かが取ったのかと思っていたが

違う

自然に落ちているのだ

それでここらで取って乾燥させることにした

意外に柔らかくてつぶれそうなのだ

これを乾燥させたら

お正月のきんとんを作る

あ、いやおせち料理なんて準備する気はないから

ただ食べたいから作る

合計30個すれすれでした