博多みやげ

2018-12-03 17:54:05 | 美食
昔、料理情報図書館でひんぱんに京都ツアーを行っていた時

私がNHKラジオに出た後は知らない方の参加応募もあった

その中のお一人は70代の方で兵庫からの参加だった

二日間の盛り沢山のお花見も終って

京都駅で解散したのだか

数日後、その兵庫の方と同じ方向に帰った人から報告があって、

あの方はみなさんとお別れするのが悲しいと言って

京都駅で泣かれました、とのことだった

知りあったばかりの人たちと別れるのがどうして泣くほど悲しいのか

70代はそんな気分になるのかしらと疑問に思っていた



一年ぶりで博多の予備校の友人が上京してきた

夕食一緒にと言われ

一年前と同じく、どこで食事するか悩ましかった

予備校以来会ったのは三年前で

彼がどんな趣味と経験をしてきたか知らない。

おばちゃんっぽい人だし、

博多ではお好み焼きで二時間ねばった人だもんなあ

それに日曜の夜の神楽坂では

本当に良い店はしまっているし、高い店しか開いてないよー

どーしよー

知らん、もうイタリアンで我慢してもらおう

杞憂だった

博多のおばちゃんはイタリアに友人を持ち

ワインもよく飲む人だった

電気工学系の彼はドイツ旅行で発明家たちの墓めぐりをした話をしてくれた

大阪のサラリーマン時代は茶道部に入り実家には茶室があったと

予備校時代に神社のお賽銭函にセンサーをつけて音を出すアイデアを出し

奨学金を得た話も意外だった

ノーベル賞の話から医師会の話から雑多な知識が私と似ていて楽しかった

そして何より「孫には興味がない、大人になってからなら別だけど」

という同類がみつけられたのが嬉しかった

そんなおばちゃんからのおみやげは
        

にわかせんぺい、博多織小銭入れ、マルタイラーメン

また一年後、お会いしましょう