フランスの角砂糖

2012-06-19 00:38:07 | 美食
フランスの有名カフェでは
名前入りの紙に包まれた角砂糖が出る

海外出張の多かったチエコさんには
それをおみやげにと頼んでいた

すると色々なカフェの角砂糖を山のように集めてきてくれ
そのほかにもおみやげを買ってきてくれた

フランスのその他のカフェやレストランでは
のこぎりでゴツゴツに切った茶色の角砂糖も出てくる

まだ日本にそれが輸入されていない頃
フランスで買って粉石けんと一緒に送ったら
角砂糖は粉石けんまみれになって届いた
怪しい白い粉の箱には、検査で突き刺した穴が開いていた
フランスの粉石けんのにおいも
日本にはないものなので欲しかったのだ

茶色の角砂糖を日本にも輸入してもらおうと
有名百貨店の社長にはたらきかけたことがある
砂糖は法的に限定輸入品だから難しいとのことだった
それでもフランス文化とフランス料理の好きな人の間で
あの砂糖が欲しいという気持ちは高まっていった
そしていつしか実現して


今ではとくに珍しいものでもない
隔世の感がある
食卓においておくと
チエコさんは何の断わりもなしに手を伸ばし
お喋りの合間に飴のようにボリボリ食べてしまう

ムラサキカタバミ

2012-06-18 00:47:36 | 植物
人には雑草でも
私には幼馴染

庭の一角に
いつも顔を出すところがあった
なぜか茎は酸っぱいと知っていた

葉っぱでは
          
二人で勝負ができるのも知っていた

茎の中から
          
維管束だけ取り出して周りは捨てる
          

それぞれが茎の端を持って振って引っ掛ける
          
引っ張って相手の維管束を切った方が勝ち
          
私、絶対勝てる

今年はとても美しい花を咲かせている
          
          
          
          
          

塊茎は2010年の9月30日のブログで
玉葱として載せました

6月の調査

2012-06-16 00:57:31 | 日記
おや、またお会いしましたね
          
市役所で調査地の鍵を受け取るとき
「あそこは誰か猫にえさをやってるみたいだから
 みつけたら注意しておいてください」
と言われ
一応「はい」とお答えしておきました
でも私には不適格なお役目です
こんなんも
          
こんなんも
          
いてます

こんなん
          
あきまへーん
私じゃありませんからね

ちゃんと遠回りして
お参りしました
          
前回のお供えと違うところわかりますか
はい小さなポリ容器にはお酒が入っています
そして祠の前の竹は
          
サチコさんが切ってくれはりました
(さっきの写真はサチコさんでもありません)
金網の前には昔の鬼瓦が
          


昼休みに食事にでかけて
          
若久川の縁でこんなベンチをみつけました

ああ、これが一週間前のことだとは信じられない

清里へ日帰り剪定に行き
福岡で2日間お屋敷の調査をし
横浜で2日間里山登りをした
怒涛の一週間

ハンガー

2012-06-15 00:15:01 | お宝
三十八年前に
コペンハーゲンで買った
プラスチックのハンガー

まだ日本にイルムス・ジャパンができる前の
イルムス・ボリフスで買った

今時ハンガーなど捨てるほどあって
デザインも色々だが

その頃マンションに住んでいた私には
なかなかぴったりくるものがなかった

コペンハーゲンで買ったあと
日本の雑貨やで
ニューヨーク製のものを買い足したけれど
          
薄っぺらで壊れやすかった

なのに今のレトロな住まいでは使いこなせていない
来客としてきたのに見たことがないという文句も聞こえそう
このハンガーを掛けるところがないんですよ

ほうじ茶

2012-06-14 00:41:12 | ままごと
きっと京都では
関東の何倍もほうじ茶が飲まれています

おいしいおつけもんとほうじ茶
京都の味です
          
うちのほうじ茶の色が悪いのは
カメラのせいです
実物は茶色だったんだけど


ほうじ茶の茶葉 (ツツジの枯れ枝)
ほうじ茶  (黒くなったサクランボをつぶした汁)

入梅

2012-06-13 00:55:05 | 日記
梅雨入りの日にはちゃんと雨
でも、われわれ大学生には
野外実習が…

今年からは創作系と研究系に分かれるので
今日の学生は研究系の五人だけ

          
ここは横浜市と町田市が接する谷戸
          
          
水田や雑木林の残る貴重な環境

          
びちゃびちゃでツルツルすべる山道を
          
登って下って
          


          
サルトリイバラ

          
キンポウゲ

          
スズメノテッポウ

          
ナルコユリ

          
オカトラノオ

          
ガマズミ

翌日は横浜の二つの図書館をはしごして
          
前日の調査地の資料を集めてコピー
これも授業です
          

みんなは昔の新聞や行政の発行資料をつぶさに調べているのに
私は自分の興味のあることだけ
(だってせんせーが一度ランドスケープを離れた視点でと言わはったもん)
          
白洲次郎と正子が住んだ武相荘は調査地のすぐ近く
私は調査地を文化人の好む田舎として見たのです
玉川学園の小原国芳や、田中千代や
田園の憂鬱をすぐ近くで書いた佐藤春夫
それに近くに別邸を構えた細川護立

それでもいっぱい時間が余ったので
図書館でやっていた「横浜の実業家展」を見た
          
          
不二家の社長も崎陽軒の社長も横浜出身

せんせーが帰りに
ランドマークタワーでコーヒーでもと言わはったのを
そんなことしたら帰りが遅くなるでしょと
とどめたのは私でした

ネスプレッソ

2012-06-12 00:16:27 | 美食
ネスプレッソはエスプレッソとは別のものかって?
ネスプレッソもエスプレッソですが
カプセルに入っていて
          
ネスプレッソ・マシーンを使わないと
抽出できません
          

カプセルの中身には色々あって
強さ、苦味、酸味など分析結果から選べます

私はいつも「ローマ」を買います
          

ちょっとは酸味も欲しいから

全国の(といってもあまりない)ネスプレッソ・ブティックでは
試飲が無料でできますから、
その時々で買う種類を気分で変えることができます

あ、でもネスプレッソ・マシーンは必須
最近は三万以下でコンパクトなマシーンが買えます

うちのはまた「お店みたい」といわれるかな

ムラサキシキブ

2012-06-11 00:13:55 | 植物
私がムラサキシキブのことを取り上げるのは珍しいかもしれません
いつもヤブムラサキのことばかり話題にしていますから

今日のは相模の国で撮った写真です

ムラサキシキブもヤブムラサキも今が花の時期です
でも九州のお屋敷のヤブムラサキは花をつけるほど成熟していません
それどころか
保全のために在来種であると名札をつけていたら
誰かが枝を切り
          
名札もはずしていました
          

大学が先生のおっしゃるには
そのように名前を知らせることが
逆効果になることが時々あるとのこと

でも高宮八幡のヤブムラサキは花を咲かせていました
          
なんや
やっぱりヤブムラサキの話かいな

剪定修業

2012-06-09 00:44:49 | 日記
関さんは
元私の料理塾の塾生で
清里のペンションのオーナー

塾生の頃
ペンションにある木を
剪定の練習に使っていいと言ってくれた

のを私が忘れるわけないでしょーが

さあ新緑の季節
行くわよー

            
高原列車に乗り
            
着いたところは清里
            

お迎えの車に乗り
着いたところはゲストハウス・ミュー
            
            
            

なかなかの雰囲気
            
            


いや、ゆっくりなどしてられない
早速仕事またはお勉強

            
剪定前

            
剪定後

            
剪定前

            
剪定後


これを十本ほどやって
日帰り列車

駅までは歩きますと言って
帰路についたが
千メートルを越す高地の上り坂
背中には剪定の本二冊と
剪定鋏とのこぎりが重い
それでも四キロ四十分で歩いたよ
            

帰り着いて目に付く木のどれも
鋏を入れたくなる

エスプレッソ・マシーン

2012-06-08 00:02:16 | お宝
カフェでは
エスプレッソを出したかったけれど
エスプレッソ・マシーンは何十万もして
優先順位では下の方になった

そんなとき
パトリス・ジュリアンの談話を読んで
ネスプレッソなら数万で買えることがわかった

だからこれは
ネスプレッソマシーンという名のエスプレッソマシーン
ネスプレッソは特殊で
カプセル状になったネスプレッソ用のエスプレッソを使う
それで割高だけれど味は本物

ネスプレッソマシーンもどんどん改良されて
これは旧式の骨董みたいになり
それにより益々お宝らしくなった