遺伝

2019-05-27 19:31:33 | 日記
前に中村獅童が映画「ピンポン」で売り出した頃

誰かに似てるなあ

あ、中村だから初代中村錦之助の親戚なんじゃない

と思ったらやはり

錦之助の兄三喜雄の息子だった

なにしろ小学生時代に初代錦之助の後援会に入っていたから

初代の顔の特徴や造作のバランスがたたきこまれているんですね

そして最近NHKBS「大富豪同心」に出ている中村隼人を見て

獅童みたいな表情をする俳優だけど

あ、中村だから親戚なんじゃない

と調べたら初代錦之助の兄四世時蔵の孫だった

つまり初代錦之助は隼人の大叔父で、獅童は父親の従弟になる

四世時蔵は稀代の女形といわれながら34歳で早世した薄倖の美人

その息子が今は二代目錦之助となりさらにその息子が隼人というつながり

初代錦之助の父である三世時蔵には息子が沢山いたので錦之助は四男

その下に五男中村嘉葎雄がいる

とかそっくりショーをしながら思い出したものがある

息子が在日フランス人のリセでつかっていた生物学の教科書

そこには遺伝の説明にハプスブルク家の肖像画の数枚を出し

ほら似てるでしょ、これが遺伝ですといっているのだ
        

もうまったくフランス人ときたら

これら肖像画を描いたのはティツィアーノ、ヴェラスケス、ゴヤといった大家

これは生物学の本じゃなくて美術か歴史の本じゃないの

日本で生物の遺伝の例を出すとしたら動物か植物どまり

フランス人は何と言っても人間が好き

この違いは笑うしかない

さて日本の遺伝の説明に肖像写真でもお目にかけましょうかね

中心人物の初代中村錦之助(やだけど萬屋錦之助でもある)
        

その父親三世時蔵と兄の四世時蔵
        

四世時蔵の息子二代目錦之助とその息子隼人
        

二代目錦之助の従弟の獅童
        

ついでに書くと、私が好きだった錦之助は絵草紙のような作品に出ていた若衆の頃なので

萬屋は受け付けません

それで先週中村隼人のことは改めて書くと申しましたがこんな話でした