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丸の内 テニスカフェ

malibu string labo

ヨネックス ポリツアースピン×ファイア

2016-11-11 | ガット張り 


ウチの近所の高校の男子テニス部員のラケットです。

「出来ますか?」と聞かれたので、
「出来るよ。」と答えて、張ったのがコレ。

これはたぶんとてもイイと思います。
ただ、ポリツアースピンのピンクがあればもっと良かったのですがねえ。
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〔K〕Six-One Tour90

2016-10-12 | ガット張り 


僕は「ガットなんて誰が張ってもたいして変わらないよ。」といつも言っている。

マシンに関しても、作業効率が違ってくるということは間違いのないところではありますが、
まあ、アマチュアにとってはたいした問題ではないです。

もちろん、道具に関してもこだわる必要は全くないのですが・・・。

ハイブリッド メイン:Babolat VS TOUCH クロス:LUXILON ALU POWER(Ice Blue)



僕はこのSix-One Tour90をハイブリッドで張る場合、メインガットはクロスガットにタイオフします。
こういう場合に限っては、余分な道具もあれば便利ではあります。
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ヨネックス VCORE SV98 にエアを張る

2016-09-27 | ガット張り 


三度目の張り替えですw

僕がこの組み合わせにちょっと興味があったので、お願いして張らせてもらったw

ヨネックスのラケットで16×20のストリングパターンですが、意外に痩せないので、
クロスは3Lbs.のダウンです。
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RF97

2016-09-23 | ガット張り 



メインガットは約1年半振りのパシフィック・オレンジブルファイバー、クロスは定番のルキシロン・アルパワー(アイスブルー)です。 テンションはメイン47Lbs.、クロス43Lbs.、ボトムアップです。

プロスタッフで、このストリングパターン(16×19)だと、僕が使っているマシンでクロスは4Lbs.ダウンです。

しかし、本人の希望とはいえ、このフレームにはシルバーの方が似合うんじゃないかと思うんだけど・・・
まあ、ほんのわずかな打球感のチガイがあるのかもしれませんね。
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ストリンギングによるマシンの変形

2016-09-01 | ガット張り 
ストリンギング中のフレームは、メインガットを張ることで横に広がり、クロスガットを張ることにより元の形状に戻っていく(と言っても、完全に戻るのはちょっとムリかもw)と言われています。 で、 まあ、普通に考えると、フレームのみならずマシンのサポートの間隔も多少は変化するんじゃないかと思った訳です。

と言う訳で、今回は、ストリングマシンのセンタービリヤードの間隔をストリンギング中に計測してみた。 まあ、あまり意味のないことかもしれませんが。

マシンはヨネックス・プロテック8、フレームはバボラ・アエロプロドライブ、テンション50ポンド、測定機はミツトヨのデジタルノギスです。

まずはメインガット、12本張った状態で-2.48㎜、14本で-2.77㎜、16本で-2.82㎜でした。 続けてクロス6本で-2.50㎜、9本で-2.10㎜、12本で-1.70㎜、19本で-0.90㎜という結果で、今回フレームは、と言うよりビリヤードは完全に元には戻らなかったです。

結局のところ、メインガットの両端の2本は張っても張らなくてもたいして変わらないので、フレームが横に広がる変形(昔のラジカルとか)を防止しようとするならば、メインガットは両サイド最低2本(合計4本)以上は残して、クロスを張り始める必要があるかなと思います。

と言う訳で、現在主流のATWは横に広がりやすいフレームの変形に対しても、効果はあまり期待できないんじゃないのかな・・・と思ったりします。

じつは、今回の測定は思ったよりもつまらなかったので(笑)、1回こっきりでヤル気がなくなり、データ不足のため発表は保留していたのですが、しばらくブログの更新をサボっていたので、まあとりあえず(笑)
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メインとクロスのテンションを考える

2016-07-27 | ガット張り 
現在、ラボのストリンギングはご存知の通り、なるべくフレームの変形が少なく、テンションムラをより少なく、よりカンタンに、という方向に向いております。 まあ、実際はけっこうテキトー(笑)

で、ガット張りにおいて、フレームの変形をなるべく少なくするために、メインとクロスのテンションを変えるというのはごく自然な行為だと思います。 単純にフレームが横に広がればクロスのテンションを上げ、縦に伸びれば下げる、僕の場合はただそれだけ、メンドクサイことはなるべく考えないようにしていますw 

と言う訳で、今回はメインとクロスのテンションについて、ラボのデータを恥ずかしいくらいテキトーでカンタンですが公開しますw

フェイスが円に近いフレーム(バボラ・ドライブ系など)の場合:基本テンション操作無し。
縦長フェイス(ヨネックス、ヘッド、ウィルソンなどほとんど)の場合:クロスを2~5ポンド程度ダウン。

こりゃとてもデータとは言えないくらいイイカゲンでw、フレームとストリングパターンを見ればだいたいこんなカンジかなといったところでw 

ところが、モンダイなのが、最近のクロスガットが少ないモデルです。 これは、どうにも、まだ、モデルによってストリングパターンがバラバラで、とにかく張ってみなければ解らないところがあります。

たとえば、
プロスタッフ97LS(18×16) クロス4ポンドアップ。
スチーム99LS(16×15) テンション操作無し。
バーンFST 99S(18×17) クロス2ポンドアップ
とか・・・、フレーム形状とストリングパターンの縦横の比率で変化するってところですね。 今のところ、すべてボトムアップにしています。

まあ、ホームストリンガーだったら、こんなラケットを買わなくても、単純にハイブリッドで、クロスのゲージを落とせば同じような効果が出るんじゃないかと思ってしまいますけど・・・w

え~、僕はたかがガットの張り方のチガイくらいで大きく打球感が変わるとは思っていませんが、ラケットの形状自体が変わるのは、ちょっとまずいかなとは思っています。ただ、少しくらいの変形はイイんじゃないかなというか、仕方ないですけどw 

以上、テキトーですが、経験上ホーム用マシンはプロ用に比べると横に広がる傾向が強いので、その点は考慮して下さい。 もしかしたら、ホーム用の方がテンション操作の必要が少なかったりする場合もあるかもしれませんね。

 
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バボラ・VSタッチ × ヨネックス・ファイア

2016-07-15 | ガット張り 


VSタッチ130×ファイア120 を試してみた。 え~、ミス・ケルバー仕様です、たぶんw

しかし・・・、単張りではけっこう打球感の良いファイア120ではありますが、
アルパワーを使ったハイブリッドに比べると、なんだか物足りない・・・。
 
ただ、アルパワーに比べて、オフセンターでヒットしたときの衝撃が少ないので、
最近、メチャクチャひどい五十肩の僕にとっては、これも悪くはないな・・・とは思いますけどw

まあ、なんてったって、アルパワーはやはりアルパワーなのですw 

ラケット: ヨネックス・レグナ
テンション: 46×42 (ボトムアップ)
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レグナにアルパワー

2016-04-01 | ガット張り 


最近買ったラケットの中ではレグナはちょっと気に入ったので、このところいろいろなセッティングを試しているのですが、意外にアルパワーがイイ。 僕はこれまでアルパワーはちょっと苦手だったのですが、弾力のあるレグナのフレームにクリアな打球感が出てイイカンジです。

画像はレグナにアルパワー・アイスブルー、メイン48Lbs.クロス44Lbs.ボトムアップ2本張り、クールストリンギングです。 今回アルパワーを張るまでは、レグナにハイブリッドはモッサリ感が出てあまり合わないような気がしていたのですが、アルパワーなら・・・。

ところで、ガット張りで大切なことはフレームを変形させないことだとよく言われています。 以前も言った事がありますが、ストリングマシンはメインガットから張ることを前提に設計されているので、マシンの剛性が高いほど横に広がる変形は少なくなり、痩せる変形が多くなります、たぶんw

巷でよく言われていることで、ヨネックスは昔は強度不足でクロスのテンションを落として張っていたが、今はその必要がない!ってのはハッキリ言って現実的ではないと思います。 マシンも今と昔ではちがいますからw 

僕が使っているマシン(プロテック8)でヨネックスのラケットを張る場合、変形を抑えるには普通3~5ポンドクロスのテンションを落とします。 縦横同テンションで張るのはヨネックスでは、EZONE AiとDRくらいですか・・・。

同様に楕円形であっても比較的縦長形状っぽいフレームは、ウィルソンであれヘッドであれ同様にクロスのテンションは落としています。 中には逆に上げるモデルもありますけどw バボラ以外は縦横同テンションで張ることの方が少ないんじゃなかなと思います。

まあ結局のところ、まずは縦横同テンションで張ってみて、その変形度合いによってテンション操作をするだけです。 ガット張りってのは、難しく考える必要はナニひとつないただの単純作業に過ぎないですからw

と言う訳でw、次回はラボでも定番とも言えるクロスアルパワーでのハイブリッドを予定しています。
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ヨネックス・レグナを張る

2016-03-16 | ガット張り 

普通に張るとトップダウンになるレグナで、スイングスピードのまったくちがう僕(遅い)と時々テスターのS君(速い)が色々と張り方を変えて試してみた。

結果は、最もフレームの変形が少ない張り方はボトムアップでクロスのテンション約4ポンドダウンでした。 

また、トップダウンで張る場合、変形を少なくするには張り始めのトップ側を数ポンドアップして最終的に4ポンド以上のテンションダウンが必要ですが、これだとレグナの場合トップ側のフレーム強度がシッカリしているせいかヒットポイント付近の打球感がかなり硬くなってしまう。 このセッティングは僕にはたいして問題なかったのですが、S君にはかなり問題ありで、トップダウンで張る時もボトムアップ同様一律4ポンドダウンで張ることにした。

まあ、他のヨネックスのラケットとほぼ同じですw


これはボトムアップ、2本張りです。
トップ側もクロスガットのタイオフはクロスにした。

結局のところ僕がやっているクールストリンギングの場合、上から張っても下から張っても張り上がりの面圧分布はたいして変わらない(たぶんw)ので、トップダウンで張るか、わざわざ2本張りのボトムアップにするかは、使用するガットの種類とフレームの変形率と見た目(ノットの数)を一応考慮するとして、あとは気分しだいってところですw

 
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ヨネックスストリンギングチーム

2016-03-09 | ガット張り 
トップ選手が絶対的信頼を置くヨネックスストリンギングチーム “僕のラケットの全てを預けます”
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ハイブリッドについて

2016-02-12 | ガット張り 
え~、みなさんハイブリッドについては色々な考えがあるとは思いますが、ミスター・ニシコリのハイブリッドについて、去年のテニスクラシック誌でのオンコートテニス代表細谷氏のインタビュー記事があったので紹介しておきます。 今更ながらではありますけれど、まあとりあえずw

細谷氏: 実は3月のマイアミ大会の時、錦織から「ボールが飛んでしまう」という相談を受けていました。マイアミ大会はボールが飛びやすいPennだったということもあるのですが、その飛びを抑えるため錦織のストリングのテンションがそれまでにないくらい高いものになってしまったんです。1大会だけだとテンションは高くてもいいと思うのですが、その後にクレーシーズンを控えていてラリーが長くなるとテンションが高いぶん腕や体への負担が大きくなるので「心配だな」と思っていました。その時に「ストリングの縦と横を入れ替えてみては?」という提案をしたのですが、以前トライした時にどうもしっくりこなかったようで錦織は「う~ん」という感じでした。

―縦をナチュラルにすると何が変わるのですか?
細谷氏: コントロールが良くなるんです。ポリはナチュラルに比べ反発力があるため、力で押したり相手のパワーに力負けしたくないタイプの選手はメインにポリを入れるようになってきました。でも、体を鍛えている選手がパワーのあるラケットのメインにポリを張ると、弾きが良すぎて飛びすぎるということにもなります。その点ナチュラルは抑えが利くストリングなので、メインに使うことでコントロール力が上がるのです。錦織も以前はまだ体が細く、縦にナチュラルを入れる感覚がしっくりこなかったのでしょうが、今は体も出来てきてナチュラルのコントロール性の高さを感じられるようになったのだと思います。

―ナチュラルもボールが飛ぶイメージがありますが、ポリはそれ以上に飛ぶのですね。
細谷氏: ポリは本当に飛び出すパワーが強いので、それに比べるとナチュラルは抑えが利き、それがコントロールアップにつながります。コントロール重視のフェデラーがメインにナチュラルを使っているのは、そのためです。ただ縦横ともナチュラルにすると、相手にパワーで連続的に打ち込まれた場合押し込まれやすくなるので、切り返すパワーを補うため、そして自分から攻める時に少しでもパワーを出すために、横にポリを入れて補っているのです。これに対し、パワーで勝負したいタイプのプレーヤーに合っているのが、縦ポリ×横ナチュラルの組み合わせです。横にナチュラルを入れることで、パワーを重視する中でコントロールもつけていくことが可能になります。

― テニス愛好家は、なかなか高価なナチュラルをハイブリッドに組み入れることができません。ナチュラルの代わりにどんなものを組み合わせるのがオススメですか?
細谷氏: プロでも多いのが4GとNXT OSの組み合わせです。NXT OSは反発力がよく耐久性もいいので、十分ナチュラルの代用となってくれます。またNXT TOURもソフトフィーリング&高い反発で、テンション維持率がいいのでオススメです。

以上、テニスクラシック誌より引用させていただきました。

まあ、スイングスピード、パワー、テクニック等々でセッティングってのは実際かなり変わってくる訳で、これにゲージとかも加味するとハッキリ言ってめちゃくちゃオモシロ過ぎるなあ・・・w 

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トップダウンで張る

2015-11-16 | ガット張り 
malibu Gut Labo. ではずいぶん前からATWはどれも、太る変形には逆効果だと言ってきました、たぶんw ただ、ほとんどのストリングマシンが横方向の広がりを抑える固定方式なので、トップダウンで張る方がマシンとの相性はイイのかもしれませんね。

まあ、ガット張りってのは流行みたいなものがあって、比較的短い期間でコロコロ変わりますw 各種ATWもやせる変形とかガットの種類によっては比較的有効な場合もあるかもしれませんが、普通に考えたらメンドクサイだけで2本張りの方がラクチンなのだけど、何故かATWにしようとするw ロールを使う場合でも、せいぜい1、2本多く張れるというくらいしかメリットはないデス。

と言う訳で、以下 malibu Gut Labo. でトップダウンで張る例のほんの一部デス。

まず、クロスにナチュラルを使った場合。
Live @ Wimbledon's Rachel Stringer meets the racket stringers

最近、僕はクロスにナチュラルを使うことが少ないのでパクリです、どうもスイマセンw
ハイブリッドで、クロスにナチュラルを使う場合はトップダウンにしないとヒッティングポイントあたりで、どんどんガットがボロボロになっていくので、トップダウンは必須です。 経験者は語る・・・w

ハイブリッドで、メイン、クロス問わずスピンまたはラフ系ガットを使った場合。

まあ、ブラストとか、ヨネックスのスピンG とか、角の目立たない滑りの良いガットはこの限りではありません。 このヨネックスのボックス形状っぽいラケットは、約1割程度クロスのテンションを落としています。 僕はフレームの変形は好きではないので、縦長フェイスでボックス形状の場合は、クロスのテンションを落とすことが多いです。 これはボトムアップでもトップダウンでも同じです。 まあ、クールストリンギングなので、ボトムアップでもトップダウンでもたいして変わりませんが、やはりトップダウンだと比較的トップ側が広がり、ボトム側は痩せる傾向にあります。
(画像は、メイン:ヨネックス850pro クロス:ヨネックス・ポリツアースピン)

ついでに

これはウィルソン・ブレイド98でパターンなりですが、クロスのテンション操作ナシのクールストリンギングです。 クールストリンギングの場合、クロスガットを張る途中でのテンション調整は必要ないし、上から張っても下から張ってもたいしたチガイはないです。 これをわざわざ逆ATWとか、2本張りのボトムアップで張ることはさすがにありませんw
 
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そういえば

2015-11-02 | ガット張り 
僕はラケットをストリングマシンにセットするときに、グリップを右手側に持ってきた時にロングサイドが手前にくるようにしています。 これはまあ、自分がそうだからといってミナサンそうしているとは限らないですがw

で、ラケットをストリングマシンにセットする時に、昔からの慣習というか、決り事というか、ラケットの裏側(ラフ)を上にして固定していました。 まあ、今はちがうかもしれませんが。  

ところが、最新のピュアドラとかピュアアエロとかは、僕の場合は表側を上にしてセットしなければならない・・・。 まあ、グリップエンドのマークを別にすれば、ラケットに裏も表もないようなものなのでどっちでもいいというか、これからは間違えないようにどのラケットも表側を上にしてセットするようにしてもいいかな・・・。 あるいはヘッドみたいにバットキャップのフタ(マーク)を逆にするとかw 

え~、余計なお世話かもしれないですが、こういうラケットでもATWにこだわるストリンガーさんってやっぱり多いんでしょうねえ。 まあ、慣れればなんてことないのでしょうが、僕はあまり考えたくないなw 
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ガット張りで、トップダウンかボトムアップかはたいした問題じゃない

2015-10-29 | ガット張り 
え~、僕は道具に関してはかなりこだわっていますが、ことガット張りに関しては、まあ、出来るだけカンタンラクチンに張るということを優先していますw ただ、経験上何事においても先入観に囚われるということは、最もあってはならないことだと認識しております。 

現在、プロストリンガーさん達のストリンギングの主流はトップダウンになっています。 巷の説明によると、フレーム形状からボトム側はシャフトにストレスを逃がしやすいので、トップダウンの方がフレームに優しい張り方なのだとか、トップ側の張り上がりが柔らかくなるのでスウィートスポットがどうのとか言われていますが、これはちょっとちがうんじゃないかなと僕は思います。 

というのも、現在主流のストリングマシンの場合、すべてのラケットでメインガットを先に張ることを前提にしているので、とりあえずヨコに広がる変形を極力抑えるということが主目的のマシン設計になっています。 結果、クロスガットから張るということは想定していないので、ハッキリ言ってタテにやせる変形に対してはまったく考慮されていないというか、無防備です。 とりあえずヨコに広がる変形を最小限に抑えておいて、クロスを張ることによってなるべく元に戻そうという設計思想です。 と、思いますw

と言う訳で、最新のプロ用マシンは高価なだけにマシンの剛性が高く、メインを張った時点での変形がホーム用にくらべてかなり少なくなっているハズです。 で、プロ用マシンを使ってボトムアップで張ると、一部のラケットにおいては戻り過ぎて逆にやせてしまう傾向があります。 ややデブっていたフレームが元に戻り、そこから少しでもヤセ始めると、固定していたはずのラケットが動き始めます。 そして、マシン設計がヤセる変形に対応していないので、どんどんヤセていってしまう。 この現象を嫌うストリンガーはそうとうに多いと思います。 激ヤセよりかはややポッチャリの方がまだマシだなとw 加えて、トッププロの多くがハイブリッドでナチュラルガットをクロスに使っているということも少なからず影響していると思います。 ナチュラルガットをクロスに使う場合、トップダウンが必須ですから。 

それと、ATWはメインの両端を後で張るので、広がる変形を抑えやすいと言う人もいるかもしれませんが、両端の2本くらいじゃ焼け石になんとやらですねw もし広がる変形を抑える事が目的ならば、最低でも4~6本くらいは残しておかないとw 2本張りであればこういうこともわりとカンタンに出来ますけどね。 まあ、僕の場合は完全に変形を抑えようとは思っていないし、たぶん出来ないデスw 

ただ、僕は出来るだけラクチンカンタンに張ることを追求しているのですが、それでも、ボトムアップにするかトップダウンにするかは、フレームの変形が少ない方か、ガットの負担が少ない方かのどちらかをケースバイケースで選択しています。 まあ、ATWはメンドクサイので、ボケないようにガット張りのおけいこをする以外は普通の1本張りか2本張りデスw

現在、malibu Gut Labo.ではテンションムラが少なくなるクールストリンギングという張り方をしています。 普通メインであれクロスであれテンション操作をしない限り、必ず後に張るにつれ張り上がりテンションは高くなっていくということは、もう常識になっていると思います。 で、トップダウンであれ、ボトムアップであれ、テンション操作ナシでこのテンションムラをできるだけ少なくしようとユル~く考えたのがクールストリンギングです。 なるべくフレーム際でクランプするというセオリーをまったく無視しているので、プロストリンガーのミナサンだけでなく、ココに来るマニアックなミナサンもたぶん試したことはないとは思いますけれど、これがなかなかデス、ハイw

まあ結局のところ、ガット張りで大切なことはフレームを変形させないことだとよく言われていますけど、誰がどんなマシンでどんな張り方で張ってもフレームは変形しますw ただ、一発勝負なら、ヤセる変形よりかは太る変形の方が多少はオサエが利くのでまだマシなのかなとw そして、どんな張り方をしても、実際に使うヒトには、テンション差以外はまず解らないというか、気付かれないですw   
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ヨネックス VCORE Xi 98

2015-10-11 | ガット張り 


前回のウィルソンとは逆に、最近のラケットではやせる変形の代表選手かもしれないデスw

ラボでは、このラケットをパターンなりのボトムアップで張る場合は、約1割(5~6Lbs.)くらいクロスのテンションを落としています。

昔とちがって、ヨネックスはクロスのテンションを落とさなくても良くなったとよく言われますが、やはりフレーム形状とストリングパターンによっては、相変わらずタテにやせる変形が起こります。 まあ、ヨネックスとかウィルソンとか、見ただけでコレはチョット、というようなラケットがケッコーありますよねぇw

まあ、こういうやせる傾向があるラケットにはATWも有効でしょうね。
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