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あえて張本勲氏を擁護する

2017-01-16 19:46:30 | 野球
張本勲氏は日本球界で最も多くヒットを打った選手です。その数3085。ホームランは500本を超え、盗塁も300以上マークした偉大な選手。本来ならもっと尊敬されてしかるべき人ですが、この人の評判は最悪です。その原因はTBSの番組「サンデーモーニング」のスポーツコーナーでの発言が世間の反感を買っているからです。

多くの人は彼の意見を傲慢とし、「老害」と弾劾し、「早く降板しろ!」と思っていますが、ここではあえて張本氏を擁護したいと思います。

そもそも「サンデーモーニング」のスポーツコーナーはいわゆる球界の大御所である大沢親分(大沢あかねの祖父)と張本の2人がその週に行われたスポーツで頑張った(良き成績をあげた)選手・チームに対しては「あっぱれ」を与える一方で、たるんだプレーをした選手には「喝!」とたしなめるのが持ち味でした。その持ち味が面白いか、つまらないかは別として。

特に大沢親分は江戸っ子らしく、べらんめえ口調で切符良く斬っていました。
ところが2010年に親分が亡くなると、張本の傲慢さが目立つようになりました。それと同時に、この時期から、SNSが広く浸透し、張本氏の発言は格好の餌食となります。

現在、「サンデーモーニング」のスポーツコーナーを見る人たちは「あっぱれ」や「喝」と斬っていくのを楽しみにしている人などほとんどいません。多くは「今週は張本がどんな的外れなことを言うか」と、手ぐすねを引いて待っている状態です。それが証拠に日曜日の昼過ぎには張本の発言内容がネットニュースに挙がります。そして、それを見た人がご丁寧に自身のフェイスブックなどでシェアして拡散するのです。

スピードワゴンの小沢が「今は他人のミス待ち。そんな生き方、ハッピー?」と言っていましたが、みなハッピーらしく、日曜日を中心に張本批判は止まりません。

こういった批判は当然、本人も知っているようで、番組では「また私が言うと、いろいろ言われるかもしれないけど」と前置きするのを何度か見たことがあります。バッサ、バッサと斬っていく人が守りに入ってしまっているわけです。持ち味半減です。

また相棒は大沢親分死去後は週替わりでいろんな人が来ます(プロ野球OBが多い)が、完全に逃げ腰で、当たり障りのないことを言って、バッシングされないように努めています。

私も張本の発言すべてを、肯定はしていません。スポーツコーナーのコメンテーターでありながら、発言に好き嫌いがにじみ出ているからです。例えば昨年、イングランドのプレミアリーグでレスターが世紀の番狂わせとも言える優勝を飾り、その一員に日本人の岡崎がいながら、「よその国のことだから、関係ない」と言ったのには空いた口が塞がりませんでした。

この他にも「コメンテーターとしてはいかがなものか?」という発言はありますが…

このまま、続けていても張本からすればメリットは何一つないでしょう。
私は降板を薦めますが、そんなことは微塵も考えていないんじゃないんですかね。
人間は他人の声を気にするものですが、これだけバッシングされても懲りずに出演を続ける神経の図太さはなかなかスゴイと少し褒めておきましょう。


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