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基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

野球がオリンピックで復活も喜べない訳

2016-09-08 22:51:48 | 野球
2020年の東京オリンピックで野球・ソフトボールが正式種目に復帰することが決まりました。(ずいぶん前の話ですが…)

球界は盛り上がっているようですが、私は素直に喜んでいないし、むしろ復帰することには否定的です。

皆さんはご存知でしょうか?
野球・ソフトボールの東京オリンピックでの出場国数を…。

正解はたったの「6」です。

五輪憲章では団体競技は8以上12未満としているにも関わらずです。つまり参加国の半分はメダル獲得ということになります。「参加国がたったの6では大会の権威が損なわれる」という意見も出ています。そして参加国数「6」という事実はあまり世に知られていません。私も読売新聞の社説を読んで知りました。都合の悪い情報はなるべく公開しないということなのでしょう。

ではなぜ参加国数はわずか「6」なのでしょうか?

追加競技は東京五輪から取り入れられる仕組みだ。五輪への立候補都市が減っていることに危機感を抱いた国際オリンピック委員会(IOC)が、開催都市に与えられるメリットとして導入された。開催都市は実施したい競技・種目を提案できるが、その総選手数は500人と条件がつく。

野球は1チーム24人、ソフトボールは15人。五輪憲章に沿って8チームずつだと計312人になり、これに空手を加えると400人近くになる計算だ。

どうしても野球・ソフトボールを復活させたかった組織委は、IOCの意向を汲んで、若者に人気があり、テレビ映えするスケートボード、サーフィン、スポーツクライミングも提案。野球とソフトボールのチーム数を6に減らして、これら3競技の選手数の枠を確保した形だ。

(記事を引用しました)

これを読むと、野球はいわゆる「開催国枠」みたいなもので、東京五輪後は再び廃止になる可能性があります。そのように中途半端に復活しても意味があるとは思えません。

東京五輪では期間中、日本のプロ野球は中断することが既定路線ですが、メジャーリーグは中断しないでしょう。(ちなみにバスケが毎回NBAのオールスターを派遣できるのは、オリンピック期間中はオフシーズンのためです)
参加国数がわずか「6」、メジャー不参加の大会など、世界最高峰の大会とはとても言えません。

それならば2006年に第1回大会が行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)をより魅力的な大会にするほうが先決です。この大会には、まだまだ課題が山積みですからね。選手の派遣に非協力的なチーム、出場しないように圧力をかけるチーム、決勝の舞台は相も変わらずアメリカなどなど。

そもそもオリンピックはアマチュアのもので、大金を稼ぐプロが参加するのはどうかと思います。
錦織選手も五輪での金メダルよりも、世界4大大会(全豪・全米・全仏・全英)の優勝を望んでいると思いますしね。


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