巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

思い出深いトレード(大久保⇔中尾)

2015-06-11 22:27:42 | 巨人
巨人がシーズン中にトレードを敢行したのは周知の通りだが、この時期のトレードで思い出に残っているのは今から23年前に西武から大久保博元(現楽天監督)を獲得したことである。ちなみに西武に行ったのは中尾孝義。

大久保は西武にドラフト1位で入団するも、捕手には絶対的レギュラーの伊東勤(現ロッテ監督)がいたことで出番は少なかった。また守備面で不安(特にキャッチング)があり、捕手出身で守りの野球をする森監督の構想からは完全に外れていた。このまま西武にいては活躍できないと当時のGM的な地位にあった根本陸夫氏はトレードに動いたという。

この年の巨人は開幕から絶不調。最下位をウヨウヨし、藤田監督の休養説まで浮上する有り様だったが、大久保を獲得したことでチームが一気に好調となった。藤田監督は守備面には目をつむり、出場機会を与えると、大活躍。前半戦終了までに打率3割、12本のホームランを放ち首位浮上の立役者となった。

前半戦が終わった後に行われるオールスターにも出場。その年の春先は出場機会がなく2軍でくすぶっていた選手とは思えない快挙だ。あまりの活躍ぶりに球団から2000万円のボーナスが支給されたくらいである。シーズン中のボーナス支給。後にも先にも聞いたことがない。

結局、優勝は逃したが、この年の彼の活躍ぶりは今でも巨人ファンの脳裏に焼き付いている。
大久保も出場機会を与えてくれた藤田監督には恩義を感じており、亡くなった時には号泣したという。
今では同じ監督の地位になったわけだが、手本としているのは藤田監督であるに違いない。




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2 コメント

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すいません、また突っ込みます (kobby)
2015-06-12 23:59:12
このトレード、西武ファンの私はもちろん覚えています。トレードで大久保が他チームに行った方が本人のためというのは理解できましたが、代わりに獲得した「中尾孝義」が全盛期を過ぎていてほとんど活躍できなかったので、西武にとっては失敗トレードだった印象です。昔の選手はインターネットに載っていないこともありますが、中尾捕手の記事は載っていました。そこで、名前が「中尾孝義」と確認できました。
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訂正させていただきました (kobbyさんへ)
2015-06-13 20:34:39
いやあ~、お恥ずかしい。
中尾の名前を間違えて「明義」と書いてしまいました。訂正させていただきました。
中尾は88年のオフに西本聖とのトレードで巨人に加入しました。このトレードは双方が新天地で活躍するという稀なケースでした。せっかくですので、あとでブログで書こうと思います。
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