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MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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木下街道

2006-05-18 | 北総監獄
MAKIKYUは昨日布佐駅から宇都宮の方へ出掛けたのですが、現在住んでいる、というより幽閉されている北総監獄(=千葉ニュータウン)から布佐は決して近いとは言えません。

監獄の北側には木下[Kioroshi]街道が通っており、この道を道なりに進むと木下、そして途中で左に曲がると市境を越えて我孫子市の布佐で、距離はどちらも6㎞~7㎞位。 JR成田線を利用する用事がある時や木下の手前(大森)にある市役所に用事がある時等にこの木下街道を利用しますが、徒歩ではとても行く気になれない距離です。
(歩くと100分位。MAKIKYUも一度だけ歩いた事がありますがオススメできません)

自家用車を使えればそう大した距離ではないですが、路線バスも少なく、木下駅までは一日10往復程度(木下駅~白井車庫、一部は更に白井駅まで)運行されていますが、昼間は2時間も間隔が空きます。

その上前は専ら中型車が使われていましたが、これでも持て余すのか最近は小型車が用いられる事も多く、時にはマイクロバスも見かける惨状です。

しかも乗車時間は15分にも満たない割に運賃が片道380円と高く、積極的に使おうという類のモノではありません。

この他印西市のふれあいバス(コミュニティバス)もあり、これだと200円均一ですが、本数が少なく昼間しか運行していない上に駅の手前しか止まらず、経路も大回りなので使い物になりません。

このバスも前は中型車が走っている事もありましたが、使い勝手が悪く路線バス以上に乗客がいない(いつもお客様は空気ばかり)状況で、最近は居住性の悪いマイクロバスが主流を占めています。

それでも路線バスが走っているだけマシなのかも知れませんが、バスは木下方面だけで、布佐へ抜ける場合は木下でJRに乗り換え(1駅)となります。

という有様ですので、MAKIKYUは昨日布佐駅まで自転車で出向きましたが、片道30分はかかる上に、途中の木下街道は道路状況が悪く、狭い・段差は多い・大型車の通行が多いと来ており、その上帰りは夜で暗く街灯も少ない上に雨も降っていたので容易ではありません。

年に数度ならこれでもまだ許容範囲ですが、こんな所を毎日となると想像するだけで恐ろしく、布佐の場合は自転車の代わりとなる直接の代替公共交通手段もないので、北総監獄における公共交通の脆弱さを再認識させられると共に、毎日こんな所を通学などで通らなければならない方々が気の毒に感じられます。

北総監獄の酷さは有名な鉄道だけではありません。公共交通全体が呪縛となっており、いくら住んでも都ではありません。

それでも興味がある方は、是非木下街道を自転車かバスで通られる事をオススメします。 (画像のバスは別系統ですが、木下~白井車庫にもこのタイプが出没します)