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北総監獄

2006-05-09 | 北総監獄
当ページの主MAKIKYUは神奈川県の小田急沿線生まれですが、人生の歯車が狂ったのか現在は首都圏の片隅の辺鄙な場所に幽閉されています。

しかもこの辺鄙な地で過ごしている期間の方が長いのですが、何年いてもこの地を好きにはなれません。

「住めば都」という言葉が何処かにあるようですが、この辺鄙な地にその言葉は当てはまらない様で、MAKIKYUはこの土地の事を「北総監獄」と呼んでいます。
(どうやら「千葉ニュータウン」と言う名称があり、多摩・港北と並ぶ首都圏3大ニュータウンとか言われますが、多摩や港北とは雲泥の差があります)

この地は住むというより、「幽閉」と言った言葉の方が相応しく、また監獄に収監されているといっても過言ではありません。

その最たる要因と言えるのが、鉄道運賃のあまりの高さで、現在の最寄り駅までは徒歩で20分程ですが、ここから隣の駅まで切符を買おうとすると、大人1名様300円!

駅間も多少長いとはいえ4㎞、自転車で20分程の距離でこの運賃はあまりに高過ぎます。

この事を他所の方に話すと皆驚きますが、神奈川辺りで「県内某市の地下鉄が安い」なんて話をすると呆れられます。

まあそれだけここの鉄道運賃が異常なのであって、この発言は北総監獄収監期間が長期に渡った事による重度の神経・感覚障害の表れなのかも知れません。
(そのせいか地方の第3セクター鉄道に乗っても、意外と安いな…と感じる事がよくあります)

しかもこの北総監獄のタチの悪さは、エリア内の鉄道がこの異常に高い路線一本しかなく、路線バスも不便で使い物にならない公共交通の不毛地帯である上に、沿線に何もない所ばかりなので、複数の路線を利用しなければ何処へも出掛けられないなど、極端に悪い状況が複合している事が特徴です。

都心までは電車一本(電車は4社局線にまたがって直通運転をしています)、それも1時間足らずであるにも関らず、片道の交通費が夏目様や野口様一人では手に負えない有様です。

マイカー族や会社から通勤定期が支給されるサラリーマン本人はまだしも、その家族等で車を運転できない人や、通勤交通費の支給額制限のある人、それに公共交通の愛好者にとっては地獄以外の何物でもありません。

こんな所に長く幽閉されるのは嫌なものですが、もうしばらく我慢の日々が続きそうです。

「鉄道の あまりの高さ 耐えかねて みんな離れる 北総の街」←北総監獄収監者の嘆き