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連接バス(2)-TwinLiner

2006-05-16 | 小田急グループ
少し前に千葉市(幕張)の連接バスの件について触れましたので、今日は首都圏でもう1つの連接バス・TwinLinerについて触れる事にします。

このバスは神奈川県ではお馴染みの神奈川中央交通(神奈中)が「TwinLiner」の名称で藤沢市の湘南台駅~慶応大学(SFC:湘南藤沢キャンパス)間を運行しており、使用されている車両もドイツから輸入されたノンステップ車両(日本でノンステップの連接バスはここが唯一)を使用している事が特徴です。
(幕張の連接バスは下回りこそVOLVOですが、車体は国産の富士重工製です)

その為車内も日本の既存のバスとは大きく異なり、まるで海外にでも出掛けたかの様な気分にさせられるバスで、また幕張の連接バスは既存の路線バスと同じ塗装(茜浜車庫の車両限定の塗装ですが)であるのに対し、このバスは赤一色に塗られており、他のバスとの違いは一目瞭然です。

街中を走っている姿は幕張の連接バス以上にインパクトがあり、神奈中もこのバスに対しては相当力を入れている様ですが、同社で発売されるバス共通カードでも、最近この車両のデザインのモノが幾つか発売され、また広告物などでも盛んに利用されています。

MAKIKYUもノンステップの連接バス自体、TwinLiner以外では韓国ソウルで一回乗車しただけであり、少なくとも日本では非常に貴重な車両ですので、湘南台へ行く事があるならば是非一度乗車したい車両です。

しかしこのバスは主に慶応大学(及び付属中学・高校)への関係者輸送が主な任務という事もあり、運行は主に平日の朝夕、それも湘南台駅~慶応大学間を急行運転の便に限って運行され(普通便は従来車使用)、休日は全て運休であるため乗車の際は注意が必要です。

またTwinLinerが運行される湘南台駅~慶応大学間の路線ではPTPS(公共交通優先システム)が導入され、また慶応大学以遠への小型車両(ふじみ号)による支線バスの運行(慶応大学で乗り継ぎ)が行われている事も特徴です。