みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

アルツハイマー新予防

2012-09-28 07:43:26 | 老年病科
まさかコイツが原因!? アルツハイマー新予防

要点
インスリンが多い人は?
2型糖尿病の初期段階や糖尿病予備軍の人たち
インスリンの分泌には個人差があるが、2型糖尿病の初期や糖尿病予備軍は、インスリンを分泌するすい臓がまだまだ元気な人が多い。
その上で高血糖なのでインスリンが大量に分泌されている。

肥満の人
脂肪からインスリンの効きを悪くする物質が出てくるので、血糖を処理するために大量のインスリンが必要になってしまう。

運動不足 筋肉不足
血糖は筋肉で処理されるが、運動不足で消費されなかったり、そもそも筋肉が少ないと血糖が処理される場所が少ないので高血糖気味になり、それに対応してインスリンも多く分泌されてしまう。


軽度認知障害の人たちが行っていた認知症予防
料理
献立は何にするか?
材料は何がどれくらい必要か?
買い足す材料は何か?
どう切るのか?
どの道具でどう料理するのか?
味付けはどうするか?
などなど料理は意外と長時間に渡って様々なことに頭を使い続ける。

短時間の昼寝
30分以内の昼寝は認知症予防に効果があるとの報告がある。
長時間眠ってしまうと 夜の睡眠の妨げになり逆効果になってしまう。

有酸素運動
体操やジョギングなど有酸素運動は脳を活性化させる。
誰でもできる軽い運動でも脳は活性化するので無理をする必要は無く、楽しく継続させることがコツ。



インスリンの量をはかる血液検査は、一般的に健康な方がはかる必要はない。
また、その数値で将来アルツハイマー病になりやすいかどうか判断できるものでもない。
太っておらず、血糖値も正常、一日中絶えず食べたり飲んだりしていなければ、インスリンが多すぎるということを過剰に心配する必要はない。
アミロイドβを映す脳画像の検査は現在、研究として行われているものがほとんどで、一般的には受けることはできない。


http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120926.html


出典 NHK総合テレビ「ためしてガッテン」2012.9.26
版権 日本放送協会


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする