O型以外の血液型では、O型よりも心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクが高いという論文が、「動脈硬化、血栓症、血管生物学」誌に公表された。
冠動脈疾患の発生率は、血液型がO型の場合と比べて、A型では1.08倍、B型では1.11倍、AB型では1.20倍高かった。
- O型以外の血液型では、冠動脈を詰まらせる血栓の形成に関係する物質の血中濃度が、O型と比べて約25%高い。
- A型では、動脈硬化につながる総コレステロールやLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の血中濃度が高い。
- 血液型により、血管の炎症に関係するたんぱく質の血中濃度が異なる。
ABO Blood Group and Risk of Coronary Heart Disease in Two Prospective Cohort Studies
http://m.atvb.ahajournals.org/content/early/2012/08/14/ATVBAHA.112.248757.abstract
<参考>
冠動脈疾患、血液型によってリスクが違う可能性も
https://aspara.asahi.com/blog/medicalreport/entry/RgV7MYXkHG