みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

コケイン症候群

2013-12-17 23:37:37 | 小児科
・転写共役修復の欠損によりおこる。
・患者の平均寿命は10歳代後半から20歳代前半とされている。転写共役修復の欠損によりおこる。
・2歳から4歳までの段階にて、成長の遅延や発育障害が起こり、知能の発達はその時点で止まり、網膜色素変性や聴力障害など老人性変化が生じる。
・皮膚は光過敏性の皮膚炎を生じ、末梢神経障害の他、目には視神経萎縮、白内障、角膜混濁などがみられる[1]。


<参考>
コケイン症候群
http://ja.wikipedia.org/wiki/コケイン症候群

コケイン症候群
http://www.jpcsnet.com/cockwhat1.html


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4種ワクチン接種後に死亡 男児、他ワクチンも同時

2013-03-13 07:12:10 | 小児科
厚生労働省は11日、昨年11月に定期接種が始まった不活化ポリオ(小児まひ)、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の4種混合ワクチンと他のワクチンの同時接種を受けた男児の死亡例が報告されたと明らかにした。
4種混合ワクチン接種後の死亡例としては初めて。
同省が詳しい経過など情報収集を進める。

■厚労省によると、死亡したのは生後6カ月未満の男児。
今月上旬に4種混合ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ菌b型ワクチン、ロタワクチンの同時接種を受けた後、死亡した。
医療機関から6日に報告があったという。

■4種混合ワクチンは従来のジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合に不活化ポリオを加えたもので、標準で生後3カ月から1歳までに3回と、3回目の接種後1年~1年半の間にさらに1回追加接種する。

共同通信社 2013.3.12


<私的コメント>
当院では4種混合ワクチンもロタワクチンも接種の経験がありません。
予防接種で死亡したのでは悔やんでも悔やみ切れません。
今後の詳しい報道が待たれます。
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BCG予防接種の対象年齢を延長

2012-11-16 06:27:08 | 小児科
BCG予防接種、対象年齢を1歳未満に 厚労省

厚生労働省は14日、結核予防のためのBCGワクチンの定期予防接種について、対象年齢を現行の「生後6カ月未満まで」から「1歳未満まで」に拡大する方針を決めた。

■標準的な接種期間は「生後5カ月~8カ月未満」とする。
接種後に関節が腫れて痛む骨炎や骨髄炎の副反応の報告が増えており、接種時期を遅らせ発症抑制を狙う。
早ければ来年度から実施する。

■長期間の病気治療で対象年齢で定期予防接種を受けられなかった場合、治療終了などから2年以内なら接種を受けられるようにすることも了承された。

■BCGを巡っては、小児への予防効果を高めるため、2005年度に対象を「4歳未満」から「生後6カ月未満」に引き下げた後、骨炎などの発症が増えた。多くの乳児は生後3、4カ月で接種を受けており、発症増加との関係が否定できないと判断された。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1402F_U2A111C1CR8000/
出典 日経新聞・Web刊 2012.11.14
版権 日経新聞社
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日本脳炎ワクチン、接種中止必要なし

2012-11-01 07:50:12 | 小児科
日本脳炎ワクチン、接種中止必要なし 死亡例受け専門委

日本脳炎の予防接種を受けた子どもが7月と10月に死亡した問題で、安全性や死亡との因果関係を評価する専門家委員会が31日開かれ、「ただちに接種を中止する必要はない」などとする見解で一致した。
このワクチンは2009年6月から販売され、死亡例の評価は今回が初めて。


■厚生労働省によると、7月に死亡したのは5歳以上9歳未満の子ども。
予防接種から2日後に発熱、けいれんを繰り返し、急性脳症と診断。
接種から7日後に死亡した。
このケースについては「否定できるだけの証拠がない」「因果関係を否定はできないが薄い」などの意見が出され、「ワクチン接種との関連は不明で、引き続き検討する」との扱いになった。

■一方、10月17日に死亡した岐阜県の10歳男児は接種5分後に心肺停止。救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。
このケースについては、生まれつきの広汎性発達障害のため服用している薬で起こる心臓の異常に加え、接種の強い痛みが重なり心停止を起こした可能性が指摘された。
「接種行為と関係する可能性はあるが少なくともワクチンとは関係がない」などの意見が出て、「ワクチンそのものとの関連は低い」とし、ほかの要因についての検討をさらに続けることになった。

これまでに1千万回以上使われて、死亡例の報告は今年7月の事例が初めて。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201210310210.html

出典 朝日新聞・apital 2012.10.31
版権 朝日新聞社
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不活化ポリオワクチン

2012-10-19 07:53:27 | 小児科
ポリオ「不活化ワクチン」切り替え

定期の予防接種で使われているポリオの予防ワクチンが、9月1日から「不活化ワクチン」に切り替えられました。
子どもが生まれた時期や切り替え前の接種状況に応じて、対応が異なり、仕組みも複雑です。

国内の患者数
1960年に大流行し、北海道を中心に患者は5000人を超えました。しかし63年には定期接種が始まり、その効果でポリオに自然感染してまひの後遺症が表れた患者は、80年に1人確認されたのを最後に現在まで30年以上いません

生ワクチンから不活化ワクチンの注射に切り替えられた理由
生ワクチンによる後遺症は、年に数人は発症するとされており、国内では2010年度までの10年間で、生ワクチンによる後遺症が15人にあったと国が認定しています。

接種回数も変わる
生ワクチンは2回でしたが、不活化ワクチンは4回です。
例えば、9月以前に生ワクチンを既に1回接種した人は不活化ワクチンを3回接種して合計して4回とする必要があります。
11月からは、3種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風)も含めて作られた4種混合ワクチンが接種できるようになる予定です。
対象は、この時期に接種年齢(生後3か月)を迎える8月以降に生まれる子どもです。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=65276

2012年9月23日 読売新聞
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赤ちゃんの肌、夏の暑さに要注意

2012-08-01 07:29:03 | 小児科
誤ったケアは逆効果 赤ちゃんの肌、夏の暑さに要注意

■夏に赤ちゃんの健康な肌を保つには温度調整、清潔さなどに加えて、バランスのとれた食事も大切になる。

■赤ちゃんは代謝活動が活発で体温が高いため、汗をどんどん出して熱を逃そうとしている。
手足の先が冷たいくらいがちょうどよい。
赤ちゃんがいる場合はエアコンの使用を控えるべきでない。

■赤ちゃんの肌はとてもデリケートだ。
表皮の厚さは大人の半分の0.1ミリメートル程度しかない。
もっとも外側の皮脂やその下の角層には細菌やほこりが入るのを防ぐ「バリアー機能」がある。
角層内のセラミドと呼ばれる脂質や保湿成分が汗などと一緒に流れると、同機能は失われる。

■短時間、湯につかっただけでもこうした成分は流出するので、風呂の後はしっかりと保湿用ローションを塗る必要がある。
バリアー機能が失われると細菌などが入って炎症を起こすことがある。

■一晩寝たあとの赤ちゃんは汗やよだれ、鼻水、涙などが顔や手足に付いている。
起きたら柔らかいウエットシートなどを使って、印鑑をしっかりと押すときの要領で力を加えて汚れをとる。
こすったりぬぐったりするとすぐに表皮が壊れるので注意が必要だ。

■せっけんは積極的に使う。
せっけんできれいにしないと汚れや細菌の影響で、悪化の恐れもある。
普通の固形せっけんで十分だが少量を十分に泡立て、手でやさしく洗う。
その後、洗い残しがないようにお湯で流す。

■良質なたんぱく質や繊維などを含む様々な食品をバランスよく摂取することが、健康な肌を維持するのに役立つ。
具体的には豆、ごま、卵、牛乳(乳)、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋などがオススメという。これらの頭文字をとって「まごたちは(わ)やさしい、と覚えておくとよい」

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO44268510Y2A720C1MZ4001/

出典 日経新聞・Web刊 2012.7.29
版権 日経新聞社




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乳幼児の予防接種が拡大

2012-07-05 06:55:37 | 小児科
乳幼児の予防接種が拡大 スケジュール作りに苦労 同時接種、分かれる見解
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO43092360Y2A620C1NNSP01/
(ログインが必要です)
■予防接種のスケジュール管理が難しくなっている。
それは、厚生労働省が2007年以降、0歳時から接種できる「ヒブ」「小児用肺炎球菌」「ロタウイルス」などのワクチンを次々と承認したためだ。
これらは一定の間隔を空けて2~4回接種する必要がある。

■乳幼児の予防接種を巡っては、昨年春、複数のワクチンを同時接種した乳幼児の死亡例が相次いで明らかになり、厚労省が一部の予防接種を見合わせる事態に発展。
結果的に「明確な因果関係は認められない」として、1カ月後に再開した経緯がある。

■こうした混乱を受け、同時接種に懐疑的な小児科医や保護者もいる。

■NPO法人の「VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子供を守ろうの会」(東京・中央)はインターネットを使ってスケジュールを作成できる仕組みを一般公開している。
昨年12月にはNTTドコモと共同で、日程管理ができるスマートフォン向けのアプリを開発し、無料で公開。
子供が生まれた日付を入力すれば、いつまでにどのワクチンを接種すべきかを自動的に表示してくれる仕組みだ。

■国立感染症研究所感染症情報センターも「0~6歳」「小学生~高校生」「20歳未満」など、世代に応じた接種スケジュールをホームページで公開している。

■厚労省は5月、ヒブと小児用肺炎球菌のワクチンを13年4月から原則無料にすることを決めた。
さらに、ロタウイルスやB型肝炎についても、公費助成の検討を始めている。

出典 日経新聞・夕刊 2012.6.28
版権 日経新聞社




2012.7.3撮影
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