心筋梗塞の合併症、高血糖で発症しやすく 循環器病センター
■国立循環器病研究センターは2014年5月29日、急性の心筋梗塞を発症した際、血糖値が高いほど合併症である急性腎障害にかかる割合が高いという研究成果を発表した。
血糖値が最も高いグループは、最も低いグループに比べて合併症の発症頻度が4倍ほど高かった。
心筋梗塞を治療した後、患者が重症化するのを防ぐのに役立ちそうだ。
■心筋梗塞を起こすと糖尿病でないにもかかわらず高血糖になる人がいるため、血糖値の値を4グループに分けて、急性腎障害の発生頻度と比較した。
その結果、健常な人と同じ値の患者は発生率が7%だったが、血糖値が高まるにつれて発生率が高くなり、最も高いグループは28%だった。
■心筋梗塞の合併症で急性腎障害を起こすと、死亡率は8倍近く高まることも分かった。
合併症がない患者が入院中に死亡する割合は3%だったが、急性腎障害が出ると25%になった。
出典 日経新聞・朝刊 2014.5.30
版権 日経新聞社
<私的コメント>
高血糖=糖尿病ではありません。
心筋梗塞による胸痛などのストレスで一過性に血糖が上昇することがあるからです。
手術などで同様のことが起こることは有名な話です。
この過程にはカテコラミンの関与が考えられます。
今回の研究で糖尿病(つまり、入院前かた糖尿病の診断を受けていた場合)と非糖尿病を分けているかは記事を読んだかぎりでは分かりません。
従来の報告では心筋梗塞の重症度との関係が検討されることが多かったのですが、急性腎障害(AKI)に注目したところがユニークです。
しかし、心筋梗塞の合併症の合併症としての急性腎障害の合併頻度はあまり多いとは(少なくとも私には)思えません。
■国立循環器病研究センターは2014年5月29日、急性の心筋梗塞を発症した際、血糖値が高いほど合併症である急性腎障害にかかる割合が高いという研究成果を発表した。
血糖値が最も高いグループは、最も低いグループに比べて合併症の発症頻度が4倍ほど高かった。
心筋梗塞を治療した後、患者が重症化するのを防ぐのに役立ちそうだ。
■心筋梗塞を起こすと糖尿病でないにもかかわらず高血糖になる人がいるため、血糖値の値を4グループに分けて、急性腎障害の発生頻度と比較した。
その結果、健常な人と同じ値の患者は発生率が7%だったが、血糖値が高まるにつれて発生率が高くなり、最も高いグループは28%だった。
■心筋梗塞の合併症で急性腎障害を起こすと、死亡率は8倍近く高まることも分かった。
合併症がない患者が入院中に死亡する割合は3%だったが、急性腎障害が出ると25%になった。
出典 日経新聞・朝刊 2014.5.30
版権 日経新聞社
<私的コメント>
高血糖=糖尿病ではありません。
心筋梗塞による胸痛などのストレスで一過性に血糖が上昇することがあるからです。
手術などで同様のことが起こることは有名な話です。
この過程にはカテコラミンの関与が考えられます。
今回の研究で糖尿病(つまり、入院前かた糖尿病の診断を受けていた場合)と非糖尿病を分けているかは記事を読んだかぎりでは分かりません。
従来の報告では心筋梗塞の重症度との関係が検討されることが多かったのですが、急性腎障害(AKI)に注目したところがユニークです。
しかし、心筋梗塞の合併症の合併症としての急性腎障害の合併頻度はあまり多いとは(少なくとも私には)思えません。