みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

理不尽な過度な要求はご遠慮ください

2021-02-19 22:43:29 | 健康・病気
ごく最近も、同様な経験をしました。
ご主人が新型コロナのPCRを希望され来院。
結果は、すぐに出ない旨をしっかり説明したはずなのに、奥様から「バイトの都合があるから早く結果を知りたい」という再三の電話を受けました。
上記の「口コミ」とまったく同じ内容であることに驚きました。

「口コミ」では男性でしたが、ことの発端はお子さんの幼稚園の都合があるから結果を早く知りたい、という奥さんの要求でした。

こういったことは、特に若い女性に目立つ傾向のようですが、「自分勝手(自己中心)」「わがまま」「自分が100%正しい(実際は間違っている)」といった若い方の「幼児化」が気になる昨今です。

患者さんに迎合する開業医が多くなり、患者さん(クライアント)が益々クレーマー化しています。
医者も増え、リスペクトの気持ちもなくなり、口コミの内容をみると完全に「お店」感覚となっています。
こういった口コミは1回限りの受診の方ばかりで「出会い頭の衝突事故」みたいなものです。
特にGoogleは反論の余地もなく、「口コミ取り消し業者」が数十万円をとって繁盛する状況です。
(「評価」のよい先生は利用しているかも知れません。嫌な世の中になりました)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冠動脈疾患、血液型によってリスクが違う可能性も

2012-09-19 18:02:29 | 健康・病気

O型以外の血液型では、O型よりも心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクが高いという論文が、「動脈硬化、血栓症、血管生物学」誌に公表された。

冠動脈疾患の発生率は、血液型がO型の場合と比べて、A型では1.08倍、B型では1.11倍、AB型では1.20倍高かった。

  • O型以外の血液型では、冠動脈を詰まらせる血栓の形成に関係する物質の血中濃度が、O型と比べて約25%高い。
  • A型では、動脈硬化につながる総コレステロールやLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の血中濃度が高い。
  • 血液型により、血管の炎症に関係するたんぱく質の血中濃度が異なる。



ABO Blood Group and Risk of Coronary Heart Disease in Two Prospective Cohort Studies
http://m.atvb.ahajournals.org/content/early/2012/08/14/ATVBAHA.112.248757.abstract

<参考>
冠動脈疾患、血液型によってリスクが違う可能性も

https://aspara.asahi.com/blog/medicalreport/entry/RgV7MYXkHG

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする