金属原因のアトピー性皮膚炎、血中細胞が関与 京大
京都大の椛島健治准教授らは、金属や漆が原因で起きるアトピー性皮膚炎に、血中の細胞が関与していることを、遺伝子操作したマウスを使った実験で解明した。
現状では難しい根本治療に道を開く成果としている。
■アトピー性皮膚炎は皮膚の表面で異物の侵入を防ぐ働きが低下したり、免疫の機能に異常が起きたりして発症する。
免疫機能に異常を起こす原因には金属のほか、ダニやほこりがある。
今回解明したタイプは、数百万人いるとされるアトピー性皮膚炎の患者のうち2割程度を占める。
■研究グループは、血中に含まれ免疫に関係する「好塩基球」という細胞に注目。
遺伝子操作で好塩基球が血中にないマウスをつくり、アトピー性皮膚炎を発症するよう化学物質を耳に塗って観察した。
■その結果、通常よりも皮膚の炎症が小さくなり、好塩基球が病気の原因だと結論づけた。
好塩基球の働きを抑えれば、病気の発症が避けられる可能性があるという。
<私的コメント>
一般的に、アレルギーには好酸球が関与しています。
「好塩基球が関与」ということが目新しい点なのでしょうか。
京都大の椛島健治准教授らは、金属や漆が原因で起きるアトピー性皮膚炎に、血中の細胞が関与していることを、遺伝子操作したマウスを使った実験で解明した。
現状では難しい根本治療に道を開く成果としている。
■アトピー性皮膚炎は皮膚の表面で異物の侵入を防ぐ働きが低下したり、免疫の機能に異常が起きたりして発症する。
免疫機能に異常を起こす原因には金属のほか、ダニやほこりがある。
今回解明したタイプは、数百万人いるとされるアトピー性皮膚炎の患者のうち2割程度を占める。
■研究グループは、血中に含まれ免疫に関係する「好塩基球」という細胞に注目。
遺伝子操作で好塩基球が血中にないマウスをつくり、アトピー性皮膚炎を発症するよう化学物質を耳に塗って観察した。
■その結果、通常よりも皮膚の炎症が小さくなり、好塩基球が病気の原因だと結論づけた。
好塩基球の働きを抑えれば、病気の発症が避けられる可能性があるという。
<私的コメント>
一般的に、アレルギーには好酸球が関与しています。
「好塩基球が関与」ということが目新しい点なのでしょうか。