この作品は、おそらくタイトルから想像されることとは違うのではないかと思う。おそらくかなりエロいことを想像する人が多いと思う。確かにエロいのはエロいのだが、それ以上に笑ってしまうのだ。
ある学校でエロいことをすると、パンツが脱げなくなるという呪いにかかるという。パンツが脱げないと、何が困るかと言うと、出すものが出せなくなるのだ。解呪の右手を持つ主人公の高校生・神手英心は、その呪いを解き、パンツを脱がすことができるのである。脱がしたパンツはどうするかというと、英心の家が神社をやっているので、御払いをするらしい。
しかし、パンツが脱げなくなったら、液体の場合はおもらしすればいいが、固体の場合はどうするんだろう? 出したものをパンツの中にそのままにしておかないといけない。臭気もすごいと思う。
でも、この学校、エロいことを学校でやる女子が多すぎると思う。それも生徒から先生(正確には教生だが)まで。君たち、学校に何をやりに行っているんだと、小一時間正座させて説教したい(笑)。この巻の最後に英心と何か因縁のありそうな女の子が出てきた。「神手家を滅ぼす」なんてぶっそうなことを言っていたが、この後どう展開するのだろう。
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※初出は「風竜胆の書評」です。